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【ドラマde韓国語】感想文:愛の不時着(3):ピアノとトマト

海外ドラマ見てますか?見てませんよね。もう勤務2日目だし。

でも、自宅勤務の時の習慣が抜けなくて、定時で帰宅して自炊生活か。じゃ、ヒマですよね。

なんだかんだ言うても夜はドラマ見てるんでしょ?特に韓国ドラマとか。

ますます目が離せなくなってきたので、僕もやっぱり見てます「愛の不時着」。しかもやっと第3話まで。

ジョンヒョクの凛々しさとユンの愛らしさにやられてしまったみたいなので、この気持ちをみなさんにも伝えたくて、今夜も感想文をアップしてみました。

この記事では、「愛の不時着」第3話のみどころをざっくり3つ紹介し、ついでに劇中のひとくち韓国語も一緒に勉強していきます。

といっても「韓国語検定1級持っているので、上達のしかたおしえまーす」といった上から目線ではなく、ド素人がほぼドラマだけで韓国語に親しもうという無謀な企画。

あくまでドラマを楽しむことを第1優先で、ストーリーと韓国語を楽しめるように工夫します。

第3話のあらすじ

思わぬパラグライダーの事故で北朝鮮に「不時着」したユン・セリは、保衛部のチョルガンに連行されるところで間一髪、またもリ中隊長に救われた。

兄の謎の死を追い続けるリ中隊長は、数日前に3台の特殊装備トラックが女性を轢き殺した事実を突き止め、さらに調査を進めようとする。

真夜中に漁船を手配したリ中隊長は、海上で「橋渡し」とよばれる方法でユンを外国船に乘せようとするが、途中で海上保安船に見つかってしまい...。

「愛の不時着」第3話ここがイイ!

3話目となればだんだん目も慣れてきてちょっと飽きてくるころですが、ストーリーを引き締めるヤマがいくつもはいっていて、やっぱり目が離せない第3話のポイントを3つ上げてみます。

権力とカネのために手段を選ばないチョルガン

地位と名誉、そしてカネを手に入れるため、リ中隊長を追い落とそうとしたり、高い大小と引き換えに韓国からの犯罪者を受け入れたりしているチョルガン。

自らを「商売人」と称し賄賂や金儲けに突き進む姿は、どこかの国の政府高官と変わりありません。

リ中隊長の兄の死因にも、チョルガンが関わっていることが次第に明らかになり、監視カメラと盗聴器でリ中隊長の行動を探ろうとします。

このあたりは、軍事政権ならではの恐ろしさを感じさせ、コミカルなストーリー の中だるみを防ぐシリアスなエピソードとして効果的な役割を果たしています。

貧しい北朝鮮の現実と人の優しさ

よくニュースでも報じられているように、北朝鮮の一般庶民はまだまだ貧しい人が多いようです。特に平壌以外の農村ではそうです。

リ中隊長の自宅のある村の人たちも、日頃はトウモロコシや栗を食べたり、近所の女性たち総出で一緒にキムチを漬け込んだりして、質素な生活を贈っています。

ある日、リ中隊長の自宅から子供が軍服を盗んで逃げようとしたので、ユンを守っていた部下たちが追いかけて捕まえます。

ストリートキッズで食べるものがなく、妹ももう3日も食べていないと訴えいるその少年に同情したユンは、リ中隊長の家にあった食べ物をその少年に勝手に渡そうとします。

仕事が終わって帰宅していたリ中隊長も、ユンをとがめることなく「早く渡してやれ」とせかすのです。

貧しいながらも助け合って生きる人の温かさは、昭和初期の日本のような懐かしさを感じさせます。

リ中隊長の過去

ユンが本棚で発見したリ中隊長の学位の証書やピアノの楽譜。

地方の軍隊に所属するリ中隊長が、なぜそのようなものを持っているのか、ユンは興味をそそられそれとなく彼から聞き出そうとします。

リ中隊長は何者なのか。スイスに言っていたことはあるのか。それとも、ピアノを弾く恋人がいるのか。

そうした伏線が複雑に絡み合い、やがてストーリーを盛り上げる重要な要素となってくるのです。

韓国語ひとくちレッスン:消毒薬

韓国へ帰る前日、ユンは庭にトマトの苗木を植えて、リ中隊長にこのように話します。

「このトマトの苗木に毎日水をやって、10の美しい言葉を投げかけてね」

それに応えてリ中隊長は、いろいろな言葉をトマトに向かってつぶやきます。

장미(jangmi):バラ
산들 바람(sandeul balam):微風
피아노(piano):ピアノ

昨日も少し説明しましたが、左半分(上半分)が子音で、右半分(下半分)が母音でしたね。

・「장미」の"j"+"a"+"m"と、"m"+"i"でjangmi"
・「산들」が "sa"+"n"と"d"+"u"+"r"、 「바람」が"b"+"a"と"l"+"a"+ "m"
・「피아노」は"p"+"i"と"a"と"n"+"o" で  "piano"

Google翻訳で調べてみると、だれでも簡単に韓国語の勉強ができますよ!

トマトに語りかける10の美しい言葉

今日は、「愛の不時着」第3話について感想を書いてみました。

ユンの疾走したあとの家族会議では、兄弟たちの画策でユンの立場がどんどん危うくなっていきます。

弟は女房一族の力を利用して後継者になろうとたくらみ、ユンの会社までも売りに出そうとします。

社長である父親は腕組みしたまま渋い顔をして黙っているだけ。

家族でありながら、互いに足を引っ張り合う権力闘争の場と化しています。

ユンが「自分のことを心配する人は誰もいない」と感じるのも不思議では有りません。

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それじゃあ、またあした。

出社自粛期間ですっかり韓国ドラマにはまった方も多いのではないでしょうか。

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関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。