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個人の情報収集能力はクズ?!

Twitterにこんな興味深い投稿がありました。

何やら、個人で熱心に情報収集している人は、「誤った情報」や「誤解を招く情報」に触れる機会が多いらしいです。あぁ・・・「個人で熱心に情報収集している人」っていうところに、私は該当するんだろうなとは思います。

それくらいの自覚はあります

けど「誤った情報」とか「誤解を招く情報」に触れる機会が多いかどうかは、自覚ないです。よく分かりません。

参照している記事をみると、こんなことが書かれています。

一方、今回の研究では、計算量の多さがCOVID-19の接種意向の低さと関連していることがわかりました。これは、情報収集に熱心な個人は、COVID-19の接種意向が低いことを意味していると考えられる。しかし、インターネットは、反ワクチン活動家にメッセージを広める機会を提供しており、インターネット上の反ワクチンコンテンツには、消費者を意識した言葉が含まれています。そのため、ワクチンに関する情報を検索すればするほど、ワクチンに関する批判的な情報が出てくると考えられます。
※Taylor & Francis Online「Trends in COVID-19 vaccination intent from pre- to post-COVID-19 vaccine distribution and their associations with the 5C psychological antecedents of vaccination by sex and age in Japan」より引用(機械翻訳)

なかなかに興味深いです。

とくに「インターネットは、反ワクチン活動家にメッセージを広める機会を提供」という点は、見逃すことができません。

何故なら、インターネットに、その手の話が溢れてしまうのは、今の政府やメディアがまともに機能していないからだと思われるからです。それらがまともに機能していない以上、それらに反対する情報インターネット上に広まるのは、必然としか言いようがありません。

本来、政府やメディアが、多様な意見に対して正面から向き合い、きちんと議論をしてくれれば、インターネットが「反ワクチン活動家がメッセージを広める場所」にはならないはずです。

しかし、今のワクチンについては、疑問を挙げたらキリがないほど問題だらけです。とくに有名なのは、こんなのですよね。

感染予防効果はっきりしないワクチンで、何故にワクチンパスポートに類する証明書が意味を成すのか、まともな説明がまるでされていません

直近だと、こんな話も出ています。

イリノイ州では、ブレイクスルーによる死亡例が依然として多い。先週、イリノイ州で発生したCOVIDによる死亡事例181件のうち、91件がブレイクスルー、つまり被害者が完全にワクチンを接種していた事例でした。
※WIREPOINTS「Half of last week’s 191 COVID deaths in Illinois were breakthroughs – Wirepoints Quickpoint」2021年10月29日より引用(機械翻訳)

たまたまでしょうかね・・・。いずれにせよ、今、起こっていることは前例がないわけですから、いろんなデータ・情報を集めて、それらを精査する必要があることは間違いないと思います。

それなのに、こんなわけの分からない状況で、拙速ワクチンパスポートの類を導入しようとする意味、まったく理解できません

そんなに複雑な話でもないはずなのに、これほどまでに理解できないのも不思議な話です。例えば私の疑問は、こんな感じでシンプルです。

こういうシンプルな疑問に対して、政府からも、メディアからもまともな説明を聞いたことがありません。だから、インターネットに答えを求めにいくのです。

そして、答えを求めにいったら、こんなのが出てきてしまうのです。

接種証明書がないとサービスを受けられないとか、接種を受けない人の生活を不便にするのさ。彼らが打たざるをえない状況になるまで」
未接種の人が何もできなくなるようにして、接種済みの人は何でもできるようにすれば、『ヤバい、やっぱり私にも打って!』となる」

こんな状況下で、一体どうしろと・・・・。

政府やメディアが、全然答えてくれないから、こういう情報に触れると妙に納得しちゃうわけです。

あー、だからだよねぇ・・・?

そう思って、むしろ当然じゃないでしょうか?

もちろん、反論も結構ですし、そうじゃないという立場があっても構いません。それならそれで、「誤った情報」や「誤解を招く情報」を抜きにして、一体どうしたら、ワクチンパスポートやそれに類する証明書のようなものが、意味を成すのか分かりやすく説明してほしいのです。

これも「誤った情報」なのか、もしくは何か「誤解を招く情報」なのでしょうか?

私も個人でやっているので、政府やらメディアさんなんて、比較にならないほど、情報調査能力が低いのは分かっています。そういう意味では、クズみたいなものです。

けど、問題はそこではありません

問題なのは情報収集能力ではなく、政府やメディアが、正しい情報を発信できているかどうかなのです。だからこそ私は、その発信した情報で、きちんと論理だてた説明ができるのかを問題にしているわけです。

1944年(昭和19年)10月、敗色濃い日本に報道された台湾沖航空戦の大戦果。日本国民は驚喜にわいたが、後日、まったくの誤報と判明する。大本営海軍部は事実を事前に把握しながら陸軍部に伝えず、戦局は混乱して多くの犠牲者を出す。なぜ誇大戦果が生まれ、真実は隠ぺいされたのか。その後、どのような悲劇を生んでいったのか。関係者の証言と史料をもとに検証し、大本営という組織の構造的問題を浮き彫りにする。
※NHKアーカイブス「NHKスペシャル 幻の大戦果~台湾沖航空戦の真相~」より引用

発信された情報で、論理だてた説明がなされない以上、その発信された情報には、真実を隠蔽する意図が含まれている可能性があります。その結果、多くの犠牲者が出ることだってあるのです。

私たちは、常に歴史に学ぶ必要があると思います。過ち繰り返すわけにはいきません

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