農業倶楽部(第二回)報告
最近、「食」や農業に対する関心をもつ人が、非常に多くなってきているのではないかと思います。しかし、実際に農業をやってみたいと思ってみても、どうやって始めていいのかわからないという初心者の方も、たくさんいらっしゃいます。
そんな方々のために開講した、富士河口湖農園主催・「農業倶楽部」の第二回目が実施されました。
当日は、ずっと前から雨の予報が続いていて、最悪、中止も考えられる状況でした。
しかし、そんな心配も何のその。曇天ではあるもの、雨に降られることなく、無事、カリキュラムスタートできました。
この日の作業は、トウモロコシの種まきからです。
品種は、恵味ゴールドというもので、固定種ではありません。
ただ、この河口湖一帯は、観光客向けにトウモロコシを栽培している農家の人たちが多いので、農業倶楽部でも、それを体験していただこうということで、カリキュラムに入れました。
通常、化成肥料で、ぐんぐん育つようにするのですが、もちろん農業倶楽部では、そういうものは一切、使いません。
米ぬかやビールかすを混ぜ込んだ畑に、参加者の方々が、一粒一粒、種を蒔いていきます。全部で600粒程度・・・結構な量です。
周囲の畑には、既に化成肥料で育てられているトウモロコシが植わっているので、それらの畑との比較で、こういう農法でどれだけ収穫できるのか、ちょっとした実験的な要素もあります。
夏ごろには、結果が出ると思うので、ちょっと楽しみにしたいと思います(必ずしも、よい結果が出るとも限りませんが・・・)。
続いての作業は、前回、種まきしたニンジンの草取りです。
種まきからちょうど一ヶ月。マルチに空いた穴からは、結構なボリュームの雑草が生い茂っています。
「ニンジンどこよ?」状態です。
実際、雑草に負けてしまったのか、マルチの穴からはニンジンが発見されないことも、多々ある状況・・・(涙)。
しかし、雑草を取り除いてみると、こんな立派にニンジンが出てくることも!?
ニンジンは、ひとつの穴に3粒ずつ蒔いていたのですが、最終的には一本だけになるそうです。この写真は、いたって順調に成長しているニンジンさんたちです。
こちらは、まだまだ雨の季節に向けて、しばらく雑草との戦いが続きそうです。
雑草取りの次は、トマトの定植です。
既に、農業リーダー・軍曹殿が組んでいたアーチパイプの下に、トマトの苗を定植していきます。
今回の定植では、約60個の苗が使われたので、順調に育った場合、かなりの収穫が見込めそう?な気がしています。
アーチパイプの上には、近くビニールを張って、トマトの苗が雨に濡れないように措置を施す予定です。
さて、どうなりますかねぇ~~~。
ちなみに前回、定植したキャベツとレタスたちは、こんなにも小さかったものたちが・・・
ジャジャーン♪
こんなに大きく育ちました。
いろいろ楽しみな畑になってきましたように思います♪
ただ・・・ここらで雨も激しくなってきたので、2グループに分かれて、ビニールハウスでの見学となりました。
前回定植したキャベツやレタスも、今回のトマトの苗も、このビニールハウスで種まきをし、ポッドに移して作ったものです。
ここでは、それらをどのように作ってきたかを、実演しながら説明しました。
これで一通り、種まきから定植までの過程を、一通り体験していただいた感じでしょうか・・・ね?
機会があったら、みなさん是非、種まきから挑戦していただきたいと思います。
てな感じで、第二回・農業倶楽部は無事終了しました!
第一回に比べて、参加者の方々も、お互いに自然と打ち解けてきたようにも思います。次回に向けて、さらに良いイベントになるよう、またいろいろ準備を進めていきます。
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