Okinawa to 沖縄 ビジネスシンポジウム
なんでこうも、うちなんちゅは自己のアイデンティティーを主張し続けるのだろうか。
琉球の人々がボリビアに移住して、ボリビアで集落・コミュニティーを形成し、ボリビアの沖縄人が
ボリビアから沖縄の良さを世界にアピールするという思いである。
それでは、例えば、島根県の人が、ケニアに移住して、ケニアから島根県をアピールするような
建付けと同じである。
また、カリフォルニアに日本人コミュニティーがあるが、そのコミュニティーの人々が
積極的に日本人をアピールしているかと言えば、その活動は通常の一般人は知る機会が無いだろう。
要するに、沖縄本島がのんびりしているように憂いている。
世界各国の移住地で世界を知るうちなんちゅの子孫(68年前に移住)たちが、危惧を抱き、
自分たちは成功しているのに、なぜ、沖縄本島はのんびりしているんだということなのかもしれない。
海外赴任すると大使館後援で、日本人会や〇〇県人会なるものが存在しているが、なぜうちなんちゅは
そのコミュニティーの結束力比較的つよいのだろうか。多文化共生というようりも、
もしかしたら、自分たちの血縁地縁でのみコミュニティーを形成し、その他を排除している集団とみなす
余地が残っているのではないだろうか。本当に共生意識をもっているのだろうか。
パネリストからご説明があったのは、独自の沖縄の言葉やエイサーと呼ばれる踊りなどに特徴があり
他の県人会とは異なる特徴があるとのことである。
長い目で見れば、沖縄が世界に出ることが、沖縄のアイデンティティーを壊すことになるのではないか
と危惧している。その理由として、本来の沖縄とは違った、多文化の影響を受けた沖縄がスタンダードになり、
伝統的な沖縄文化が失われるということである。一見、沖縄のことをおもって世界と沖縄をつなごうとする
活動が、実は、本来継承しなければいけない沖縄文化を破壊しつつあるということを理解しているのだろうか。
本来継承しなければいけない沖縄文化というものがそもそもわからないが・・・
それを良しとするのであれば、いったい沖縄・OKINAWAというのはどういうモノなのだろうか。
いろいろ適当で中途半端な感じにみえてしまうのが、この活動の特徴なのではないかという率直な印象を受けた。
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