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リュートによる演奏の手持ち音源捜索の現状(2)

この投稿はHDDの中にある手持ちのリュート演奏音源の捜索結果となります。

この連休を使って、ルネサンスとバロックのフォルダの中を調べたところ、、、。
予想通り、他の演奏家によるリュート演奏音源が、たくさん見つかりました。

第1次調査分と合わせて、曲名と演奏者を全てリスト化しておきましょう。
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【第1次調査分】
全て独奏のみ(1時間15分)

曲名:カプスベルガー:トッカータ第1番
   カプスベルガー:ガリアルダ第1番
演奏:ポール・オデット(リュート)

曲名:ヨハン・セバスティアン・バッハ:前奏曲 ハ短調BWV999
   ヨハン・セバスティアン・バッハ:フーガ ト短調BWV1000
演奏:コンラート・ユングヘーネル(リュート)

曲名:ヨハン・セバスティアン・バッハ:組曲 ト短調BWV995から「前奏曲」
   ヨハン・セバスティアン・バッハ:組曲 ト短調BWV995から「ガヴォット」
演奏:ヤコブ・リンドベルイ(リュート)

曲名:ヨハン・セバスティアン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004から「シャコンヌ」
演奏:ホプキンソン・スミス(リュート)

曲名:カプスベルガー:トッカータ第6番
演奏:坂本龍右(リュート)

曲名:ダウランド:靴屋の女房
   ダウランド:ファンシー第6番
   ダウランド:ファンシー第5番
   ダウランド:デンマーク王のガイヤルド
   ダウランド:ダウランドはつねに悲しむ
   ダウランド:エリザベス女王のガイヤルド
   ダウランド:別れのファンシー
   ダウランド:アロー
   ダウランド:ファンタジア第1番
   ダウランド:涙のパヴァーヌ
   ダウランド:カエルのガイヤルド
演奏:ポール・オデット(リュート)
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【第2次調査分】

☆独奏(54分)
曲名:ダウランド:運命は、わが敵
   ダウランド:デンマーク王のガイヤルド
   ダウランド:ある夢
   ダウランド:涙のパヴァーヌ
演奏:トマ・ダンフォール(リュート)

曲名:ダウランド:ジョン・ラングトン氏のパヴァーヌ
演奏:ルッツ・キルヒホーフ(ルネサンス・リュート)

曲名:ガリレイ:ソナタ ハ長調
演奏:アントニ―・ベイルズ(リュート)

曲名:カプスベルガー:トッカータ第1番
   カプスベルガー:トッカータ第2番
   カプスベルガー:トッカータ第3番
   カプスベルガー:トッカータ第4番
   カプスベルガー:トッカータ第5番
   カプスベルガー:トッカータ第6番
   カプスベルガー:トッカータ第7番
   カプスベルガー:トッカータ第8番
演奏:トマ・ダンフォール(アーチリュート)

☆合奏(52分)
曲名:ビーバー:「ロザリオのソナタ集」から第1番「受胎告知」
演奏:レイチェル・ポッジャー(vn)/デーヴィッド・ミラー(アーチリュート)/マルツィン・シヴィオントキェヴィチ(or)
曲名:ビーバー:「ロザリオのソナタ集」から第2番「訪問」
演奏:レイチェル・ポッジャー(vn)/デーヴィッド・ミラー(アーチリュート)/ジョナサン・マンソン(vc)/マルツィン・シヴィオントキェヴィチ(cemb,or)
曲名:ビーバー:「ロザリオのソナタ集」から第4番「イエスの神殿への拝謁」
演奏:レイチェル・ポッジャー(vn)/デーヴィッド・ミラー(アーチリュート)/マルツィン・シヴィオントキェヴィチ(cemb)
曲名:ビーバー:「ロザリオのソナタ集」から第11番「キリストの復活」
演奏:レイチェル・ポッジャー(vn)/デーヴィッド・ミラー(アーチリュート)/マルツィン・シヴィオントキェヴィチ(or)
曲名:ビーバー:「ロザリオのソナタ集」から第12番「キリストの昇天」
演奏:レイチェル・ポッジャー(vn)/デーヴィッド・ミラー(アーチリュート)/ジョナサン・マンソン(vc)/マルツィン・シヴィオントキェヴィチ(cemb)

曲名:ビーバー:描写的なソナタ イ長調
演奏:アンドルー・マンゼ(vn)/ナイジェル・ノース(テオルボ、リュート)/
   ジョン・トール(cemb)

曲名:ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調RV43第2楽章
演奏:鈴木秀美(vc)/エーロ・パルヴィアイネン(アーチリュート)/
   ライナー・ツィパリンク(vc)

☆協奏曲(12分)
曲名:ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調RV540
演奏:エンリコ・オノフリ(ヴィオラ・ダモーレ)/ルーカ・ピアンカ(リュート)/イル・ジャルディーノ・アルモニコ

☆歌曲伴奏(52分)
曲名:カッチーニ:「新しい音楽と新しい書法」から「ひねもす涙して」
演奏:モンセラート・フィゲーラス(sp)/ホプキンソン・スミス(リュート)

曲名:カッチーニ:「新音楽」から「いとも甘きため息」
   カッチーニ:「新音楽」から「美しき真紅のばら」
   カッチーニ:「新音楽と新しい書法」から「あなたの美しき手を取り」
演奏:ロベルタ・マメリ(sp)/ルーカ・ピアンカ(リュート)

曲名:ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
   カッチーニ:私は、月さえも天から落とせる
   カプスベルガー:わがアヴリッラ
   モンテヴェルディ:恋文~この憂いを帯びたまなざしで
   フレスコバルディ:恋人よ、去らねばならぬ時が来た
   フレスコバルディ:これほどまでに、あなたはわたしをさげすむのか
   カッチーニ:麗しのアマリリ
   メールラ:今や眠りの時
   ダンブリュイ:私たちの森の快い静けさを
演奏:アンナ・レイノルト(ms)/トマ・ダンフォール(アーチリュート)

☆合唱(27分)
曲名:ローゼンミューラー:詩篇第129篇「深いふちから」
   ローゼンミューラー:4声のグローリア
演奏:コンラート・ユングヘーネル(指揮とリュート)/カントゥス・ケルン
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全部で4時間半近くの分量となりました。とても1回の特集では収まりません。曲目を絞るか、あるいは2回に分けるか、当日までに判断しましょう。

あらかじめ全て聴いて確認した印象を書いておきましょう。
リュートという楽器の特性を一番表現出来るのは、ズバリ独奏曲

当時の宮廷で貴族が夜中に、寝る前の音楽として宮廷音楽家に演奏させていた。現代で言えば「大ホールよりも小ホール向き」となりそうです。

歌曲の伴奏も悪くありません。現代の「ギター1本による弾き語り」を思わせます。ソプラノやメゾ・ソプラノの歌唱による繊細な表現に合わせるにはピッタリです。

合奏曲、協奏曲、合唱というように、編成が大きくなるほど、リュートの音が埋もれてしまう。元々、あまり大きな音が出る楽器ではないので、当然のことと思えます。

また、この事が、古典派以降に、存在することが出来なかった理由でもありますね。

あ、一番肝心の「つのだ氏によるリュート演奏」はHDDの中からは出てきませんでした。
1万枚以上あるCDコレクションの中から、はたして探し出せるでしょうか?

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