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食糧危機にサツマイモ
タイトル通りです・・・ね?
凶作の被害が深刻であった瀬戸内海沿岸地域にあって大三島だけは下見吉十郎がもたらした甘藷(サツマイモ)によって餓死者を出すことはなく、それどころか余った米を伊予松山藩に献上する余裕があった。九州地方でも、島津氏の薩摩藩領のみは飢民が生じなかったといわれる。60歳という高齢で勘定役から大森代官(石見銀山および備中国・備後国に散在する天領の管理)に抜擢された井戸正明(井戸平左衛門)は窮民救済のため数々の施策をおこなった幕僚として知られ、飢饉対策の作物としてのサツマイモの効能にもいち早く気づき、「芋代官」と称された。
将軍徳川吉宗は米以外の穀物の栽培を奨励し、試作を命じられた青木昆陽らによって小石川薬園や吹上御苑で甘藷栽培を行い、やがて東日本各地にも甘藷栽培が広く普及した。
食糧危機にはサツマイモ。これ、歴史の授業でも習ったやつです。
食料自給を考えつつ、そうした食糧危機にも備えるという意味で、やはりサツマイモは作っておこうということで、こちらの準備も始めました。
用意したのは、「鳴門金時」、「シルクスイート」、「安納芋」、「紅はるか」の4種類です。
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これを温湯消毒して、芽を出しやすくするそうです。目安は48度で40分間となります。
下で薪をくべていると、どうしても温度が上がってくるので、少しでも上がってきたら、柄杓で中のお湯を出して、水を加える作業を繰り返します。
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40分間の消毒が終わったら、これを引き上げます。コメの温湯消毒の場合、お湯から引き上げたら、すぐに用意した冷水に浸けるのですが、サツマイモの場合には、そうした作業はなくてもよさそうです。
で、こんな感じに植えてみました。
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土の酸度は高くても良いようで、腐葉土、ピートモス、種まき培土を混ぜて、pH6.5くらいにしてみました。pH6.0でも大丈夫のようですが、逆に今回は、そんなに酸度を高くできませんでした。
このあと、一般的には保温・保湿のために藁をかけるようなことをするそうですが、こちらの農園の場合、サツマイモは温床のなかに入っているので、温床の上にシートをかぶせて、保温・保湿をすることにしています。
このあとですが・・・ご存じの方はご存じの通り、サツマイモは苗を作って、それを畑に植えるのだそうです。
したがって、この温床内では、まずはサツマイモの芽出しをして、そこから苗になるくらいの大きさに育てます。大きくなったら、それを切って苗として、畑に植えていくという作業になるわけです。
ここでの問題は、ド素人&不安症の私が、たくさん種芋を仕入れすぎたことです。種芋ないと不安になるのです・・・で、買いすぎました。
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農園の方には、「苗を作るから、種芋はそんなになくてもいい」と何度も言われていたのですが、それでも心配な竹内は、たくさんなければ気が済まず、結果、なんかものすごい密集状態になりました。
※こういうのも、とにかく全部、実験のつもりでやってみます。
いろいろ不安は残しつつ、しばらく様子を見てみます。
そして、2週間ほど前に蒔いた野菜の種たちは、いよいよ芽を出し始めました。
まず、ネギはこんな感じです。
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筋蒔きしたので、それが見事に結果としてあらわれました。まだまだヒヨコみたいな状態なので、もう少し大きくなるまで待ってみますが、かなりきちんと出ているように見えます。
ちなみに、ネギ繋がりでいうと、約3週間前に定植した玉ねぎも、だいぶ変わってきていました。
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上の写真が3週間前に定植したばかりの玉ねぎですが、現時点での様子はこんな感じです。
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ちょっとネギっぽくなってきたように思います。
その他、温床に入れて芽出しをしようと、2週間前に種まきをしていたレタス、キャベツ、ブロッコリーも、立派な芽を出してくれていました。
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ココまで芽出しができたら、もう温床から出しても大丈夫だろうということで、トレイを外に出してみたら・・・
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白い・・・カビ?でも、臭いとしては、そんなに嫌な臭いではなく、いわゆる温床が発酵している感じの臭いでした。ということで、ここはあらためてかき混ぜて、ほどよく発酵が進むように整えてみました。
そしてまた、温床で芽出しをするべく、まったく同じレタス、キャベツ、ブロッコリーの種を蒔いてみました。
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この日、育苗トレイでの種まきが2度目の竹内は、農業リーダー・軍曹殿の指示を待つことなく、むしろ軍曹殿に「レタス、いきますね?」などと提案なんかもしてみたりしつつ、チャキチャキ作業を進めるのでした。
そしてこの日、温床には、こんな感じで育苗トレイを敷き詰めます。
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育苗トレイでギッシリです。
コメもやって、野菜もやって、芋もやって・・・ではありますが、とにかく何があっても平気なように、諸々、進めておくであります。
余談ですが、よしりんの動画をみました。
参議院選にチャレンジしているよしりんに対して、「髪の毛の色が政治家らしくない」という批判があったといいます。私は一気に脱力です。
私は以前、国会議員の秘書をしていたこともあるので、よく分かるのですが、こういう頓珍漢なことを言う国民に頭を下げながら、票をお願いして、政治家にならないといけないような社会だから、いつまで経ってもよくならないのです。
本当に立派な社会であるならば、志ある・やる気のある・能力のある政治家に、国民の側がお願いをしなければなりません。やってることが逆です。
うん?そんな政治家がいない?
じゃ、あなたが立派な政治家になればいいじゃん?
皆が皆、それくらいの覚悟と志をもっていたら、「髪の毛の色が政治家らしくない」なんていう言葉が出てくるはずがありません。この話はとても短いですが、何故、今の社会が良くならないのかを端的に示しているエピソードだと思いました。
こんな感じで、大衆がダメになってしまっているときに、その大衆全体を救おうなんてことは、能力的にも、精神的にも私には到底できません。
それをやろうとしている人々は、心底、すごいと思います。
私は別の道を行きます。まずは自分、そして周りの大切な人たちのために、できることをコツコツと積み上げていきたいです。それが「残る人たち」、「残った人たち」のための未来に繋がると信じているので・・・。
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