【日めくりnote】4月23日:今日は何の日?
本日4月23日は、サン・ジョルディの日、地ビールの日、世界図書・著作権デー。誕生花は「カンパニュラ」、花言葉は「gratitude(感謝)」「constancy(不変、節操)」です。
サン・ジョルディの日
スペイン・カタルーニャ地方において、キリスト教の聖人である聖ゲルギオス(サン・ジョルディ)が殉教した4月23日を祝うために設けられたのが「サンジョルディの日」です。
サンジョルディの日の由来は、サンジョルディの伝説が元になっています。
昔、カタルーニャ国の王様がドラゴンに自分の娘を生贄にささげることになったとき、サンジョルディが白馬に乗って現れドラゴンを一突きで倒しました。
その時にドラゴンの心臓から流れ出た血が赤いバラに変わったといい、サンジョルディがそのバラをお姫様に贈ったことから、カタルーニャの人々は愛する人にバラを贈る習慣ができたのだそうです。
また、この日はスペインの文豪ミゲル・セルバンテスの命日であり、イギリスの戯曲家シェークスピアの生誕日・命日でもあるため、文学に縁が深いとして本を贈るようになりました。
地ビールの日
ビール純粋令が制定された日付にちなみ、1999年4月23日、日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」によって制定されました。
もともとはドイツにおいて「ビール純粋令(Reinheitsgebot、ラインハイツゲボート)」が1516年に制定されたことに由来します。
当時、ドイツでは劣悪な品質のビールが市中にあふれており、これを憂いたバイエルン公国のヴィルヘルム4世が、ビールの醸造や販売に関して細かく定め、ビールの正式な定義を公に発表したのです。
現代における純粋令では、ラガー製法(下面発酵)でのビールの材料は「大麦麦芽、ホップ、酵母、水のみ」と定められ、エール製法(上面発酵)では、特別に小麦麦芽などの穀物や特定の糖分を使ってもよいことになっています。
世界図書・著作権デー
1995年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が制定し、1996年から実施されている「読書・出版・著作権(知的財産権)保護の促進」に関する国際デーです。
スペインのカタルーニャ州の提案で、1995年にフランス・パリで開催された総会で毎年4月23日を世界図書・著作権デーとする宣言文が採択されました。
この日は、セルバンテス、シェイクスピアをはじめ、次のような文筆家の誕生日や命日でもあります。
・インカ・ガルシラーソ・デ・ラ・ベーガ(1616年没)
・ウラジーミル・ナボコフ(1899年生)
・ハルドル・ラクスネス(1902年生)
・モーリス・ドリュオン(1918年生)
・マヌエル・メヒア・バジェホ(1923年生)
・ジョセプ・プラ(1981年没)
4月23日生まれの特徴
4月23日生まれの人の星座は「おうし座」、守護星は「金星」です。
この日生まれた人は、直感力に優れており冷静な判断ができるため、リーダーになる資質を持っている人です。
あなた自身が望むと望まざるにかかわらず周りの人々の信望を集め、クラスの委員長などに推薦されるでしょう。
社会人になってからも、企業の役員や組織の代表に選出されることが多いですが、苦労することもなく職務を全うできるので、人々の尊敬を集めます。
それと同時に手先が器用ですので、職人や作家としての仕事に就いても成功できます。
生まれ持った能力の高さから羨望を嫉妬を受けやすいので注意が必要ですが、自分の才能に溺れることなく地道に努力を重ねていけばまちがいなく成功をつかむことができ、輝かしい人生を送ることができるでしょう。
4月23日生まれの有名人
・関根金次郎(将棋棋士、1868~1946):」明治から昭和初期にかけて活躍した将棋の十三世名人で、坂田三吉のライバルであり「近代将棋の父」と呼ばれる。
・円谷一(演出家、1724~1804):円谷プロの二代目社長で作家、プロデューサー、演出家と様々な分野で活躍。新人時代は東京放送に入社後東芝日曜劇場で芸術祭文部大臣賞を受賞するなど高い評価を受け、のちに「ウルトラマン」シリーズを制作した。
・マイケル・ムーア(映画監督、1954~):社会派ジャーナリスト・ドキュメンタリー映画監督として活動し、2002年公開の「ボウリング・フォー・コロンバイン」でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。2009年12月、映画「キャピタリズム~マネーは踊る~」の宣伝活動で来日し、尊敬する原一男監督に会うため大阪芸術大学で原教授の授業を1時間半聴講し、近鉄長野線喜志駅前で原監督らと一緒にお好み焼きを食べたとのこと。
・森山直太朗(ミュージシャン、1976~):名前の由来は、素「直」で「太」く「朗」らかにとのことからつけられた。成城大学卒業後ストリートミュージシャンとして吉祥寺の井の頭公園などでギターの弾き語りをしていた。2003年に「桜(独唱)」がヒットし、NHK紅白歌合戦に初出場した。
・加藤綾子(アナウンサー、1985~):子供の頃から17年間ピアノを習い、ピアノ・声楽・三味線を習得。国立音楽大学では音楽教育学科に所属し音楽教師を目指していたが、2008年にフジテレビに入社しアナウンサーとして人気を得たあとフリーとなった。
【編集後記】音楽の小箱:Beatles - Let It Be
今日は、昨日のカーペンターズつながりで、同時代に爆発的な人気を博したロックの伝道師、ビートルズについて、独断と私見たっぷりに語ってみたいと思います。
僕がこの曲を初めて知ったのは、中学生の時所属していたブラスバンド部で、先輩がこの曲に合わせてドラムをたたいていたのを聞いたことでした。
当時は特に強い印象を感じたようなこともありませんでしたが、
ただひとつサビの部分の英語の歌詞がすごく気になりました。
というのは、この曲のタイトルにもなっている「Let It Be」が
どう考えても「エルピー」にしか聴こえなかったこと。
いまなら、小学生や中学生でも書店に行けば音声CDつきの
英語学習本が手に入りますし、ネットの辞書サイトでも
簡単にネイティブ発音を確認できます。
しかし、昭和時代の中学生のリスニング力では、
「Let It Be」がどうしても「エルピー」に聞こえたとしても
しょうがないっちゃあしょうがないんやね。
★
有名な曲なので皆さんもご存じだとは思いますが、
ビートルズが解散する1970年に最後の曲です。
当時のビートルズは、メンバー同士の軋轢が頂点に達しており、
特にポールとジョンの間柄は修復不可能なレベルになっていました。
そうしたメンバー同士の間の寂寥感と、もはや止めようのない
解散への加速度を見事に表現しているのが、この曲なのだと
僕は感じます。
ときどきラジオなどの特番でビートルズ作品のベスト1を決める
音楽番組が企画されたりしますが、僕の記憶している限り
常に1位を取るのはこの「Let It Be」です。
ビートルズは多くの楽曲を発表し、そのうちヒットランキングにチャートインした曲が
数多くあります。
しかし、個人的には今回紹介した「Let It Be」が、ビートルズの
最高傑作であると疑わないのです。
★
Let It Beの収録された同名のアルバムがあり、ジャケットのデザインも素晴らしいので、ぜひCDかレコード盤を手に入れてお聴きになることをおススメします。
Let It Be(CD版)
Let It Be(レコード盤)
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