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【ドラマde韓国語】感想文:愛の不時着(2):中隊長の過去

海外ドラマ見てますか?見てませんよね。もう勤務再開したし。

あ、そうか。非常事態宣言解除でもまだ自宅勤務のかたもいらっしゃるわけね。じゃ、ヒマですよね。

あいかわらずドラマ見まくってるんでしょ?特に韓国ドラマとか。

まだまだ盛り上がっているみたいなので、僕も引き続き乗り遅れないように見てます「愛の不時着」。しかもまだ第2話まで。

友達とのZoom飲み会でも、ちょっとは話をあわせたい人もいると思うので、昨日と同様にわか仕立てで「感想文」を書いてみました。

この記事では、「愛の不時着」第2話のみどころをざっくり3つ紹介し、ついでに劇中のひとくち韓国語も一緒に勉強していきます。

といっても「韓国語検定1級持っているので、上達のしかたおしえまーす」といった上から目線ではなく、ド素人がほぼドラマだけで韓国語に親しもうという無謀な企画。

あくまでドラマを楽しむことを第1優先で、ストーリーと韓国語を楽しめるように工夫します。

第2話のあらすじ

韓国のファッション企業の社長令嬢であるユン・セリは、パラグライダーの試験飛行中に竜巻に巻き込まれて北朝鮮の国境近くに「不時着」。

助けてくれたリ・ジョンヒョク中隊長と偶然再会し、彼の家で一緒に暮らすことになる。

謎の死を遂げた文化財泥棒の死因を調査するためリ中隊長が平壌に出掛けた間、彼の失脚を狙う上官チョルガンがユンの潜む自宅を「宿泊調査」。

キムチ倉に隠れていたユンを保衛部に連行しようとするチョルガンの前に、リ・ジョンヒョク中隊長が現れて...。

「愛の不時着」第2話ここがイイ!

だんだん韓国ドラマにハマっていきそうな僕が、第2話を見てみて感じたポイントを3つ上げてみます。

中隊長のような寡黙で強い男子は「絶滅危惧種」?

ユンに対して同情と好意を抱きつつあるリ中隊長。彼女のわがままに応えて、「南朝鮮」製のシャンプーやアロマオイルを買い求め、自宅に部下を派遣して彼女を守ろうとします。

北朝鮮の軍人という設定もあるのでしょうが、物静かで無愛想ながら女性しっかり守る姿に、同性にもかかわらずシビレてしまいました。

イマドキの日本男子は、小銭もあるしファッショナブルで優しいのでしょうが、この強さとたくましさはあれへんなぁ。

独裁国家の「いいところ」と「わるいところ」

北朝鮮のような独裁政権では「社会主義の下の平等」というのは建前で、実際は政治家や軍人が庶民を搾取している「超・格差社会」です。

リ中隊長の上官たちも横流しされた韓国製コーヒーをこっそり楽しんだり、政府の秘密を知った3人組を抹殺したりしています。

リ中隊長の隠された特権的身分を知ったチョルガンも、彼の自宅に隠れていたユンを逮捕して保衛部に連行し、因縁を持つジョンヒョク家を根絶やしにしようとします。

一方、リ中隊長はユンを救うため「729ナンバー車」を飛ばして平壌から自宅への帰路を爆走。途中の道路や交差点では信号機もすべて青に変わり、まるで「モーゼの十戎」のように左右の車が道を空けるのです。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、エンターテイメントとしての「国家的超VIPのパワー」は胸がすっとしますね。

徐々に明かされるユンとリ中隊長の過去

エンディングテーマ曲が流れてエンドロールが映し出されたら、普通はこれで1話が終わったのかなと思います。

しかし、「愛の不時着」では、そこに毎回効果的なシーンが挿入されて、これまで語られていなかったエピソードが入ってくるのです。

実は、ユンとリ中隊長は一度すれ違っていたのです。旅行先のスイスで。

ユンがなぜパラグライダーを好むのか。ユンとリ中隊長がなぜ同じスイスにいたのか。

そうした逸話が新たな謎となってあなたの心のざわつかせるのです。

韓国語ひとくちレッスン:消毒薬

きょうはちょっと時間がなくなってしまったので、簡単な単語をひとつ。

リ中隊長がわがままなユンのために街の雑貨屋で買ってきたものの中に、擦りむいた膝の手当をする「消毒薬」が入っていました。

소독약(sodog-yag):消毒薬

「しょうどくやく」が「ソドクヤク」なんて、発音がそっくり似てますよね。

昨日も少し説明しましたが、左半分(上半分)が子音で、右半分(下半分)が母音でしたね。

・「소」の上半分の「人」のような文字は「s」、下半分は「o」なので "so"
・「독」の上半分、中、下半分をあわせて "d"+"o"+"kku"で "dog"
・「약」は左半分、右半分、下半分をあわせて "y"+"a"+"kku"で "yag"

Google翻訳で調べてみると、だれでも簡単に韓国語の勉強ができますよ!

ところどころに差し込まれる「人生の格言」

今日は、「愛の不時着」第2話について感想を書いてみました。

表向きは「SFラブコメディ」的なストーリーでありながら、ところどころに場を引き締める格言がはいっていたりするのも気に入っています。

たとえば、想像もしなかった今回の不幸をユンが嘆いて泣いていると、いつもは厳しい態度のリ中隊長がこういって慰めるのです。

リ:「災いのあとには幸せが来るものだ。きっと、なんとかなる」
ユン:「本当に?」
リ:「本当だ」

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それじゃあ、またあした。

CDやストリーミングで「オリジナル・サウンド・トラック(OST)」をた楽しむのもいいですが、自分で演奏してみるというのはいかがでしょうか。

次のような「ピアノで弾く『愛の不時着』」の曲集も発売されています。

あなたもぜひ、練習してみてください。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。