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第68回日本伝統工芸展

▪️思いがけず贅沢なイベント

日本橋三越で開催されている、第68回日本伝統工芸展(2021年9月15日〜27日)を見てきました。美術館でなくデパート開催、入場無料。すこーしだけ軽く見ていたかもしれません。毎年NHK日曜美術館で取り上げられ、楽しみに見ているくせに、会場へ行ったのは初めてでした。

木竹工・陶芸・金工・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などが一堂に勢揃い。作家さん一人一点のこれぞというのをひたすら並べたイベントって、実はとても贅沢じゃないですか?

▪️目を引いた作品をいくつか

作家さんがNGを出していなければ写真撮影OKでした。ということは、ここにアップしてもいいんだよね?

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楠造盛器「濤」川口清三さん(木竹工) 表面をつやっつやに磨かれたダークブラウンのマッス感。だんだん木材ではないもののように見えてきます。

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沈金箱「林檎の唄」金千鶴さん(漆芸) 風に吹かれるような、沈金のはかなげな線に泣ける。

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黒釉掛分象嵌鉢「舞」井上るり子さん(陶芸) 群れ飛ぶ扇。黒で引き締めたモダンデザインが素敵。

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有線七宝蓋物「枝先に春」後庵野かおりさん(七宝) 有線七宝、大好きなんですよ。

眼福でした。

タイトル画像は中埜朗子さんの截金飾筥「花冠」。

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