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次回「定例イソラジ」(20201112)のためにビゼーの曲を選曲(4)

 パブロ・デ・サラサーテの作品に「カルメン幻想曲」があります。
彼はヴァイオリンの名手でしたので、その技巧を思う存分に発揮する編曲を行いました。

 ヴァイオリンが主役で、ピアノまたは管弦楽のための編曲作品となっています。その素材として使ったのが、ビゼーの歌劇「カルメン」からの各種の旋律です。

 さて、手持ちの音源を探したところ、5種類が見つかりました。
下記のリストとなります。

曲目 サラサーテ:カルメン幻想曲op25

 1.ギル・シャハム(vn)/ロハン・デ・シルヴァ(pf)(11:35)
   今回の5種の中では一番安心して聴いていられる安定した技巧ですね。

 2.ギル・シャハム(vn)/江口玲(pf)(04:29)ライブ録音、抜粋
   アンコール用として聴きどころを抜粋して演奏しています。

 3.前田妃奈(vn)/新ゆう(pf)(12:50)ライブ録音
   若手ヴァイオリン奏者による、初々しいながらも技巧も楽しめる音源。

 4.ジョシュア・ベル(vn)/サム・ヘイウッド(pf)(04:47)ライブ録音、抜粋
アンコール用として聴きどころを抜粋して演奏しています。

 5.ダヴィデ・フォルミザーノ(fl)/フィリップ・モル(pf)(11:52)ライブ録音
フルーティストのフォルミザーノ自身がフルート用に編曲し演奏した音源です。


 何といっても聴いていて、とても楽しい作品であります。
長さも丁度良くて、もっと聴いていたいと思わせておいて、派手に終わらせたり。

サラサーテ自身の作曲した作品も多数、今に残っていますが、もしそれらが無くても。
この「カルメン変奏曲」1曲があれば、後世にまで彼の存在は十分に残ったことでしょう。

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