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息抜きしながらいこうか

沖縄滞在中、ネットはほとんどみませんでした

正直、みる暇がなかったです。沖縄に出発してからは、朝起きた瞬間から寝るまでの間、ずっと何かしらやることがあって、とてもではないですが、世間のお騒がせ話などを追っかけている時間はなかったです。

それに・・・こんな海をみせられたら、世界がどう動いているだの、あまり気にならなくなってしまいます。

沖縄から戻ってきて、少し時間ができたので、世界がどんなふうに動いているのかを眺めてみました。久しぶりにYoutubeを開いてみたりもしました。

でもやはり、そんなに大きくは動いていないですかね。


現在の状況、ちょっとしたたとえ話にしてみます。

今、私たちは大型船に乗っています。それも超巨大船です。そして、目の前には絶壁があって、このままいけば間違いなく衝突してしまうような状況です。

しかし、その超巨大船に乗っている人々は、あまりその船がどこに向かっているかに関心がありません。船が沈むだなんてことも考えていません。ただただ、船のうえでの生活のことばかりに、気をとられてしまっています。

エンジンを動かしている人はエンジンだけ、船の売店で働いている人はモノを売ることだけ、料理を作っている人は料理のことだけ・・・みんながみんな、それぞれ目の前の仕事にしか興味がなくて、この船がどこに進んでいるかなんて、まったく関心がないのです。

もちろん、舵を操って方向を決める人もいます。その人は、船橋から全体を眺めて、船が衝突することを知っています。いや、正確に言うと、わざと船を衝突させようとしています。その人は、きちんと自分用のボートを確保していて、衝突した後には、まったく違う航海をするつもりのようです。

船上でひったくりのような犯罪があったり、窃盗があったりもするので、そうした犯人を捕まえるようなことはあります。けれども、この船自体を沈めようだなんて考える大悪人は、ちっとも捕まるようなことはなく、淡々と船を進められているようです。

私は今、そんな危ない超巨大船に乗っている気分です。

したがって私は、その超巨大船の甲板の上で、いざというときのために、一所懸命、自分用のボートを作っています。この超巨大船が沈んだときには、そのボートに乗って大海に漕ぎ出すつもりです。

今のところ、ネットの情報をみるというのは、そんなボートを作りながら、超巨大船の針路を眺めてみたり、周りの障害物確認してみたりという作業であるということになります。

そんなわけで、久しぶりに超巨大船の周りを見渡してみたら、ちょっと離れたところに、こんな「岩」がみえたという感じです。

この「岩」が、私たちの航海にどのような影響を及ぼすのかは、まだハッキリ分かりません。でもまぁ、(いずれ、衝突を引き起こすような「岩」になる可能性はあるものの)すぐに何か影響があるというわけでもなさそうです。

こんな感じなので、数日、目を離したところで、私たちに直接影響があるような大した問題にはなりえませんこれくらいの超巨大船になると、危機管理も、それくらいの粒度でいけるのだと思います。

逆に言うと、普段から少しずつ、船の針路周辺に気を配ることができていたら、突然「岩」にぶつかるということはなく、大体、予想された衝突しかないということです。

例えば、このあたりの話は、既にずいぶん前からみつかっていた「岩」で、そろそろ船にぶつかるかな?というところまできた感じです。

東京電力ホールディングス(HD)の電力販売子会社、東京電力エナジーパートナー(EP)は14日、2023年4月から電気料金を標準モデルで36円値上げすると発表した。送配電会社が送配電網の利用料「託送料金」を値上げ申請し、このほど経済産業省に認可されたため。家庭、法人向け料金を値上げする。東電のほか関西電力など大手4社も同日、値上げを発表した。

日本経済新聞
「東京電力、電気代36円値上げ 送配電網利用料の値上げで」
2023年2月14日より引用

船が「岩」にぶつかり始めて、ヤンヤヤンヤ騒ぐ人もいます。船の針路にまったく関心を寄せず、ただ目の前の仕事しかやってこなかった人にとっては、そんな「岩」にぶつかるだなんて話は知りません。だから、ビックリしてしまうのです。

けれども、きちんと普段から船の針路に関心を寄せて、外に目を向けていたら、「岩」がありそうかどうかくらい分かります。そんなに一所懸命、「岩」を調査する必要もないです。チラッとみれば、分かることです。そんなことに多くの時間を費やす必要もありません

そんなことよりも、今の私たちにとって、もっとも大切なのは、自分用のボートをきちんと完成させることです。そして、できれば「いいボート」を作りたいです。「いいボート」を作るには、ちょっとは息抜きしたり、手を休めたりもしながら、気持ちよく作業する必要があります。

ということで、そんな息抜きの意味でも、ネットの世界から距離をおいた状態で、沖縄に行ったりということが、とても大切だったりするわけです(強引?いや、きっとそんなもんです)。

情報を集めるとか、情報を分析するとか、そういうのも大事です。しかし、そんなことばかりやっていたら、来るAI時代に生き残ることはできません

人間とAIの大きな違いは、きっと感情の力です。せっかくなら、楽しくやるのがいいですし、それが人間本来の力を高めてくれると思います。

ということで、皆さんも適度に息を抜きながらいきましょう



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