個人でもできる!VRCで展示イベントを主催しよう!VSM主催が教えるミニマムVR展示イベントノウハウ

皆さんはBOOTHで3Dモデルを購入したり販売したことはありますか?
新しいモデルを発掘したり、自分の作品を発信したいとき、どうしてますか?
そんなとき、アバターミュージアムやバーチャルマーケットを見に行ったり出展をした方も多いと思います。

急速に拡大してる展示イベント、実はやろうと思えば主催することができるのです。
「もっと〇〇だったらなぁ」「□□な作品がもっと見たいなぁ」
そう思ったなら、いっそ主催するというのも選択肢のうちの一つです。

そこで今回は、私IspVitaminがVirtual Steel Museumを主催するにあたって得た知見やノウハウを共有していこうと思います。

その0.必要なもの


展示イベントを運営するには下記のようなものが必要になります。
これらを揃えましょう
・Unityでワールドを作るための知識
・ワールド制作に耐えうるPCスペック
・Discordサーバーの使い方の知識
・推しジャンルを見たいという熱量

その1.展示のモチーフや名前を決める


オールジャンルか、テーマがあるイベントかなどを決めましょう。
個人的にはオールジャンル展示イベントだと競合相手が多いので、「こういう作品のオンリーイベント」はありだと思います。
その場合は範囲を狭すぎず広すぎずの絶妙な塩梅にするのがキモです。

テーマが決まったらイベント名、ハッシュタグ、ロゴを作りましょう。
名前は覚えやすくて略しやすくて他のイベントや物事の名詞と被らないようにするといいです。
ロゴは白黒にしても認識できてかつ、円形にトリミングしやすい形状にするとSNS上で使うにあたって応用しやすいです。

その2.展示形式を考えながらそれに合わせて規約を考えよう


展示イベントにはバーチャルマーケットのようなブース形式のものとアバターミュージアムのようなモデル単体で入稿できるものがあります。
好みの形式で大丈夫だと思いますが、個人的には後者の方が出展者側からしても入稿する側からしても必要な知識は少ないのでおすすめです。

展示形式が決まったらワールドの構成を考えましょう
ワールドは予め展示数を決めて作るか、展示数に制限をつけない代わりに拡張性を意識して作るかが最初の選択肢になります。
その上で下記のことに気を使うといいでしょう。

・容量はなるべく軽いほうがいい
・ライティングはどのアバターでもそれなりに見えるほうがいい
・動線は分かりやすいほうがいい

ライティングに関しては目安の一つとして、メタリックの強いStandardシェーダーのオブジェクトを置いて、それが真っ黒にならずにしっかり周囲のものを反射してるようなのが理想形です。

規約に関しては下記のようなものを制限をつけるといいです。
・データはアセットの下に名前などのフォルダを作ってその下に納める旨
・許可しているコンポーネント
・テクスチャ、メッシュ数、マテリアル数の制限
・入稿に必要なデータ(モデルとサムネイルと説明書きなど)
・センシティブな要素の禁止(任意)

また、シェーダーに関する部分ですがワールド制作してる上での経験上、外部エディタを含むシェーダーで入稿されると高確率でバグるので、それらに解決できる自信がない場合はシェーダーは制限するのもありです。

その3.告知をして出展者を募ろう


規約ができたら入稿期間と開催期間を決めてDiscordを立ち上げて、出展者募集の告知をしましょう。
出展者募集の期間と入稿期間は余裕をもって定めた上で周知をしてもらう上で告知を頑張りましょう。
下記の方法を取ると有効です。
・イベント公式アカウントを作る
・フライヤーのデザインを工夫する
・バーチャルライフマガジン等のブログなどで紹介依頼を出す。
・知り合いのイベントにポスターを貼ってもらう
・知り合いのモデラーをイベント出展に誘う
・外部の配信者や組織とコラボをする

広報アカウントは大体数日〜週1程度の頻度で定期的に更新すると話題になりやすいのでおすすめです。
ここはセンスがいるので頑張りましょう。

その3.入稿を待つ


出展者が集まり入稿されるのを待ちましょう。この間も広報アカウントは動かしておいたほうがいいです。
また、下記のようなこともしたほうがいいです。
・下見ワールドを出展者限定で見れるようにする
・出展者にハッシュタグなどをつけて出店完了報告ツイートしてもらうように頼む
・出展者のトラブルや質問に対応する

その4.公開!


ここまでやってトラブルがなさそうだったら公開しましょう。
公開時はワールドサムネに使ったり告知に添えるいい感じの画像があるといい感じです。

その5.公開後


感想や配信をしてくれた方のツイートを公式アカウントでいいねやRTしましょう。アンケートを実施するのもありです。
また、評判が良ければ次回を開催するのもありです。
大体半年〜1年位のスパンが理想ですね。

以上が展示イベントをする上でボクが感じたノウハウです。
初めてのNote投稿で拙い部分もあるかもですが、参考になれば幸いです。


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