めちゃウマ餃子の「胖鴨」 はなんて読む? (横浜中華街 胖鴨)
横浜中華街のガチ中華開拓シリーズです。シリーズ化することにたった今決めました。
まずは、いや、とりあえずビール!
ん、ちょっと待ってくださいよ。わたし瓶ビールを頼んだんですが、ずいぶんと大きなグラスと一緒に出てました。アサヒをサッポロのグラスで、ということではなく。自分で注ぎますが、瓶ビールをこれくらいのグラスや、それこそビアジョッキをキンキンに凍らせてから注ぐと、最高に美味いですね。
私はお店で生ビールはあまり頼みません。なぜなら店によって温度管理や注ぎ方にかなりバラつきがあるからです。瓶ビールであればそれは少ないし、注ぎ方がグラスの状況に合わせて自分で調節できます。大昔にキリンビールのビール大学とかいう、注ぎ方講習会に行ったこともありますので。
で、瓶ビールをこれくらい大きなグラスに注ぐと本当に美味しいのです。うちではバカラの500mlサイズのビールグラスを凍らせてあって、それに瓶ビール、それも「赤星」を注ぎます。 コップみたいな安物グラスで飲む瓶ビールとは全く別物ですよ。
さて、胖鴨は焼き餃子が飛び抜けてうまいです。
日本の餃子は酢と醤油とラー油で食べることが多いですよね。人によっては酢と胡椒とか。ですがここの餃子は何も付けないで食べるのが正解です。餡にしっかり味がついています。肉まんとか豚まんと呼ばれるものと似た感じです。たっぷりの肉汁とともに、肉の甘味を旨味が口の中いっぱいに広がります。
日本の町中華の餃子は、ニンニクたっぷりということが多いですよね。それはそれで最高に美味しいですけど、ここの餃子にはにんにくは殆ど入っていないです。肉の旨味を目一杯楽しむ餃子は珍しいです。そして最高です。
ところで、お店の名前「胖鴨」はなんと読むでしょう。胖鴨はPang Ya パンヤーと読みます。意味はまるまると太ったアヒルのことだそう。
鴨はアヒルのことです。日本では鴨はカモで、アヒルは家鴨と書きますよね。胖はまるまると太ったという意味。なのでお店の公式サイトには
胖鴨(まるまるかも)と書かれています。
店名の由来は、オーナーのお嬢さんがデザインしたこのイラストから来ているようです。
このあたりについては、ネーミングやブランディング目線ではちょっと整理した方がいいように思ったりもします。
胖鴨(まるまるかも)だと、初見では「かも」が疑問や推測の助詞に思えたりしますし、「まるまる」はまるまると太ったにも、まるっと全部という意味にも取れます。深読みすると「〇〇かも」と取れなくもないです。
イラストはとってもカワイイのですが、これはカモではなく日本人的にはやっぱりアヒルです。そこが面白いですね。
さて、胖鴨には私が最近ハマりまくっている酸菜魚がちゃんとあります。もちろんいただきました。
うまい!
こちらも辛さも痺れもあまりありません。オーナーに聞いたところ、希望すれば青実山椒で痺れる感じにもバッチリできるそうです。次回は絶対お願いしてみます。
この日のメニューの全景です。ひとりでしたので十分お腹いっぱいになりました。
全体としてはガチ中華系ばかりではないメニュー構成です。お店の雰囲気やインテリアは全く中華料理店ぽくありません。タピオカ屋とか、上海や香港のファーストフードみたいなポップな雰囲気です。そのギャップがなんかいいですね。
オーナーさんと話し込んで、私の好みを見抜いてくれまして、次回はこの辺を攻めてみてとのことでした。
お店の公式サイトはこちらです。場所は東北人家 本館のお隣です
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