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第六回農業倶楽部終了
2021年、これからの日本において、食料の問題が深刻化するのではないかという思いから、ド素人なりに突き進んでまいりました。
それはもうヒドイものでした。
気づいたら、節分の豆を撒くように、力士が清めの塩を土俵に撒くように、池の鯉に餌をあげるように、「ぶぁ~っ」と豪快に種を撒いている自分がいました。
「ほれぇ、次はオクラじゃぁ」
多分、その時の私には何かが取り憑いていたのだと思います。オクラの種の袋をむしり破って、区画も何もないまま、さらに豪快に振り撒いていました。もうそれは自然農法というよりも、ただの「自然」でしかありません。
それから一年。多少は、農業の真似事ができるようになりました。
そして、私のように農業に馴染みがない人でも、農業に触れて、これからの「食の自給」を行えるような人々を増やしていきたいということから、初心者向け・農業体験プログラムである農業倶楽部を立ち上げました。
このプログラムには、10人を越す参加者の方々においでいただき、毎回、それなりに充実した内容をお届けできたかと思います。
今回、ついにその第六回を実施することができました。
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来月に最終回の「収穫祭」という企画が用意されているものの、農業体験の実習プログラムとしては、今回が実質、最終回となりました。
ちょっと寂しい気もします。
この日は午前中、トウモロコシが植わっていたマルチを再利用して(そのまま残して)、ハクサイやブロッコリーの定植をしました。これらの苗は、前回の農業倶楽部の実習において、皆さんが種まきをして育てたものです。
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夏を越えて、ついに後半戦の野菜を育てるプロセスに入ったという感じです。まだ一年は経っていませんが、シーズンプログラムとして、頑張ってきたなぁということを実感します。
午後は、タマネギとニンニクの種まきです。
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ニンニクの種は、そのまんま、あの「ニンニク」です。あの「ニンニク」をばらして、ひとつひとつを種として使います。知っている人からしたら当たり前のことなのでしょうが、私のようなド素人からすると、こういうことも勉強だったりします。
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今回種まきしたものは、2023年になってからの収穫になります。2023年は・・・いったいどうなっていることやらです。
いずれにしても、いろいろ起こっていることが、あまり好転していくようなことはないのでしょう。私たちは、きちんとそれらに対して備えていく必要があるのだと思います。
ということで、詳細は、これから詰めることになりますが、基本的な方向性として、2023年は米作りの塾を開講する予定です。
前回、こちらの記事でも触れた通り、今後、私たちが「食の安全保障」を考えるうえで、やはり主食としてのコメをどうやって確保していくかは、非常に切実な問題だと感じています。
野菜が獲れなくて餓死するというのは、あまり聞いたことがありません。でも、コメは別です。コメの取れ高で、多くの人々の生活や命が大きく左右されてきました。逆に言えば、コメさえ十分に確保できていれば、何とかなるのではないかと思うのです。
先日、そんな話をしていたら、「燃料高騰はどうするんです?」と言われました・・・正直、分かりません。
自分がやれるだけのことをやって、それでダメなら仕方ないです。燃料については、どうしようもないので、いろいろと頭を巡らせるにしても、具体的な行動計画を立てられない以上、それが見えない間はどうすることもできません(見えたら、即行動!)。
ただし、コメは違います。やろうと思えば、いろいろとやりようがあると思うのです。
そんなわけで、一旦、農業倶楽部における農業体験は終了となりますが、早速、次に向けて動いていきたいと思います。
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