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No,115.対人コミュニケーションの重要さ(技術を伝える)

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コミュニケーションのについてつらつらと書いてみる。


技術を伝え

学校での勉強やスポーツ、職場の人間関係といった場面においてコミュニケーションは日常的におこなわれている。

たとえば、先生と生徒など教える側と教えられる側でのコミュニケーションでは、熟達者(上級者)は言葉を使って教えることになる。

「人間は言語で他者と意思疎通する。だから,言語はコミュニケーションのための道具だ」(吉田、2001)


言葉(言語)がコミュニケーションの道具(一部)なのは明らかなので、お互いの理解力が重要な要因だろう。

後藤(2005)は「対人関係の未熟さが学習や訓練によって改善・修正できるであろうという大前提がある」と述べている。

つまり、説明する語彙力と受け手の文脈を読む理解力(読解力)、上級者は初心者が「なにを理解していないのか」を理解して、初心者は上級者の言っている意味「なにを伝えたいのか?」を自分なりに理解するといった、相互作用こそがスキルを上げる要因だといえる。

まとめ

近年では、ネットの普及によりコミュニケーションが苦手な人が増えていると言われる。

近年SNSやLINEなどの普及により対人とのコミュニケーションの取り方は多種多様になっている現在において研究者の間でも「若者は人との深い付き合いが苦手であり、かつ、対人コミュニケーションが不得意である。」(大坊2002、香山2002など)

職場の飲み会を嫌う若者が増えた原因もこういった背景からだろう。

そう考えると、対人スキルを磨くのは対人コミュニケーションの場を多くつくる。

結果的に、コミュニケーション能力があがり、教える側も教えられる側も効率よく技術を磨くことが出来るといえるんじゃなかろうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます( *´艸`)

引用文献

大坊郁夫(2002)「ネットワーク・コミュニケーションにおける対人関係の特徴」『対人社会心理学研究』第2巻、pp1-24

香山リカ(2002)「若者の法則」岩波書店


後藤学(2005)「社会的スキルと苦手な・得意な対人場面」大坊郁夫(編著)「社会的スキル向上を目指す対人コミュニケーション」ナカニシヤ出版、p.18




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