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よもぎのたからもの

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ぼくをかたちづくる、スキあふれちゃうnoteをあつめました。人の宝箱はかんたんに見ちゃいけません。
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2020年4月の記事一覧

深夜ラジオと出会った話

ラジオを聞くのが好きだ。夜中にイヤホンで一人で聴くのも良いし、カーラジオから垂れ流しながら長距離を運転するのも良い。最近だとネットラジオをTwitterなんかで実況しながら聴くのもとても面白い。 私がラジオと出会ったのは、中学2年生の頃だった。年末の忘年会で父親が景品で貰って来たポータブルラジオを譲り受けたことがきっかけだったと思う。 それまではラジオの印象といえば、家族で車に乗って出かける際にカーステレオから流れる『日高晤郎ショー』という番組だった。この『日高晤郎ショー

名前のない感情を書く理由#わたしの執筆スタンス

最初に物語を書き始めたのは、確か小学生の時だった。でも、何か表現したいことがあってとか将来作家になりたくてとかでもないし、頭に物語が溢れてくるような天才でもなかった。 ただ、自分が人よりもちょっとだけ書くことが得意なことは知っていたから、その得意分野で誰かに褒められたかったからだ。 正直、物語の内容なんてどうでもよかった。ただ、上手だねぇとかすごいじゃん!って褒められたいがために書いていた。だから、あの頃書いた物語の内容は覚えてないし、書いてて楽しかったかって聞かれると正直

その敏感さがわたしは好きだよ

「あなたはとても敏感で繊細な心をもっています。心が疲れやすいと感じてしまうことがあるでしょう。休日には仲のいい友人と動物園や公園に出かけたりして心のリフレッシュをするのがいいでしょう。」 わたしの通っていた公立中学校では毎年4月にクレペリン検査を行なっていた。クレペリン検査とは、用紙いっぱいに羅列されている数字を制限時間内にひたすら足し算していくという地味かつ疲れる作業をすることで、その答案用紙からその人の性格を分析するテストだ。 その結果は、5月の家庭訪問の際に担任の先生か