スイカ嫌いでもスイカの香りがする鮎が好き
2024年の初鮎してきました。伊豆の大仁の鮎茶屋さんです。
私の最後の晩餐は鮎の塩焼きと決めています。
私は食については好き嫌いはほとんどなく、スイカとメロン以外は何でも食べます。ですが特にスイカはダメです。
そんな私の2024年の初鮎の日がやってきました。予定していたわけではなく、突然一人の時間ができたので、ふと思い立って電車を乗り継いで伊豆の大仁まで。うちから大仁までは案外近くて、新幹線を使うこともなく2時間14分1,830円なのです。車で渋滞に巻き込まれるよりも全然早くて安くて楽なのです。
向かった先はいつもの鮎茶屋さんです。伊豆箱根鉄道の大仁駅から歩いて5分くらいで、電車で行っても問題ありません。ただし人気店なので、事前に予約をされることを強くおすすめします。
まだ7月になるところですから鮎はやや小ぶりです。お昼に予約無しで一番乗りでうかがったのですが、朝食バイキングで食べすぎたのでこれとビールでお腹いっぱいになりました。
それにしても私はどうして鮎が、それも塩焼きが好きなんでしょうね。塩焼きと洗いと、釜飯しか食べないですね。他の調理法だとせっかくの鮎の香ばしさを感じ取りにくいからです。香魚というくらいで鮎は香りが全てです。
香りというのは匂いと喉越しの感じの両方です。香りを感じるためには洗いが一番です。捌きたての鮎の刺し身からは、なんとも言えないいい香り、コケっぽい香りがするのです。人によってはこれをスイカに似ているという人がいますが、スイカが全然無理な私が最高に好きな香りです。人の感覚っていい加減なもんです。
そこで軽く検索してみたところ、以外な事実が判明しました。
へえええええええ、そうなんですか。ちょっとびっくり。でも川によって鮎の味と香りが異なるのは事実なのです。それはコケの違いではないのですね。
喉越しの香りは、喉奥に流し込むときに鼻腔で感じる香ばしさです。川魚としてイワナやヤマメに近いですが、香ばしさは鮎に勝るものはないと思います。なので、たで酢も何も付けません。カシューナッツを食べた特にちょっとだけ似ています。淡水の蟹である上海蟹なんかも同じ系列ですね。
というわけで、今年も鮎をたくさんいただきたいと思っております。
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