見出し画像

【英語の格言】Stevenson:自分の存在価値を知るには

このコラムでは、英語の格言を紹介しながら、心が折れそうな時の立ち直り方や、成功するための心構えを思いつくまま書いてみます。みなさんが自分自身を見つめ、満ち足りた人生を送るための支えになれば幸いです。

あなたは「自分の存在価値」をどのように考えているでしょうか。

病気や事故、失業、愛する人の死など、思わぬ不幸や災厄が続いた時には、「自分はいったいなんのために生きているのか」と、自分の運命を呪いたくなることもあります。

今日は、「自分の存在価値」についての格言を紹介しましょう。

かけがえのない存在としての自分

So long as we are loved by others I should say that we are almost indispensable; and no man is useless while he has a friend. 
― Robert Louis Stevenson(Scottish novelist, 1850 - 94)
人から愛されている限り、私たちは自分のことをかけがえのない存在といってもいいだろうし、友達がいるのなら少なくとも無用な人ではない。
(スコットランドの作家)

言い古されたことばですが「人生は山あり谷あり」で、平凡なようでもいろいろな出来事が起きるものです。

ごく一般的な家庭に生まれたとしても、入学・就職・結婚・出産・引退と、環境の変化にさらされることになります。

それだけでなく、「病気」「人間関係」「お金」に関する悩みは人生につきものです。もし運が悪ければその3つの問題が同時に襲ってきて、悲惨な人生を送ることになります。

そうした時に、自分の存在意義をどのように考えればいいでしょうか。

まるでこの世の終わりのように感じられる時には、これまで何かと気をかけてくれたり、面倒を見たりしてくれた人が必ずいたという事実です。

そして、どんな人にもおそらく「友」と呼べる人が一人ぐらいはいることでしょう。自分に寄り添ってくれる友達が一人でもいるなら、あなたはそこにいる意味が確かにあるのです。

ロバート・スティーブンソンは、「宝島」「ジキル博士とハイド氏」といった作品で、生まれつき病弱である上に若い時に患った結核のために、各地で転地療養しながら著作を続けたと言われています。

逆境に抗いながらのちの世までも読み継がれる作品を書くことができたのは、持って生まれた才能のためだけではなかったでしょう。

病気にも打ち克つ強い意志と勇気、そして努力によってそうした作品が生み出されたのです。

その証拠に、スティーブンソンはこのような格言も残しています。

Don't judge each day by the harvest you reap but by the seeds that you plant.
自分の生み出した成果によってではなく、まいた種によって日々の行いを判断しなさい。

それでは、またあした。

関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。