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[#27] 留学に電子辞書は持っていった方がいいのか問題

留学に電子辞書は必要か否か。
これは語学留学の準備をしている人は一度は考えることだと思います。
インターネットの大海では必要派と不要派それぞれの意見が散見でき、まるで崎陽軒のシウマイ弁当における干しあんずの扱いです。(かわいそう。)

必要派は言います。
・学習に特化している。
・電波がなくても使える。
・日本独特のものなので会話のネタになる。

不要派は言います。
・荷物になる。
・スマホで十分。
・単語は会話の中で覚えられる。
・わからなければ周りに聞いたって良い。

不要派の言うとおり、今やスマホで簡単に何でも調べることができるので、必要派の主張が少し弱く、電子辞書のアイデンティティすら揺らいでいる感じがします。

それでも留学に電子辞書を持っていく必要はあるのかと問われれば、私は「持っていった方が良い」と答えます。実際、私は留学のために購入し、そして使い倒しました。むしろ今でも使っています。

ただし電子辞書は私にとっては必要なものでしたが、留学生全員には当てはまらないと思っています。

なぜかと言うと、自身の学習スタイルが、視覚型(見て理解する)または文字型(読み書きで理解する)タイプなのか、聴覚型(聴いて理解する)または運動感覚型(実践で理解する)なのかで、大きく異なりそうだからです。

私はバリバリの視覚型&文字型の学習スタイルだと自認しています。
わからないことを人の口から出る実態のない言葉で教えてもらうより、図や文字で説明してもらった方がより理解をすることができます。

私が電子辞書を一番活用したのは家や図書館で自習をしている時でした。
授業でわからなかった単語をノートに書いておいて、持参していた英単語帳のDUO3.0か電子辞書(英英でね)で調べ、定義と例文を書き写すという学習をしていたため、誘惑の多いスマホを使用するよりも集中して学習することができました。

必要派の主張にあった通り、電子辞書は日本独自のものなので他国からの留学生で持っている人は0%です。
なので授業中に使うと「なにそれ!」という会話が始まります。私にはそれが何だか小っ恥ずかしかったので、授業中はすぐに使わなくなりました。
というか授業でわからない単語をいちいち調べていられないので、学校で登場させる機会はほぼなかったです。

一方、同時期に留学していた仲間はおそらく聴覚型の学習スタイルでした。

彼女は授業以外の時間をレジャーや動画視聴に充てていて、座っての勉強よりも、友達との会話やコミュケーションの実践に全振りしていたそうです。
その子は電子辞書を持っていませんでしたが、私と同じかそれ以上のスピードでメキメキ上達していきました。

結論、電子辞書が必要か否かは、性格と学習スタイルによると思います。
一人でじっくり勉強する志向の方には電子辞書はあった方が捗りますし、単語の意味なんてサクッとわかればいい!という方はスマホで十分だと思います。

ちなみに私は数世代前のEx-Word(中古)を10,000円弱で買いました。
英英辞典も入っていて、使ってないけど他の機能もいっぱいあるし、1年以上使えているので元は取れたかなと思います。


スマホ派の人には、アプリもいらない無料で使える英英辞典"Cambridge Dictionary"がおすすめです。US・UKそれぞれの発音も確認できるので、サクッと調べるにはこれで十分だと思います。


思えば、日本人の留学仲間内でも電子辞書を持っている人の方が少数派だった気がします。

前回の記事でも触れましたが、日本で普段使ってないものを持っていっても、留学に行ったからって急に使うようにはならないんですよね。
私は受験生時代に電子辞書を酷使していたタイプなので、その習慣が向こうでも使用し続けた一因なのかもしれません。(むしろそれが全てかも。)

最後に、私はシウマイ弁当の干しあんずを一番最初に食べてしまう派です。
ではまた。

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