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プロヴァンスの小さな村から来た向日葵 (プロヴァンス コリアス)

フランス南部、プロヴァンスのニームに出かけた際に、どこか近くにいい感じの村はないかと探して見つけたのが、このCollias(コリアス)村です。こういう時の私の行き先や宿の探し方は、ブッキングドットコムのマップから高評価の宿を探したり、グーグルマップとストリートビューでなんとなく当たりをつけます。

都合がいいことに、コリアスまでは滞在先のニームから1日2本、Oilの直通バスが出ています。1時間ちょっとで到着します。

2014年9月に滞在したのが、La Maison de Léonie(ラ メゾン ドゥ レオニー)というB&Bです。コリアスでは最も評価の高い宿の1つです。現在の料金は1泊24,000円ほどです。ちなみに当時はこの半額くらいでしたね。すぐ近くには世界遺産でもある有名な水道橋、ポン・デュ・ガールがあります。

エントランス
真ん中のドアが玄関
庭から
角度を変えて
1階には自由に使えるとても広いリビングスペースがあります
センスの良いインテリアです
奥に見えるのは暖炉です このあたりは冬は結構寒いのです
テーブルの上に何かいる
思いっきりお昼寝中でした
こんなワンコもいます

プロヴァンスに限りませんが、ヨーロッパにはこれくらいの価格帯で本当に魅力的で快適なB&Bがたくさんあります。私は国内外でも大手ホテルチェーンに宿泊することはあまりなくて、たった1つしかない宿を家族で経営しているB&Bばかりに泊まるようにしています。大手ホテルチェーンは一定のレベルが維持されていますが、逆も言えばどこも同じで、唯一無二な感じがしないからです。ネットの評価と写真を見れば、外すようなことはまずありません。

朝食は庭でいただきます
卵焼きみたいなスクランブルエッグは見た目より美味しいです

ここは全部で5部屋の小さな宿です。2階の部屋からは庭を見下ろすことができます。抜けた眺望があるわけではありませんが、とてもいい眺めです。

掃き出し窓がいい感じです
開口部はそんなに大きくはありません
赤がアクセントになった部屋
セミダブルベッドですが今回は一人旅なので問題ありません
サイドテーブルがいい感じ、右奥は洗面とバスルーム
バスタブもあります
ロクシタンと同じくらい、プロヴァンスの宿でよく見かける地元の「DAMANA(ダマナ)」のオーガニックアメニティーはとてもいい香りがします。日本でも購入できますが、なんと中国製です
反対側の窓からはプールが見えます
誰もいないのでひとりで「光合成」していました
これもよく見かける自動プール洗浄機です。プールの底面を自走して掃除しています

こういうヨーロッパのB&Bは、普通の家みたいです。別荘的な部分もあります。日本的に言うと大豪邸ということになります。高級ホテルのような雰囲気はありませんが、田舎のおばあちゃんの家に泊まったようなな、彼らには普通の民宿みたいな感じが、私たち日本人には非日常の極みのようで好きなのです。

さあ、夜はどんな感じでしょうか。

セント・ビンセント教会 19世紀のものらしいので古いものではありません
夜の路地裏
私も夜は庭に出てゆったり飲んでました
リビングの夜の様子
いい気候の時期だったのでみんな外でおしゃべりをしていました
庭の花は名前わかりません
これも何という花なのでしょうか

さて、コリアスのバス停の近くにひときわ目立つ向日葵が咲いていました。現場の写真は撮り忘れました。下のストリートビューのバス停とベンチの間くらいにたくさん咲いていました。

バス停の右側に向日葵が咲いていました

黄色だけではなく赤みがかった花をつけていて、種をつけていたものもたくさんあったので、こっそり持ち帰ってきました。

持ち帰った状態

9月ですから帰国してから植えても咲くことはないだろうと思い、翌年種を蒔いたら見事に咲いてくれました。花によっては赤みがないものもありましたが、かなり真っ赤になるものもあり、現地と同じ色合いでした。

日本では見かけることがない赤がとても綺麗で見立ちます
別アングルから

この時も種がたくさん取れたので、知り合いの方にお分けして、また翌年咲いたのがこちらの写真です。

やっぱり赤が際立ちます

残念ながら3年目は何故かうまく咲くことができずこの子孫は途絶えてしまいました。このことがきっかけで、夏にヨーロッパに行って向日葵を見つけると、こんな赤みがしっかりあるものはないか探します。なかなかいい頃合いの花にはお目にかかることができません。赤い向日葵もありますよね。これくらい黄色と赤みがうまくミックスされているものが私は好きです。

宿の公式サイトはこちらです。

ブッキングドットコムはこちらです。


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