【書評Unlimited】「人生の勝率」の高め方　土井英司・著

本日の1冊

「人生の勝率」の高め方　土井英司・著　
株式会社KADOKAWA

本日ご紹介する一冊は、元アマゾンのカリスマバイヤーにして、近藤麻理恵氏の「人生がときめく片付けの魔法」をプロデュースした伝説のマーケッター、土井英司氏の新刊です。

都内某所でビジネスセミナーを終えたD氏は受講者からの質問に答えたあと、控室に戻ろうとしたところでセミナー受講者の20名から声をかけられる。まだまだ質問したりない様子の受講生たちを部屋へ招き入れたD氏は、「選ぶ力の身につけ方」についての特別授業を始めることになった。

土井氏の意見によると、成功をつかむためにはまず「いかに正しい選択をするか」が問題になるといいます。

日本人はとかく「こんなに頑張っているんだから認めてほしい」という気持ちが強いですね。えらそうに書評を書いているこの私も、ついついそういう考え方に走りそうになりますが、そこはやはり結果がでなければ認められないのが資本主義社会。おまけに世の中には情報があふれかえっているので、何よりも「どういう選択をしたか」が最も重要になるとのことです。

次に、選択するのに際して自分なりの基準をきちんと決めておくこと。自分の評価基準が定まっていないと、一緒に働く人、働く場所や会社、仕事の種類などにおいてぶれてしまい、結局お金といった短期の利益を優先して失敗してしまうのです。

こうした、成功をつかむ上でのポイントである「選択」のしかた、選択の基準、そしてキーパーソンをつかむことの重要性をしっかりと把握して行動すれば、「運」というものも出会う人が運んできてくれるといいます。

それでは重要なキーフレーズをチェックしていきましょう。