見出し画像

【ひめくりnote】4月25日:今日は何の日?

本日4月25日は、御忌会、世界マラリアデー、世界ペンギンの日。誕生花は「ブルーベル」、花言葉は「humility(謙遜)」「constancy(不変、節操)」です。

御忌会

御忌会(ぎょきえ)とは、浄土宗を開いた法然上人を偲んで行われる法要で、全国の浄土宗の寺院で法要が行われます。

もともと「御忌」とは天皇・皇后の忌日の法要を指した言葉でした。

しかし1523年(大永三年)、法然上人の命日を「御忌」と称し、毎年1月に7日間の法要を勤めるように」との命が当時の天皇だる後柏原天皇から知恩院に下され、それ以来御忌会といえば法然上人の法要を指すようになりました。

明治時代に1月から4月に移され、期間中の4月18日から25日まで日中と逮夜の法要が行われます。

世界マラリアデー

世界マラリアデーは、2000年(平成12年)5月に世界保健機関(WHO)が制定した、マラリア対策のための記念日です。

2010年から2015年にかけて、新たなマラリアの発生率は減少し、マラリア対策が進展していることを示しています。

しかし、2015年においても91カ国でマラリアによる感染と伝播がつづいているとの報告があります。こうした国々が協力し、WHOの推奨する予防、 診断、治療を導入しながら、全力でマラリアの脅威と戦っています。

世界ペンギンの日

アメリカの南極基地では、毎年4月25日ごろにアデリーペンギンが姿を合わらすことから、現地の隊員たちは仲間内で「ペンギンの日」と呼んでいました。

これがいつしか世界に広まり、「世界ペンギンの日」になったのです。いつどのように定まったかは不明です。

極地に住んでいる動物というと、ペンギンやシロクマを思い浮かべますが、ペンギンは南極、シロクマは北極にしか生息しません。

全部で17種から19種類あるペンギンの中で、南極に住んでいるペンギンは「コウテイペンギン」と「アデリーペンギン」の2種類です。

現在、そのうちの15種が絶滅危惧種に指定されており、この日はそんな危うい状況にあるペンギン種の保護・保存とその生息環境について考える日でもあるのです。

4月25日生まれの特徴

4月25日生まれの人の星座は「おひつじ座」、守護星は「火星」です。

この日生まれた人は、クールで表情を表に表すことなく、複数の仕事を同時進行しながらも、その場の状況の全体象を見ることのできる視野の広い人です。

仕事に取り掛かる時はじっくり考えてから取り組む傾向があり、自分のやり方にこだわりを持つので、周囲と衝突することもあるでしょう。

ひとつのことに没頭するととことんやりぬく根気強さも持っていますが、あまり熱中しすぎると周囲から浮いた存在になってしまいます。他人とのコミュニケーションをしっかり取って、自分の考えを理解してもらう努力が必要です。

もうひとつの短所としては、けっこうお金の使い方が荒く浪費家の傾向があるので、持ち前の慎重さを家計面でも発揮して、よく考えたうえでお金を使うようにしましょう。

4月25日生まれの有名人

オリバー・クロムウェル(政治家、1533~1584):17世紀のイギリスで勃発した清教徒革命の実質的指導者。戦後は護国卿となり独裁体制を敷いたが、死後王政復古がなされたあとは反逆者のレッテルを貼られることになった。
・三浦綾子(小説家、1922~1999):小学校教諭を務めたあと戦後になって退職。1963年に朝日新聞の懸賞公募に応募して当選し代表作「氷点」の連載を開始、1966年に出版された同名書籍が71万部のヒットとなった。
アル・パチーノ(俳優、1940~):イタリア系アメリカ人で代表作「ゴッドファーザー」に出演し、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、エミー賞など数々の賞を受ける。ロバート・デ・ニーロとは同じイタリア系アメリカ人であることや共演歴もあり親交が深い。
鈴木おさむ(放送作家、1972~):フジテレビのバラエティ番組「夢で逢えたら」を見て放送作家を志し、一時期はライブにも出演していた。SMAP、キャイ~ン、ココリコなど複数の芸人のブレーンとなり脚本家としても活躍した。
ラファエル・ヴァラン(サッカー選手、1993~):レアル・マドリード・リーガ・エスパニョーラ所属のフランス代表選手。RCランスをへてレアル・マドリードに加入し、FIFA/FIFProワールドイレブンやUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーに選出された。

【編集後記】音楽の小箱:Tatsuro Yamashita - Bomber

今日は、昨日の「シティ・ポップ」つながりで山下達郎の「Bomber」について、独断と私見たっぷりに語ってみます。

山下達郎の3枚目のアルバム「GO AHEAD!」から「Let's Dance Baby」の裏面としてシングルカットされた曲がこの「Bomber」です。

当時の日本の音楽シーンではサザンオールスターズやアリスのような「ニューミュージック」と呼ばれるジャンルが徐々に音楽界に姿を表し始めていた頃でした。

そんな中で山下のようなアメリカン・ポップス的な音楽はなかなか受け入れられなかったのです。

ところが、ハードファンクを意識して作った「Bomber」が大阪のディスコで大ヒット。これを機にファン層がガラッと変わり、山下自身も驚いたとのこと。

まさに泣くような吠えるようなエレキの「叫び」と、うねるようなグルーブが一体となり、まさに体を揺らさずにはいられない心地よさがたまりません。

山下の音楽を理解しない東京の批評家との「バトル」を繰り広げていた山下にとって、ディスコを通じたファンというのは新鮮であり、そのブームが翌年の「RIDE ON TIME」のヒットにつながったのです。

山下自身はミュージシャンとしてのキャリアがこのアルバムで最後になるだろうという考えがあったようで、当時持てるものを全部つぎ込んでやれるだけやったのだと述懐しています。

奇しくもこのアルバムから風向きが変わり始め、その後の展開につながっていくのですが、最後を覚悟しただけあって秀逸の出来になっています。

特にファンク好きのみなさんにはピッタリの曲ですので、ぜひ聴いてみてください。梅雨の雲がたちこめたような暗い社会の雰囲気を、たとえ一時でも吹き飛ばしてくれるでしょう。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。