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本当のヨガはどこにある?

世の中のヨガと呼ばれるものを見渡すと、実に色々な名前が付けられたヨガが存在している。

〇〇調整ヨガ(〇〇には身体のパーツが入る)、□□(□□には自然の名前が入る)ヨガ、講師の名前やメソッドが付いたヨガ、ちょっとこれはもはやヨガではないのでは?と思うような名前のヨガ…etc. 調べれば調べるほど出てくるので、実に面白い。商標登録済みのヨガまである。

分かりやすい名前を付けることによって、何を目的としているのかということや、著名な講師であれば名前がそのままイメージやブランドになって(レッスンを受ける側の生徒にとって)分かりやすいといえば分かりやすいのだけれど、現代で行われているヨガのほとんどは肉体をコントロールするテクニックを重要視するハタヨガなのであるから、「今のヨガは全部ハタヨガでしょ!」などと私は考えてしまう。
だから、数年前に行われたヨガのイベントで、とある著名なヨガの先生が担当されるレッスンに名前のないヨガクラスというタイトルを付けていることを知ったとき、大いに膝を打ったものである。

分かりやすい名前をつけないと、集客という観点でお客様がついてこないということもあるのだろう。私も自主開催のレッスンで「あさヨガ」なんてタイトルを付けているから、ちょっと引け目を感じてあまり声高には言えないんだけどね…。でも本来、ヨガはヨガのままでいい。できるだけ、何も飾らない方がいい。本質からどんどん遠ざかっていかないように…。

様々なネーミングが付けられている現代のヨガを学んでいると、本当のヨガってなんだろう?本物のヨガなんてあるのだろうか?はてさて、私は何のためにヨガをしているんだっけ?と、ときどき考え込んでしまう。考えて、探して、勉強してもその答えは見つからない。いつになったらこの答えが分かるときがくるのだろう。もう何年もヨガを学んでいるのに私はまだこの答えを探し続けている。

そんなとき、ひょんなことから私にチャンスが訪れた。一生に一度は絶対行こうと決めていた、ヨガの聖地インドに行くチャンスだ。この現状を打破するきっかけになったらいいなと願い、もう誰のフィルターも介さずに、自分の足と目で現地に行って確かめてくる。