短期間での AWS SAA/SAP/SCS の準備や試験会場のお話
概要
こんにちは!
カミナシで Software Engineer をしている Issei です。
最近エンジニアリングチーム内で AWS 資格をとるムーブがあり、その一環でこの度 AWS 認定試験を受け以下の資格を取得しました。
AWS 試験は多くの方が既に受けており、ノウハウも色々とありそうですがこの note では、私なりに短期集中での試験に向けた準備や、試験会場のタイプごとの感想をシェアできたらと思ってます 🙌
今回取得した AWS 資格
AWS Solutions Architect - Associate (SAA)
2022/08/29 取得 (822 点) - 2週間
受験方法:Pearson VUE Online
AWS Solutions Architect - Professional (SAP)
2022/09/26 取得 (803 点) - 4週間
受験方法:Pearson Vue 物理会場
AWS Certified Security - Specialty (SCS)
2022/11/12 取得 (839 点) - 10日
受験方法:PSI Online
試験準備
筆者の AWS 経験
業務で数年 AWS サービスを用いての実務や terraform を書く経験はあるが、そこまで網羅的な知識は蓄積されてない感じ
準備
AWS Solution Architect Associate (以下、SAA) を例にとって準備を記載してますが、他の資格も同様の流れで取得してます。
流れとしては、
参考書を読む
techStock の問題集を解く(有料)
参考書を再度読んで、巻末の問題集を解く
といった感じで進めました。
参考書はそれぞれ以下を使用しました。
SAA:AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト問題集
SAP:AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
SCS:要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
勉強の時間割合は、
参考書を読む (前半: 土曜 後半: 日曜に分けて、週末で一読する)
techStock の問題集を解く
7問 1セットになっているので、10 分くらいで 1セット解く
1日 5, 6 時間で 30 セットくらいを目安に進める
後半の方が最新の知識を用いるような問題だったので、問題は後ろから優先的に解く
一通り解き終わったら再度解く
一周目で間違えが多い場合は、間違えた問題のみをもう一回解く
もし、一周目で正答率が良い場合は、間を空けて再度全部解き直す
参考書を再度読む
大事そうなところは何度か読み込む(巻末の問題もこの時解く)
という感じでした。
途中で、不明瞭な箇所は AWS のガイドや Whitepaper を適宜参照しました。サービスの使われ方がイメージできるので記憶に定着しやすかったです。
その他気をつけたこととか
資格勉強は、主に週末のまとまった時間 (5, 6時間くらい) で集中してやってました。平日の業務後は時間があっても特に長文を解くのは集中力が限られてくるのでそこまでコンスタントには出来ないかなーという感想です。
あと、SAP を取得後に SCS を取得しましたが、割と SAP での知識を活かして解ける問題もありそこまで苦労はしませんでした。なので、SAP 取得後他の Speciality をとるのは良さそうです。
AWS Well-Architected の概念は通読しておくと、問題を解く際にどの原則が尋ねられているのかを意識して解くことができます。
インプット → アウトプット のサイクルを回していく要領でやってました。
他の tips としては、特に SAP は、問題文が現代文の読解かという感じで長ったらしいので、以下に注意して解いていくことを心がけました。
長文からキーワードを拾うようにする
頭の中でアーキテクチャーの図を書いてイメージしながら、読み進める(イメージしておくと、問題文によっては所々注意深く読まなくても良くなります。)
試験環境
オンライン
SAA と SCS は、オンラインで受験しました。
メリット
移動しなくて良いのと、集中しやすい
デメリット
途中トイレ等で抜けることができない
部屋の準備が少し大変(部屋は綺麗になるけど!)
PC トラブルがあったら少し手間
といった感じでした。
プロフェッショナル系の試験は、3時間ほど試験時間がありますので時間いっぱい使うかもしれない時は物理会場での受験もありかな、と思います。(SAA, SCS はトイレ休憩を計算して早めに切り上げました。)
また、PC トラブルについてですが、
SAA は、Pearson VUE だったのですが Pearson のアプリと私の macOS との相性が悪かったらしく虹色のクルクルがクリック毎に発生してちょっと大変でした。
SCS の方は試しに PSI で受験しましたが、こちらは特にトラブル等はなかったです。ただ、他の方からは PSI 受験中にトラブルがあったとも聞くので、オンライン受験の際は、何らかのトラブルがある心算でいた方が丁度良いかと思います。
物理会場
SAA のオンライン受験時にトイレ休憩が行けないという学びがあったので、時間が足りなくなりそうな SAP は物理会場で受験しました。
メリット
試験会場によっては、途中のトイレ休憩可能
PC や環境トラブルの心配がない
デメリット
移動とかで一大イベントになる
家に比べると集中するまで時間かかる
トイレ休憩ができるのは私の中では大きかったです。
あと、集中するまで時間がかかるというのは、慣れない環境というのと会場のマウスのクリック音が人によっては気になるかな、という感じです。
SAP の時間配分ですが、考え過ぎると時間が足りないという事態にもなりかねないので、あまり考え過ぎずに 100 分くらいで一周解く → 気晴らしを兼ねてトイレ行く → 何周かフラグをつけたところを見返す、といった感じでいけました。
180 分の長丁場なので、トイレ休憩はなくても伸びをする等の休憩を挟むことをお勧めしたいです。
試験
ものによっては即座に結果が出ないこともあるらしいのですが、幸いなことに私の受けたものは完了した後すぐ合否が出ました。
試験はあまり考えずによく分からないものは積極的にフラグをつけて後で見直す感じで良いかと思います。
また、日本語の試験文は完璧ではないのでおやっと思ったら原文(英語)に切り替えて確認しましょう。
私も問題の選択肢の意味がどちらの意味にも取れたりした際、原文を読むことでなるほど、と思えたのがちらほらありました。
総括
AWS 試験を受けたことで、これまで使っていなくて分からなかったサービスや使用していたけど理解が曖昧だったサービスに関する知識が深まった感覚はあります。なので、今回受けてよかったと思います。
AWS 試験はあくまでも登竜門という位置付けで、今回得た知識を今後の実作業で生かすことができれば良いなと思います 👍
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