見出し画像

先住猫ラヴィちゃんとの出逢い~別れまで

おはようございます。

以前の記事でも書いてますが、元々私は猫は苦手でした。
動物を育てたことがなかったので、正直どうしたらいいのか全くわからないままでした。

なので、主人とのお付き合いが始まった際の唯一の課題が
「ラヴィちゃん」だったのです。

ラヴィちゃん⇒らーちゃんは、トンキニーズという猫種でとても美しいニャンコでした。
最初に主人の家で対面した際は、当然
「シャーシャー」言われまくり、今でも忘れられないのが、
主人と一緒に寝ていたら、すごい勢いで目の前で吐いたのを見て、
私はとても不安になったこと。
そもそも猫が良く吐くことも知らなかったので、衝撃的でした。

とはいえ、主人が10年近くずっと一緒に過ごした相棒♡
おもちゃを買っていったり、少しずつ少しずつ距離を縮めていく努力をしました。

結婚後は、フリーランスな私は自宅で業務もあるので、主人よりらーちゃんと一緒にいる時間が多く、そんな中、だんだんと、
私がソファに座ると膝の上に乗ってきたり、そのまま寝てくれたりと
私の事も家族として接してくれるようになりました。

そして数年後・・・・最期の帰省旅へ


元々、らーちゃんは、腎臓が悪く、私が出逢った頃には元気ではあったものの、療法食だったり、毎日吐いたりと、腎不全の状況ではありました。

そして、ある夏の日。
私が自宅でオンラインの研修中に、らーちゃんがソファで粗相をしてしまい、その中に血液が混ざっていたのを機に、急激にらーちゃんの様子がおかしくなりました。
いつも、夕食時は一緒にダイニングテーブルに座るのに、主人のクローゼットの中から出てこなくなり、リビングには一切来なくなってしまいました。

そして、食事もあまりとらなくなり、一日中寝てることが多くなりました。

主人が一日おきに輸液を点滴したり、サプリを飲ませたり、
少しでも食べてもらえるよう、私もあらゆるフードを買ってきました。

その頃、主人は毎年1か月程、実家のお手伝いで帰省することが恒例で、
その度に、らーちゃんも連れて行っていたのですが、今回はかなり弱ってるし、この体で飛行機移動は命がけになるか・・・と散々悩みましたが、
万が一、主人の不在時にらーちゃんの最期を迎えてしまうのも、主人が一生後悔するだろう・・・と、獣医さんにもアドバイスを頂きつつも、あらゆる覚悟を持って、らーちゃんも主人と一緒に帰省することになりました。

私も途中1泊で行きましたが、田舎でのらーちゃんは、意外なほど元気になっていて、足取りもしっかりしたものでした。
このまま、また元気になることを願っておいましたが、
東京に帰ってきてからは、一気に元気がなくなり、そこからはらーちゃんの介護生活が始まりました。

介護生活の中でらーちゃんとの濃密な時間を・・・


その頃、主人は、整体院を閉店させて、介護士として働いてました(今もです)ので、夜勤があったり・・・とあまり自宅にいることが少なく、
私はコロナ禍だったことから、ほぼ在宅勤務だったので、らーちゃんと過ごす時間はとても多くなりました。
らーちゃんは、ほぼ同じ場所でしかすごさなくなり、自力でトイレにもなかなか行けなかったので、2時間おきにトイレに連れて行ったり、夜中はおむつをしてあげていたけど、かぶれてしまうのも可哀そうだったので、やはり同じように2時間おきに起きておむつをかえたりしておりました。

天気のいい日は、バルコニーにシートを敷いて、外の空気と太陽を浴びてもらったり、食べれそうなものを、食べたそうなタイミングであげるように、とにかく「らーちゃん中心の生活」に徹しておりました。
外出も2時間までにしておりました。

らーちゃんと二人の時は、ベッドに介護シーツを敷いて、一緒に寝るようにしておりました。
私の腕の中で眠るらーちゃんはとてもいとおしかったです。

最期の日の奇跡


主人が夜勤の日。
いつものようにらーちゃんと一緒にベッドで寝ていたら、いつもは動かないのに、ベッドの下に置いていた水を飲みに行こうと、ふらふらした体でベッドから降りていきました。
何度止めてもその動作を繰りかえしたので、ベッドの上に水を置いて
その日はそのまま見守ってました。
寝る様子がなく、とにかく水を欲していたらーちゃん。

なんとなく、らーちゃんに、撮りだめていた動画をみせてあげたら、
それを真剣にジーとみてる姿が今でも忘れられません。
普段、見せたこともないし、でもなぜかその時見せてあげたのも今となっては意味があったことかもしれないのですが・・・・。

そして、翌日、主人が帰宅しその日は主人と寝て、明け方4時頃、
私たちの腕の中で静かに息を引き取りました。
(これを書いててもまだ涙が出てしまいます・・・)

前日の、あの大量に水を欲したことは、翌日帰宅する大好きな主人を待っていたんだと思います。
そして、完全介護になった1か月は、私もらーちゃん中心に生活をしていたので、後悔することなく自分なりではあったとは言え、お世話ができたと
思っております。

私にとっては一緒に過ごしたのはわずか4年くらいだったけど、
今、こんなに猫好きになり、保護猫を迎える意味や、動物に対する想いが
劇的に変わったのは、らーちゃんのおかげなのです。
沢山のものをらーちゃんから頂きました。

今でも、我が家には、らーちゃんのお骨があります。
いつもみんなを見守ってくれています。
我が家の保護猫兄妹の長男は、生涯らーちゃんです♡



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?