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AIでビジネスって本当に意味あるの?

蛇の人からTwitterで質問があった。前提として現在東京大学を初めてとする情報学専攻の学生志望者が急増しているという話だった。私が学部生だった15年前とは全く違う状況になってきている。

将棋・囲碁AI、画像認識、機械翻訳これらは昔から存在はしていたが機械学習の躍進で現在では途方もなくレベルが上昇した。しかし実生活あるいはビジネスの世界では劇的に変わっているだろうか?

Googleなどに代表される巨大IT企業はもともとある巨大な利益を洗練された機械学習/AI技術によってさらに大きくしている。例えばレコメンドシステムは顧客の離脱率に直結する。そしてこういった技術も機械学習を使わないシステムが以前は多数あったが、現在はほぼ全て機械学習を前提にしている。

結局はもともとの売り上げの基礎があるからAIに意味があるのだ。最強の動画レコメンドシステムを作っても元となる動画がなければどうしようもない。AIシステムを開発した結果、売上80万円を100万円にしてもあまり意味はない。

2021年6月での私の結論しては、AI技術だけでビジネスを始めるのは正直だいぶ大変なイメージです。やはり何かビジネスがあってその中のソフトウェアに関わる部分をAIでより良くするのが現実的な答えなのかなと思います。


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