見出し画像

民の信用を失った国家の行く末

長い歴史の中には、いろいろな悲劇があったと思います。戦争や飢餓、ジェノサイドのようなおぞましいことがあったこと、私たちは長い歴史を学んでいくなかで、知識として得ています。

ところで、そんな日本の歴史の中で、自国民や自国領民大量に死に追いやるような為政者が、過去にいたでしょうか。少なくとも、私には思い当たる人物がいません

例えば、第二次世界大戦時、日本がアメリカに戦争を仕掛けた経緯などをみると、当時の近衛文麿や風見章といった人物が、意図的に日本を敗戦に導いた、つまり自国民を大量に死に追いやったとみることができるかもしれません。

しかし、彼らがどこまで意図的に「日本国民を死に追いやったか」という点、今のところ私は確信をもてません

当たり前ですけど、そんなことをしたら自分が治める国の力が衰えてしまうわけですから、普通に考えてありえないわけです。

けれども今、私たちの目の前で起こっていることは、政府(政治家・官僚)によって、自国民が大量に死に追いやられているという光景のような気がしてなりません。

政府が自国民を殺すわけないだろ?

そうおっしゃる方もいらっしゃると思います。こんなことを書いていると、質の悪い「陰謀論」だというご指摘もあるでしょう。しかし、いろいろな情報を冷静にかき集めていくと、そうとしか考えられないように思うのです。

仮に「そんなことはない」というご意見がある方は、コメント欄でも結構ですので、お考えをご披露いただけると助かります。それが合理的であるのならば、私も考えをあらためたいところです。
※ただし、ろくな科学的根拠も示さず、罵るだけのコメントはお断りです。

ただ少なくとも、今のところ私がみかける新型コロナワクチンの擁護派や推進派の方々の論は、根拠としている論文や報道の選び方が極めて恣意的で、ごく一部しかみていないような気がしていて、どれも説得力に欠ける印象です。

そんなわけで今、私は政府に対する信用完全に失っている状態にあります。今の日本政府は、私たち国民のために存在しているのではなく、私たち国民を殺してでも、他の誰かのために奉仕していると考えざるを得ない状況にあると思えてなりません。

孔子の言葉、ちょっと思い出しました。

 孔子(こうし)に弟子が政治の要諦(ようてい)をたずねると、孔子は「食を足し、兵を足し、民これを信ず」――経済と軍備を満たし、民の信頼を得ることだという。うち一つを捨てるとしたら何かと弟子が聞くと、師は「兵」という▲さらに残り二つから捨てるのはどれかと問われた孔子は「」と断言し、「信なくば立たず」と述べた。日本の政治家が好んで使うこの言葉の元となった論語の一節だが、民の信なしには政治の安定が得られないのは今昔変わりない。
※毎日新聞「孔子に弟子が政治の要諦をたずねると…」2019年11月26日より引用

孔子は、政治の要諦として、「軍備、経済、信用」を挙げ、このうち捨ててもいいのが「軍備と経済」であり、「信用」なくして政治は成り立たないと言ったといいます。

ここから先の「信用」については、あくまでも私の主観です。

あくまでも私の主観ながら、そう考えたら、この国はもう終わってしまうのではないかと心配になります。こんなにも多くの国民の命に関わるような重大な背信行為が、政府によって、これだけ大っぴらに行われていたら、いずれ国民の信用を完全に失うのではないかと思えてならないのです。

もしかしたら今、日本という国は、成立以来、歴史上かつてないような危機的状況にあるのではないでしょうか。

それは外国に攻め入られている(軍備)からでもなく、経済が困窮しているからでもなく、政治の根幹たる「信」が失われているという意味においてです。

 厚生労働省の山本史官房審議官は18日の衆院内閣委員会閉会中審査で、新型コロナウイルス感染症の患者を対象にした抗寄生虫薬「イベルメクチン」の使用に関し「治験結果を踏まえ、今後承認申請がされた場合には、優先かつ迅速に審査が行われる」と指摘した。
※Yahoo! Japanニュース「治験結果踏まえ迅速審査、厚労省 抗寄生虫薬イベルメクチン」2021年8月18日より引用

厚生労働省が、イベルメクチンを承認してくれそうな動きがあるとの報道がありました。普通だったら、これを素直に喜びたいのですが、なかなかそうはなりません

これが承認されて、みんながイベルメクチンを使うようにでもなったら、コロナ禍はあっという間に収束して、この騒動がいかに茶番かがバレてしまうでしょう。そんなことにでもなったら、ワクチンなんてバカバカしくて打ってられなくなります

そんなことが起こるとは、到底思えません

 尾身会長はそのうえでワクチンの接種や検査の陰性を証明できた人が経済活動を再開できるようにするなど新たなルールを議論する時期が迫っているとの考えを示しました。
※Yahoo! Japanニュース「尾身会長「接種証明活用の議論迫っている」」2021年8月18日より引用

いかに多くの国民にワクチンを打たせるか。今の政府はそっちの方向に、完全に舵を切っています。イベルメクチンの話など、「ただのガス抜きでしょ?」くらいに思ってしまうのです。

こんな報道ごときでは、やすやすと政府を信じることはできません

実際にイベルメクチンを承認して、多くの国民の手にイベルメクチンが行き届くようになったら、そこではじめて、「もしかしたら、政府は国民のことを考えてくれてるのかも?」というレベルです。今の政府は、それくらい信用を失っていると思います。

今、政府から発せられるメッセージは、ことごとく空砲のように虚しく感じざるを得ないのです。

菅総理大臣は、緊急事態宣言の対象地域の拡大などを決めたことを受けて、17日夜、記者会見し、感染拡大の要因は感染力の強い「デルタ株」だと指摘し、▼医療体制の構築、▼感染防止、▼ワクチン接種の3つを柱に対策を進めると強調しました。また、今月末までに全国民の半数近くが2回のワクチン接種を行うという見通しを示すとともに医療提供体制の確保が宣言解除の前提になると説明しました。
※NHK政治マガジン「【詳しく】菅首相 記者会見 緊急事態宣言と重点措置受け」2021年8月17日より引用

立て続けに、私個人の主観で恐縮ですが、国民に呼びかける政治家の顔を見ても、「誰が聞いてやるものか」という気になってしまうのです。私の政府に対する不信感は、それだけ深まってしまいました

そして、そんなことを考えていたら、2014年4月の韓国・セウォル号の事故を思い出しました。

船が浸水し、傾いてしまっているさなか、「船は安全。じっとしていてください」という船内放送を流したまま、早々に船長が脱出する姿は印象的でした。

画像1

この時、船内放送を真に受けて、じっとしていた人々は、その後、船もろもと沈んでしまいました

今の日本の状況が、まさにこれと重なってしまうのです。

政府の言うことなんて素直に聞いてたら、やられちゃいます。とてもじゃないですが、おとなしく聞いていられるような状況じゃないと思うのです。「イベルメクチンが認められるかも」などという希望をもって、おとなしくしていることもできません

こんな投稿をみつけました。

今になって思うと、これまでの世界や国家というのは、実際のところ、そういうところが多分にあったのだろうなと思います。

そして今、私たちはこれに「ノー」を突き付けるときなのではないでしょうか。

こんなにも自分たちの命に直結する問題で、引き続きそうした嘘に騙されてあげられるほど、私たちは寛容である必要はないと思うのです。

黙ってやられるわけにはいきません。国がその気だというのなら、今の国が壊れたとしても、民である自分たちは生き残っていかないといけないと思います。

国のために民がいるのではありません。民がいて、その民のために国があるのです。民を殺そうとする国?論外です

法律は一番強い奴が決めりゃいいさ。
だけど優しい気持ちがあふれていなくちゃ、
きっとみんなが反乱起こしてすぐに消える。

そりゃ、そうだ。

国なんて頼らず、自分の足で立てる準備をしておかなきゃ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?