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パニック障害日記☆ありがとうマイケルの巻

お盆なので実家に帰って来ました。遠いので飛行機に乗らねばなりません。
飛行機に乗るのは、一時期、本当にしんどかったのですが、最近は機内に入る30分前に安定剤を飲んで、なんとかなってます。
でも今年のお盆は「コロナ禍は終わったんだなあ」としみじみするくらいの混雑っぷりでした。
人が多ければ多いほど予期不安も高まります。
予期不安というのはパニックの発作そのものではなくて「発作が起きたらどうしよう!」という不安感の事を指しますが、ソワソワレベルから心臓バクバクレベルまで、グラデーションがあります。
バクバクになるとすごく辛いです。パニック障害になる前の人生でそれくらいの恐怖感を味わったのは、祖父の家の裏の雪山で生き埋めになりかけた時くらいなので、笑い事じゃないレベルです。
しかし隣の席に座ってる、ウチの子ども達には笑われます。これには「くっそ〜」と悔しくなります。のんきにおやつなんか食いやがって……
でも、もし周りのみんなも恐怖の表情だったらますます怖くなるので、笑ってくれてた方が良いと思い直します。
薬を飲まないとバクバクレベルなのを、医学の力でソワソワレベルに落ち着かせて椅子に座り目をつぶります。周りを見ると人の多さに気がついてしまうので。
そして何か聞いて気を紛らわせます。今回は永遠のマイ・エンジェル、マイケル・ジャクソンに手を差し伸べてもらいました。

予期不安の言う事に耳を貸してはいけません。

いったん離陸してしまえば、もう引き返せないので腹が決まってかなり落ち着きます。
なので、席に座ってから離陸までが一番の「魔の時間」です。
心の中で「逃げるなら今のうちだぞ」と、予期不安がささやきます。
どうしよう?今突然立ち上がって「やっぱり乗るのやめます!」って言ったらどうなるかなあ??……
そんな妄想を今回もマイケルが打ち消してくれました。マイケルがいて良かったです。
ありがとうマイケル!

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