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水を欲する体を作る

私、水をたくさん飲みます。よく「水は1日2リットル以上飲むと良い」などと言いますが、とくにそれを意識しているわけではありません

普通に飲みたくなるので、飲んでいるだけです。

巷にはこんな記事が出ていたりもするので、一所懸命、頑張って水を飲もうとしている人がいるという話も聞きます。しかし、無理やり水を飲んでいいものかどうかは分かりません

水を2リットル飲むように推奨する根拠とされているのは、水を飲むことで基礎代謝が上がり消費カロリー量が増える、そのため肌がきれいになるなどの美容効果も得られるというものです。また、血液がサラサラになり、リンパ液の流れもよくなるため、体温も上がり免疫力も高まるといいます。
(中略)
水を大量に飲むことは、体に害をもたらす可能性すらあります。「水毒」と呼ばれるが、体内に必要以上の水分を取り込むことで病気などを引き起こす要因となるのです。例えば、夏場に冷たい水を多く飲めば体を冷やし、冷え症やめまい頭痛などを起こすこともあります。水分が十分に体外に排泄されなければむくみをもたらし、ダイエットどころかかえって肥満の原因にすらなるのです。
※Business Journal「「水を一日2リットル飲むとよい」はウソ?体に毒?肥満や昏睡、花粉症の恐れも」2015年8月25日より引用

水毒」のようなことまで書かれていますが、体が必要ともしていない水分を無理やり摂取することで、むくみのような問題は、十分にありうるだろうと思います。

そこで私が感じるのは、「水を1日2リットル飲む」こと自体に重要性があるのではなく、「水を1日2リットル欲する体にする」ことの方が、より重要であるということです。

水を欲する体・・・?

疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私が実生活で感じるのは、リラックスすることの重要性です。

そこでポイントとなるのが、間質液です。間質液を調べてみると、以下の通り出てきます。

ヒト1人の体内には平均11リットルの間質液が含まれ、細胞へ栄養素と酸素を運ぶとともに老廃物や二酸化炭素を運び去っている
※ウィキペディア「間質液」より引用

ヒトの体は、6割程度が水分でできていると言われています。その水分のうち、3分の2が細胞内水分である一方、3分の1が細胞外水分とされています。細胞外水分は、細胞内に留まらず、体の中を循環していくわけですが、その大半以上が、この間質液なわけです。

間質液は、文字通り、細胞と細胞の間を巡って、細胞が必要とする栄養素や酸素を届けるとともに、老廃物や二酸化炭素を回収してくれているのです。

ここで、ちょっとしたイメージです。

緊張して、こわばっていたら、体は萎縮します。萎縮すれば、細胞と細胞の間が狭くなります。結果、間質液は、そうした萎縮した部分に行きわたらなくなるでしょう。それらの細胞には栄養分を届けにくくなり、老廃物の回収も難しくなります。

肩こりのメカニズムなどは、まさにそういうところにあると考えられます。

肩こりの解消のためにマッサージをしたときに感じることがあるゴリゴリとした物体の正体は、老廃物が原因で収縮した筋肉です。
老廃物そのものがゴリゴリの正体というわけではない点に注意してください。
老廃物はそれ自体が毒性を持つことはありません。ただし、老廃物の蓄積によって筋肉を構成する筋線維が収縮すると肉体のパフォーマンスが落ちてしまいます。
※TENTIAL「肩こりに伴うゴリゴリの正体とは?|ゴリゴリの解消法や肩の深部へのアプローチ方法を紹介!」2020年5月16日より引用

私も経験がありますが、人間は緊張していたり、余裕のない精神状態だったりすると、自然と肩に力が入ったりしてしまいます。そうなると、その部分に間質液が入らなくなり老廃物の回収ができないことにより、肩こりが生じたりするわけです。

では、そのを考えてみます。

体中、常にリラックス状態を意識してみるのです。間質液は体の隅々まで行きわたります。体の隅々まで巡ってきた間質液は、たくさんの老廃物を回収してきます。

そうなれば、体はそれを排出させようとしたくなります・・・そう、喉が渇くのです。体が水分を欲する状態になり、水を飲んで、それを排泄物として出そうとするわけです。

体中の細胞が活動をしていて、そこから出てくる老廃物を隈なく回収できるようにしていれば、それを排出するための水分が必要になってくるのです。体が必要としてくれれば、勝手にそれを求める体になっていきます。

その結果として、「1日2リットル以上の水」を飲みたくなるということです。

「水をたくさん飲むのが良い」から、ひたすら水をたくさん飲むのではなく、まずは自分自身、「たくさんの水を欲する体」にすることが肝要だと思うのです。

そういう意味で、リラックスすることが、とても大切だと考えます。


ところで、こういうことは、水だけでなく、あらゆることに通じるもののように思っています。例えば「お金」です。

「お金」が必要!!!と言って、何だか分からないまま、ひたすら「お金」を求めるような人生は、「お金」に溺れてしまいます

前半部分で紹介させていただいた記事のなかでは、水の飲み過ぎに関して、「水毒」とか「むくみ」のような問題が指摘されていますが、「お金」による「毒」、「むくみ」にやられてしまわないように注意が必要です。

物事、順序を間違えないことが大切です。

ん?お金が欲しい?

そうそう、そしたら自分は、何故お金が欲しいのか、よく考えてみるといいのではないでしょうか。そんなお金を欲する人生お金を必要とする人生にすることが大切です。

ただ、その欲する動機私欲だったり、個人の快楽のためだけでなければ自ずと入ってくるかもしれませんね。

そうでないと実現しないかも・・・


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