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【ポケカ】事故らないデッキを構築するための話 その1 〜ルールの理解〜

どうも、いっせーです。
今回から複数回に渡ってデッキ構築に関する記事を書いていこうと思います。というのも、デッキレシピの記事は数多くあるものの構築の仕方についての記事はあまり見かけません。おそらくその辺りを言語化するのには骨が折れるため、時間をかけてまで記事を書くプレイヤーがいないのかな、という印象です。かくいう私もこの記事を書こうと思った際、内容を列挙して仮書きしてみたら、終わりが見えずに挫折しかけたため、複数回に渡って書こうと思い至りました。全部で4回ぐらいを想定しています。

※「事故らない」について
私自身はマジックザギャザリングやガンダムウォーでよく使っていた言葉で、土地やGが引けないことで行動できないターンが続くことを「事故」と言っていました。ポケモンカードの場合は、やりたいことができないことを「事故」と表現することが多いように思えます。
そのため、やりたいことができることを「事故らない」と定義します。
やりたいことができる、ということは勝てる可能性が高まると言い換えることもできるため、勝てるデッキ構築の話とも言えます。

本記事を書く理由

この記事を書こうと思った理由は2つあります。
1つ目は、私の持っている知識を提供することでカードゲーム界がもっと活発になればいいと思いました。
デッキ構築に関する知識が身につけば、カードゲームがより面白くなります。そういう人が一人でも増えたらいいなという想いです。

正直な話をすると、高校2年生までデッキ構築について何も知らなかったといっても過言ではありません。きっかけは、その頃にガンダムウォーをやり始めたのですが、高校の同級生でものすごく強いプレイヤーがいました。その人を師匠にして、色々教えてもらいながらデッキ構築やプレイスキルを学んでいきました。ただ残念ながら師匠は、引退を考えていたみたいで、私に教えてくれながらフェードアウトしていきました。

そこから様々なカードゲームに触れたり、知識を入れたり、考察したりしながら少しずつ自分のものにできてきたかなという実感があります。もちろんまだまだ未熟な部分もあるので、大会等で常に上位を目指せるかといえば、そうではありませんが。
しかしこれがあるおかげで、社会人かつオリジナルレシピであっても早くから店舗大会の上位にいけている実感はあります。
だからこそ、こういう記事がもっと増えたらいいなと思います。

2つ目は、これまでの経験から得られたものを体系的にまとめたいと思ったからです。文章化することでこれまで漠然としていたものが明確になったり、不明瞭だった部分を明らかにできたりと私自身にもプラスになり、読者の方にも参考になればと思いました。
可能な限り体系的にまとめたいと思いますし、理想は「ポケモンカードで強くなりたいなら、このnoteを読んでおくことを強くオススメする」と言われるような内容にしたいと考えたからです。

デッキ構築は知識と努力です。知っているか知っていないかで圧倒的な差がつきます。知らない人のデッキと知っている人のデッキ内容は違いますし、当然強さも、事故率も違います。

ポケモンカードやカードゲーム初心者の方は読んでおき、知識を入れておいて損はないと思いますが、経験則がないため理解するのが大変だと思います。読み終わった1、2ヶ月後にもう一度お読みいただけると新たな発見があり、より成長できると思います。
そのため今回の記事をオススメする方は、「脱・初心者を目指したい」「なかなか上位にいけないと悩んでいる中級者」です。ちなみに上級者の方にも読んでいただき、誤り等があれば指摘していただきたいです。

最後にポケモンカードゲームの面白さ・楽しさは人それぞれ違います。人によっては強いデッキを作って大会で優勝したいと思う人もいれば、楽しくワイワイやりたいと思う人もいるでしょう。私自身はどちらかといえば、強いデッキを作って大会で優勝したい側の人間ですが、楽しくワイワイやるのも好きです。しかし楽しくワイワイやるためには、作ったデッキが事故らずにやりたいことができた方が楽しめると思います。この記事を読むことで、どうすれば事故らないかもわかると思います。記事の場面によっては勝利至上主義のようなところもありますが、こういう風に考えているんだなぁと流してもらえればと思います。

それではさっそく本題へ行きましょう。

ルールの理解

はっきり言うと、ルールを正しく理解できている人は強いです。
普段、ボードゲームをやったり、ボードゲーム製作したりしていて気づいたことがあります。
それは、そのゲームにおけるルールは、なるべくしてなったということです。
例えばルールが少し違うだけでゲームバランスが崩れ、一方的な試合になることがあります。様々な側面からルールを見つめなす調整を行った上で、ゲームのルールはできていると思っていいでしょう。そのルールを正しく理解することは、そのゲームで強くなるためには必須の知識です。
これから書いてあることは当たり前のことですが、当たり前のこと過ぎて意識していない人が多いように思えます。上級者ほど、この当たり前が頭に叩き込まれており、デッキ構築の際に無意識に盛り込まれています。

ではポケモンカードのルールとは一体どのようなものでしょうか。
全てを説明していくと大変なので、主要なものを箇条書きにします。

■山札を1枚引いて手札に入れる。
■ポケモンにエネルギーを1枚つける。
■サポートは1回の番に1枚までしか使えない。
■スタジアムは、1回の番に1枚までしか出せない。
■ポケモンを進化させる。
■ポケモンの特性を使う。
■バトルポケモンのワザを1つ使う。
■GXワザを1回しか使えない。

主要なものと言いながら、8個もあります。
この8個はどれか一つでも欠けると、不利になるリストでもあります。(もちろん例外はあります)

それぞれ一つずつ考えてみます。

■山札から1枚引けない。
 手札が増えない、ということは選択肢が少なくなるということ。つまり、できることが限られるということです。逆に手札が増えれば、選択肢が増え、できることが増えるということです。

■ポケモンにエネルギーをつけられない。
 エネルギーがつけられない、ということは相手よりも強いワザを使うことができなくなる可能性が高まるということ。つまり、強いワザが使えないということ。

■サポートが使えない。
 強力な効果を持つサポートが使えない、ということはそれだけ不利になります。最初の番に使うリーリエが強力なのは、みなさんご存知ですよね。

■スタジアムが出せない・使えない。
 スタジアムは継続的に効果を発揮します。お互いにスタジアムを出していなければ問題ありませんが、相手が出していて相手だけ使っている状況が多ければ多いほど不利になります。

■ポケモンが進化できない。
 進化できないターンが多ければ、それだけ弱い状態が続きます。進化ポケモンは順当に進化をして初めて強さを発揮します。

■ポケモンの特性が使えない。
 特性は自分の番に1回だけしか使えないものが多いです。1回だけということは、使えればそれだけ強力ということです。その強力な行動ができない、ということは不利になるということでもあります。

■バトルポケモンのワザが使えない。
 ワザは唯一相手のポケモンにダメージを与える行動です。それができない、ということは相手のポケモンにダメージを与えることができないということです。きぜつさせることができない、すなわちサイドを取ることができない。ゲームに勝利できないということになります。

■GXワザが使えない。
 対戦中に1回しか使えないワザということは、それだけ超強力なワザと言い換えることができます。何回も使われたらゲームバランスが崩れる可能性があるワザとも言えます。そのワザが使えない、というのはそれだけ不利と言えます。

ルールから見る優位と劣位

さて、ポケモンカードのルールからわかることをまとめると以下のとおりです。

《優位》
■手札が多いほど選択肢が多く、優位である。
■場にエネルギーが多いほど、優位である。
■自分のスタジアムが出てて、使える方が優位である。
■ポケモンを進化させるほど強くなり、優位である。

《劣位》
■手札が少ないほど選択肢が少なく、劣位である。
■場にエネルギーが少ないほど、劣位である。
■サポートを使えない番が多いほど、劣位になる。
■自分がスタジアムを使えない番が多いほど、劣位になる。
■進化できない番が多いほど、劣位になる。
■ポケモンの特性が使えないほど、劣位になる。
■バトルポケモンがワザを使えない番が多いほど、劣位になる。
■GXワザを使わないのは、劣位である。

ここで大事になことは、優位よりも劣位が多いということです。厳密に言えば、裏返しなので同数になるのですが、ここで意識して欲しいのは劣位になるということなのです。
そしてこの劣位になる状況は、デッキ構築の段階で防ぐことが可能です。

デッキ構築で気をつけること

これまでの内容を振り返り、まとめると以下のとおりになります。

■手札を多くするために、山札からカードを引く効果を持つものを多く入れる。
■エネルギーがつけられないターンをなくすために、エネルギーを多く入れる。
エネルギーが少なくても使えるワザを持っているポケモンを入れる。
GXポケモンやGXワザが使えるどうぐを入れる。

ここでふと気づくことがあります。
シールド戦で上級プレイヤーが言っていることと同じだと言うことに。
そうなのです。
シールド戦で大事なことは普段のデッキ構築にも活かすことができますし、シールド戦で決勝トーナメント常連の人は取るべくしてミュウツーGXのSR以上を取っているのです。かくいう私もミュウツーGXのSRを一応獲得していて、一応考察記事も書いています。一番最後にリンクを貼っておくので、ご興味のある方はそちらからどうぞ。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがだったでしょうか。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、意外に抜けている部分もあったのではないでしょうか。少しでもデッキ構築の参考にしていただければと思います。そして、少しでも参考になったのであれば、スキやツイッター等での拡散をよろしくお願いいたします。スキや読者が増えることでモチベーションが上がります。
今後も継続的に記事を書いていくつもりなので、よろしければフォローもお願いいたします。

次回は「カードパワーを見極めるために」です。
以下のリンクからどうぞ。

ちなみに下が先ほど宣伝したシールド戦の考察です。よろしければご覧ください。以上、ありがとうございました。


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