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初めてととのった時の話

こちらの続きになります。

初めてのサウナから1週間、私はもう一度新岐阜サウナに行きました。

前回はまともにサウナに入れなかったので、今回こそは思い、事前にネットでサウナの入り方について調べたのです。

1週間ぶりの新岐阜サウナ。

相変わらずお客さんは若い人が多いです。

カウンターで受付を済ませ、ロッカーで着替えて2階の浴室に行きます。

体を洗ってからお風呂に入り、出たら体についた水分をタオルでしっかり拭き、いよいよ前回日和って入れなかったサウナに入ります。

サウナ室の中を覗いてみると、やはり若い人がたくさんいます。

意を決してサウナ室の中に入りました。

めちゃくちゃ熱い!!!

サウナ室の中は尋常じゃないくらい熱く感じました。

サウナ室の中の温度計を見ると90℃を超えた辺りを指してました。

サウナ室の中は階段みたいになっていて、上の方の段には人がたくさん座ってます。

みんな汗だくになって無言で我慢しています。

なにか異様な光景です。

とりあえず入り口のすぐ近くの一番下の段に座りました。

事前に調べたサイトによると、サウナに入っている時間は大体10分くらいと書いてありました。

こんなところに10分も入っていられる訳ない。

ふと上を見ると時計のようなものがある事に気づきました。

なんだこの時計、なんか変だぞ。

この時計、最初どうやって見るのかわかりませんでしたが、しばらく見ていると片方の針が一周1分、もう片方の針が一周12分で周っている事に気づきました。

なるほど、じゃあ今この針が3だから1までいけば10分か。

ていうか熱すぎてもう無理。

私は5分も経たずにサウナ室から出たのです。

熱かった、この後は水風呂だな。

掛け湯をして体の汗を流します。

そしていよいよ初めての水風呂に…

無理無理無理無理無理無理無理!!!


みんなこんなのどうやって入ってんのよ!

あまりにも冷たすぎて3秒も入っていられませんでした。

結局先週入った25℃の水風呂に入ります。

やっぱりまだここしか入れないな。

15℃ってこんなに冷たいのか。

ふと隣の水風呂を見ると「シングル」と書かれていて、水温計を見るとなんと

7℃


嘘だろ?こんなの入れる奴いるのか?

でもなんでシングル?

なるほど、水温が一桁だからシングルか、1人用って意味じゃないんだな。

こんなのはまだ絶対無理だ、まず15℃の水風呂に入れるようにならないと。

なんとかして水風呂を克服したい。

そう思った私はその日の帰りの電車の中で、水風呂の入り方をネットで調べました。

そしてまた次の週にも新岐阜サウナに行ったのです。

3週連続で来てしまった。

ネットで調べた水風呂の入り方にはこう書いてありました。

⚪︎サウナに最低8分入り、身体をしっかり温める

⚪︎掛け湯をし、大きく息を吸ってゆっくり息を吐きながら水風呂に肩まで入る

⚪︎そのままじっとしてゆっくり呼吸をする

⚪︎しばらくすると体に膜のようなものができて冷たさを感じなくなる

こんなに冷たいのに冷たさを感じなくなる事なんてあるのか?

半信半疑で書いてあった通りにやってみました。

ひぇーやっぱり冷たい。

とりあえず数を数えてみました。

1、2、3、4、5、6、7、8、9、10…

あれ?なんか入った時より冷たくない気がする。

体が水の冷めたさに慣れたのか。

確かに体全体に膜のようなものができた感覚がありました。

でもやっぱり冷たい。

30秒くらい経ったところで一旦水風呂から出ました。

次は休憩か。

体についた水分をしっかり拭いて休憩します。

なんだか体が不思議な感覚に見舞われます。

これを3回繰り返すのか。

10分くらい休憩した後、もう一度サウナ室に戻り、同じように水風呂に入ります。

今回はさっきより長く入れた気がします。

体をしっかり拭き、休憩スペースに行きます。

休憩スペースには寝れる椅子が3つ置いてあり、いつも大体誰かが使用しているのですが、たまたま空いていたのでそこで寝てみる事にしました。

扇風機の風が気持ちいい。

すごく心地いい気持ちになり、目を瞑ってなにも考えずにいた時、突如としてそれはやってきました。

え?なんだこれ、なんか身体がグルグル回ってる?でもなんかめちゃくちゃ気持ちいい。


まるで身体が無重力状態になり、今自分がどこにいるのかわからなくなるような感覚に見舞われたのです。

このまま宇宙まで飛んで行くんじゃないか?


こんな感覚は生まれて初めてです。

それはおおよそ5分くらい続きました。


もしかしてこれが「ととのう」というやつなのか?


その感覚がなくなり、もう一度サウナと水風呂に入り、休憩してみましたが、気持ちいいだけでその感覚はきませんでした。

一体あれはなんだったのか、その後ネットなどで調べてみると、どうやら皆あの感覚を「ととのう」と言っているようでした。

俺は今までこれを知らずに生きてきたのか。

なんでもっと早くサウナに行っていなかったのかと悔やみました。

そしてサウナについてもっといろいろ調べたのです。

サウナの効能、歴史、聖地。

調べれば調べる程サウナの奥深さがわかります。

これは伝えなければならない。


この感覚をまだ経験した事ない人に知ってもらいたい。

その想いで書いたのがサウナのすすめです。

サウナに何度も入っている人でも、水風呂にちゃんと入れてなかったり、「ととのう」という感覚をわかっていない人は多いと感じます。

サウナ未経験だった私が3回目のサウナでととのう事ができたのは、3回ともサウナ特化型の新岐阜サウナという施設だった事。

事前にネットでサウナと水風呂の入り方をしっかり調べて実践した事。

この2つの要因が大きかったと思います。

このnoteを読んでいる読者の方で、まだ「ととのう」という感覚を味わっていない人は是非これを参考に実践してみてください。

そしてととのう事ができた次の日からあなたの人生は変わります。

それではよいサウナライフを。

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