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軍曹殿とダイズを頑張りたいっ!

富士河口湖農園の農業リーダー・軍曹殿は、自衛隊出身です。私からみると、機械関係は、本当に何でもできますが、自衛隊関連の技能でいうと、とくに射撃の腕はすごいらしいです。スナイパーなのかどうかは知りません。ただ、露店の射的でも、ついついにじみ出てしまうすごさだという話は聞きました。

そんな軍曹殿は、ネコを飼ってらっしゃいます。ネコにはきちんと不妊治療を施してあるそうです。その理由を尋ねると、「子猫を産んじゃうと、その子猫を殺処分しないといけなくなるんだよ。そんなのは、とてもじゃないけど俺にはできない」とのことでした。

軍曹殿は、自衛隊出身者ですが、命を大切になさる方なのです。

そんな軍曹殿とは、私たちのタンパク源をどうすべきかという話をしたこともあります。

私は、卵だけでもあれば助かるので、鶏を飼うのもいいですよねぇという話をしました。ただ私は、鶏を締めることができません。そこはやっぱり軍曹殿かな?と思って聞いてみたところ、「あー、俺も絶対無理だ」というのが、軍曹殿の答えでした。

そう・・・私たちのタンパク源は、どうやら動物から確保するのは難しいような気がしてくるのです。

でも実際、日本においては、そんなに肉食をしてこなかったという歴史があるようです。

肉食のタブーも仏教の思想だ。だから仏教を国教とした大和政権は、国家として肉食を規制した。675年、天武天皇が牛・馬・犬・猿・鶏を食べることを禁じたが、これが日本最初の肉食禁止令。ただ、禁令が出たからといって、それまでの獣肉食の風習が消えたわけではない。
そこで奈良時代の元明天皇も散乱する獣骨は埋め、「解体」は厳禁であると命じ、聖武天皇も「牛や馬は有用なので解体してはならぬ。違反すれば厳罰に処す」と諸国に禁令を発した。こうした奈良時代の度重なる禁令により、貴族の間では肉食が穢れであることが浸透したが、庶民から獣肉食の風習が消えるのにはさらに時間がかかった。

東洋経済オンライン
「日本で「肉食がタブー」とされた意外な歴史事情」
2021年1月20日より引用

厳密に守られていたかは別にしても、長らく肉食禁令が出ていたといいます。そういった歴史があったことを考えると、肉食は必要ないんじゃない?とも思うわけです。

例えば、こういうものをみると、枝豆や大豆で全然イケるんじゃないかとも思います。

うん、動物の殺生はせずとも、何とかなるのではないでしょうか?

ということで、タンパク源の確保という意味で、大豆を真面目にやってみようと考えました。

そして、コレを買いました

大豆の脱粒機というものです。

豆まきなどでもお馴染みの大豆ですが、実際のところ、あれがあのままなっているわけではありません。あれは元々、さやのなかに収まっているものです。

それを大豆として取り出すには、実は結構大変な労力を必要とします。私も、最近までまったく知らなかったことなのですが、コレを手作業でやるのは、かなりシンドイはずです。

大豆を本気でやろうと考える以上、この大変な作業を省いて、効率的に大豆を取り出せる方法を、真剣に検討する必要があります。

そして、コレがあったら、メチャメチャ便利であることは間違いありません。

ということで、軍曹殿にもご同行いただき、中古で購入したマイ・脱粒機の引き取りに行ってまいりました。

コレ、キャタピラで自走します。

軽トラに乗せるときは、こんな感じでブリッジをキャタピラが這っていきます

農業機械というよりも、兵器のような趣すらあります。どうやらこれで畑を移動しながら、大豆の粒を取り出すかたちになるうようです。

ただ、まだ全く動かしていません。正直、使い方も確認していません

大豆は、今、ちょうど苗を作っている最中です。

先日、こんな感じで芽を出し始めた大豆も・・・

ようやく、鳥に食べられないで済むくらいまで、生長してくれました

もう少ししたら、畑に定植できそうです。

ただ、まだまだ収穫までには時間がかかります

ということで、脱粒機の出番は、もう少し先になりそうです。ただ、やると言ったらやりますよっ!

私たちの食生活にとって、コメも大事ですが、きっと大豆も必要なのです。

味噌、醤油、納豆、豆腐・・・タンパク源の確保という意味合いもありますが、日本人の食卓になくてはならない存在であることは間違いありません。

一旦、コレはもう少し寝かせておきます。そして、コレが活躍する頃には、大豆の栽培も大成功しているといいなぁなどと思うのでした。


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