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【晴れ、ときどくアスペルガー】6月16日:ムダじゃない「ムダ使い計画」のススメ

私達は人それぞれ、毎日何かしらのことで頭を悩ませています。他人にとっては些細でムダなことのように見えても、当人にとってはとても重大で深刻なことだったりすることがよくあります。

例えば、ダイエット。世の中いろいろなダイエット法が花盛りで、バナナ、トマト、チョコレートからサバ缶、ココナッツオイル、糖質制限にいたるまで様々なダイエットが流行っては消えていきます。

しかし、これほど多くのダイエット法がもてはやされながら、失敗する人、リバウンドする人が後を絶たないのはなぜでしょうか?

それは、一般的に「ムダは悪」だと言われているために、「ああ、またやってしまった!」となり、自己嫌悪に陥ってしまうからではないでしょうか。

もちろん、人によってはそれが「お金」だったり「時間」だったり、「労力」だったりすることもあるでしょう。

それならいっそのこと、あらかじめ「ムダに過ごす時間」や「ムダを楽しむ場面」をあらかじめ日常生活に組み入れてしまえばいいわけです。

では実際にどんなふうに組み入れればいいのか、具体的な例を3つ上げてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

ダイエット中なのにスイーツやお菓子をついつい食べてしまったとき
私も食べることが大好きなので、この気持は良くわかります。一昔前までは、ポテトチップスのBIGBAGを1時間ぐらいで一気食いしていました。

たぶんですけど、ダイエット中は我慢しながらも常に食べたいもののことが頭にあって食べたい気持ちを押さえつけているので、何かのきっかけで理性がなくなると一気に爆発してしまうんじゃないかと思います。

だったら、最初から「ジャンクフードを思い切り食べる日」を決めてしまったらどうでしょうか。ひと月に1、2回ぐらいだったらダイエットそのものに支障ないと思いますし、ヤケになってダイエットを止めてしまうよりずっといいでしょう。

勉強や仕事がたまっているのにダラダラとテレビを見てしまったとき
これもついついよくやってしまうヤツですね。定期テスト前になぜか部屋の片付けをしたくなるのも同じ心理だと思います。

この場合も、一日や一週間のうちで決まった時間や曜日を「ダラダラ過ごす時間(曜日)」と決めてしまいましょう。

前もってスケジュールに入れておくと心置きなく「ダラダラ」できますし、何よりも罪悪感がなくなるので、かえってとても楽しい時間になるのではないでしょうか。

お金がないとわかっているのに欲しいものを買ってしまったとき
私はヤフオクやアマゾンをよく利用するのですが、あれだけいろいろなモノがあると、あれもこれも欲しくなって困りますね。

何といっても紙のカタログなどではなくWebサイトなので、何時間もネットサーフィンしているとキリがなく、ついつい「いますぐ落札する」ボタンをポチッとしてしまったりします。

これも、1ヶ月の予算を立てる時に「浪費するための予算」をあらかじめとっておけばいいのです。あまり浪費が多いと問題ですが、「予算全体の5%」などと決めておけば、自然と歯止めがかかるのではないでしょうか。

★★★

いけないとわかっていてもついやってしまうのは、人間ですので仕方ないと思います。

むしろ、そうした失敗は起こるものだと考えて、それに対する対策を前もって考えておくことが、大切なんじゃないでしょうか。

うっかりして大事な約束に遅刻してすっぽかしたりとんでもない出費をしてしまうことを避けるためにも、適当に「ガス抜き」を行ってストレスのない毎日を過ごすようになれるといいですね。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。