ルールを制する者が全てを制す
「ルールを制する者が全てを制す」なんて、言っちゃなんですが、当たり前のことです。
法改正のときに、ビジネスチャンスが生まれるなんてことが言われます。
ルールが変われば、戦い方が変わります。今までうまくいっていた人がうまくいかなくもなり、うまくいってなかった人がうまくいくようにもなるわけです。
新しい事業を興そうとする人や、今のビジネスを飛躍させようと考えている人たちは、法改正や判決といった、いわば「社会のルール」に対して、アンテナを張っていると思います。
ビジネスからは離れますが、昔、こんなのもありました。
スポーツの世界だって同じです。ルールが変わってしまえば、それまでの強者が、簡単にその地位を奪われるのです。
一番いいのは、自分の都合の良いようにルールを変えてしまうこと、それが最強です。
例えば、銀行法の改正は、日本の中小企業を外資に売り飛ばすためのものではないかと言われています。
法改正により、優良中小企業を買収しやすくすることで、「企業の株や債券を購入した後、自ら経営に介入し、リストラなどを行った後に売り飛ばす」という、かつてのハゲタカファンド問題の再燃が懸念されているわけです。
このようにルール(法律)を変えてしまえば、いかようにでもなります。そして、仮にルールを変えることができないとしても、そのルールを熟知していれば、そのルールに則って、あらゆる手段を講じることができます。
結局、ルールを制する者が全てを制するわけです。
さて、本当の問題はここからです。こんな動画があります。
これはTEDトークに登壇したグラハム・ハンコック氏のインタビュー動画です。TEDトークについては、こちらのサイトをご参照ください。
そのインタビュー動画のなかで、彼が登壇したTEDトークの動画が、削除されたことについて述べられています。削除されたのは、「意識における戦争」というタイトルのものになります。
どうして、この動画が削除対象になったのかについて、インタビュー動画のなかで、同氏は以下のように語っています。
意識というみえないものに対して、科学的見地から、これをどのように捉えるべきかというのは、非常に難しい問題です。彼が「物質還元主義」と呼ぶ立場からすると、意識というのは、あくまでも脳の活動という物質的な動きの結果、付帯的に生じるものだということになります。
しかし、彼はそうした唯物論的な科学(物質還元主義)に対して、疑問を投げかけたのです。このことは、今の世界の成り立ち、宇宙のルールを根底から見直すことに繋がります。
何故なら、そのことが、この宇宙には目に見える次元以上の世界が存在することを示唆するからです。
より高次元の世界があるとするならば、この目に見える物質世界(時間を含めずに言えば3次元世界)は、その高次元世界のなかで成り立っていることになります。つまり、この物質世界は、目に見える物理法則(ルール)だけではない、それを超越したルールによって、支配されているともいえるわけです。
しかし、唯物論的な思想によって、世界を支配しようとしている人々がいるとしたら、それは大変都合が悪いことです。彼らは、物質世界のルールこそが絶対であると信じ込ませ、そのなかで事を運びたいと考えていると言われているからです。
けれども、それを超越したルールに気づかれてしまったら、ゲームが変わってしまいます。それまで強者だった彼らも、そのルールを熟知し、それを使いこなせる人々が出現してしまったら、その地位を追われてしまうかもしれません。それは彼らにとって、大変困ることになるでしょう。
こちらの記事でも述べていますが、この宇宙が、ただ目に見えるものだけでできていると思う必要はないと思います。
グラハム・ハンコック氏が何を言いたかったのか、そしてそれを隠そうとした人々は何を考えたのか。そこに物質世界を超越したルールが潜んでいるとしたらどうなのか。
そんなことを考えつつ、あらためて「ルールを制する者が全てを制す」という言葉を見直してみると、まだまだイケる気がするのでした。
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