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夜行バスが大好物なもので・・・

私は東京ー名古屋や大阪間くらいの移動は、学生の頃から高速バス移動が安くて楽しいので大好物です。特に夜行バスは国際線のレッドアイ・フライトみたいで好きです。

これは自分が運転免許を持っていないというのも関係しているかもしれません。運転をしないので車内での時間を有効に使うことに慣れているのかもしれないです。移動しながらボーっとしている、音楽を聞くだけでかなりリラックスできますし、ストレスが消えていく感じがします。

例えが違うかもしれませんが、めちゃくちゃうるさいパチンコ屋では実はリラックスできるとか、ファミレスやサイゼリアの方が勉強が捗るのと似ている気がします。

一般的に夜行バスは、深夜23時頃に出発して早朝5時頃に目的地に着くので、現地で遅くまで飲み食いできますし、最近なら乗車直前までサウナにいることも多いです。家に帰ってシャワーしたらすぐに復活できます。僕みたいに狭くて揺れる車中泊が全く気にならないどころか、大好きな者にとって非常に効率がいい移動手段ということになります。

一方の新幹線は競争がないので運賃は常に高いままですし、食堂車、ビュッフェ、グリーン個室が無くなってからは本当につまらないです。

僕は普段は別にそこまで急いでなんかないので、新幹線に乗るとしたら指定席より安くて、ビール(最近ロング缶もOKになったし)も付いてくる「ぷらっとこだま」というチケット(正確にはツアー商品)のグリーン車利用一択です。のぞみと比べるとこだまは時間がかかるので、その分まとまった仕事をすることもできます。もちろんたっぷり寝ることも。週末の夕方など、2時間先まで指定が取れないのぞみに乗るよりも遥かに快適で効率がいいです。ぷらっとこだまは、利用についていくつかの制約や条件がありますからお気をつけください。

もちろん行先によってはヒコーキを使うのは言うまでもないです。空を飛ぶという非日常感は他には代え難い時間ですから。また、九州・四国・北海道へはフェリーも7回は使いました。これもまた違った味わいの非日常の移動です。

さて、夜行バスに関して最近わかってきたことは、流行りの3列独立シートはもちろん快適でいいのですが、トイレが運転席側の中央部にあることが多く、3列シートの運転席側ではない窓側席からだと、トイレまでの車内の移動が事実上できないのでトイレが使えません。事前座席指定ができない路線も多いです。おまけにこのタイプのバスは、SA・PAなどでの休憩時に車外に出られない運用をしていることが増えたのもよくない傾向です。

3列独立シート車のトイレはほとんど上段の図のような右側中央に設置されているため、左側の窓際席からだと、カーテンで仕切られていることも多く事実上動線がない


そうであれば、旧来からの4列(2x2)シートのトイレ無し車の方が、隣が空席である確率も高く、そうなれば3列シート車より遥かに快適です。

バス事故が多くなった以降、休憩時間は極めて厳密に運用されていて、昔と違って渋滞などので予定していた休憩地に時間までにたどり着かなかったとしても、2時間おきに必ず予定地以外で休憩が入ります。つまり2時間おきに必ず車外に出られるので、SA・PAで買い物や飲食もできます。

睡眠時間こそ細切れにはなりますが、身体はむしろその方が快調です。ここで車内に残ったままだと血行も悪くなり、結果的に快適に過ごせないように私は思います。エコノミークラス症候群ならぬ夜行バス症候群になっては洒落になりません。

女性のためには女性専用エリアが設定されていたり、基本は女性の隣は女性にしているバス会社も多いです。

名古屋から横浜までだと3列独立シート車は3,800円から、4列シート車は2,000円からあります。学生時代のJRバスのドリーム号(初代車両は今では珍しい6タイヤ車)が5,000円だったことを考えると、かなり安くなっているのはとっても不思議ではあります。

映画でよく見るアメリカの長距離バスの代名詞であるグレイハウンドバスなんかの様子とは違い、日本は治安もいいのでぜひ夜行バスを体験してみてはいかがでしょうか。想像するほどには悪くない、いやきっと楽しいですよ。次の私の夜行バスの移動は今月後半になりそうです。

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