第三回農業倶楽部実施
初心者向けの農業体験プログラム・農業倶楽部の第三回が実施されました。
前回から2週間しか時間が空いておらず、ちょっとインターバル短めでしたが、前回同様、結構、やることだらけだったように思います。
今回のプログラムは、こんな感じでした。
大豆の種まきは、まずはひもで直線を測り、そこに足跡をつけて、25cm間隔で2粒ずつの大豆を埋めていきます。
大豆の苗を植える場合は、そんなに気にしなくてもいいのですが、大豆そのものを直播きするときは、少し注意が必要です。
大豆は芽を出すときに、豆の部分を地上に出して、そこから双葉が現れます。しかし、この地上に出た豆の部分が、鳥の餌になってしまうのです。
ということで、今回は直播きをしたので、鳥からの被害を守るべく「防鳥糸」というのを張りました。
ただし、上掲サイトにあるような、しっかりした囲いをするわけではなく、大豆を蒔いたラインの真上に一本、防鳥糸を張るだけです。
それほど難しい作業ではないですし、簡単な仕組みでもあります。これで、どれくらい被害を防げるのかな???
ちょっと見守ってみたいと思います。
続いて、トウモロコシの定植です。
こちらは、セルトレイに種まきをして発芽させたトウモロコシの苗を、畑に植えていく作業になります。
上の写真で、左側にみえるのは、別の方が育てているトウモロコシです。このあたりの地域では、既にシーズンに向けて、着々と育っています。
はてさて、農業倶楽部で植えたトウモロコシはうまく育つかな?!
ちなみに、とある参加者からは、「この苗ひとつで、どれだけのトウモロコシができるんですか?」という質問があったそうです。
基本的には、1つの苗に1本のトウモロコシです。
先日のニンジンの種まきのときもそうでしたが、ひとつの野菜ができるのにかかる手間を考えると、スーパーで売られている野菜の価格の異常さに気づかれるようです。
知っている人からしたら、滑稽にみえるかもしれませんが、こういうことを体感するのも、初心者向けプログラムである農業倶楽部のよいところかもしれません。
続いて行ったのが、ニンジンの雑草取りです。
こちらは、作業に追われて、写真を撮り忘れましたが、芽が出てきた当初は、とても小さくて頼りなかったニンジンが、だいぶ立派になってくれていました。
まだまだ、雑草との競争は続きそうではあるものの、もうしばらくしたら、雑草にも負けないくらい、大きく育ってくれるように思います。
そして最後が、トマトの脇芽かきとアーチパイプの組み立てです。
トマトの脇芽かきについては、こちらに詳細があります。
養分がうまくトマトの実に届くように、途中の脇芽を摘んでしまうという措置をします。トマトの栽培は、今、私もやっているところなので、このあたりは、あらためて勉強させていただきました。
そして、アーチパイプの組み立てですが、ここで有意義だったのが、アーチパイプから下に伸ばしたひもの縛り方です。
アーチパイプから垂らしたひもは、トマトの主枝に括りつけます。このとき、きっちり縛ってしまうのではなく、少し「遊び」がある状態で結ぶのです。
ここで使われたのが、「もやい結び」というものでした。
このあたりは元自衛隊の農業リーダー・軍曹殿の十八番かもしれません。
「もやい結び」の方法は、上に紹介したページの通りなのですが、これをみただけで、すぐにできるようになるのは、結構、大変だと思います。私も初めてだったので、横で一緒に試してみながら、何とかできるようになりました。
家庭菜園などでは、一般的に支柱を立てて、そこにトマトを縛るというようなことをするケースも多いと思います。ただ、それだと結構、コストもかかってしまうため、多くの苗をやろうとすると、どうしてもお金がかさんでしまいます。
そういう意味で、たくさんのトマトを栽培するのであれば、アーチパイプを作って、そこからひもを垂らしてやる方法の方が経済的だし、アーチパイプの雨よけ効果も期待できるので、この方法の方が合理的ということのようです。
今年は、もう私の畑は、既にトマトの定植も終わってしまっているので、来年からは、これを参考にしてみたいと思います。
で、プログラムも全部終わって、今回は、解散前にちょっとだけ収穫をしました。
4月23日、第一回農業倶楽部のときに定植したレタスが、結構、立派になってきたので、収穫できそうなものは、参加者の方々に、持って帰っていただきました。
農薬一切使っていませんし、自分たちが定植したレタス、おいしく食べていただけたらいいなぁと思います。
ところで、ぜーんぜん関係ない話ではありますが、この日の農業倶楽部には、「参政党」のTシャツを着た方も参加されていました。
参政党は、札幌で街宣活動をしていたみたいです。
動画をみてみると、聴衆の多さもすごいですし、皆さん、真剣に聞き入っているところをみると、いよいよ日本国民も変わってきたかもしれないなぁという思いがします。
もちろん、大手メディアが、こうした参政党の活動を報じません。メディアは、本当に役立たずです(汗)。
ともあれ、まだまだかもしれませんが、アメリカでのトランプ旋風に似たようなものを感じたりもします。
私は私なりに、次の時代につながる活動として、農業を推し進めていきますが、政治の世界から何とかしようとされている参政党の皆さんにも、是非是非、頑張っていただきたいと思うであります。
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