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NotionとZoomを一緒にしたコラボレーションサービス『Additor.air』

海外のサービスを紹介するnoteマガジンServiceHuntの記事です。

多くの会社でリモートワークが始まり、チーム感のコミュニケーション・コラボレーション面に課題感を持っている人も増えてきているんじゃないかなと思います。

さまざまなサービスが人と人の間を媒介して物理的な距離を超え、心理的な距離までもを近づけることで、チームがうまく機能するように支援しています。

今回見つけたのは『Additor.air』というサービス。オンラインでのミーティングをより最適化するためのツールです。

タイトルの通り、NotionとZoomを一緒にしたようなもの。ダウンロード不要で、URLをシェアするだけでオンラインミーティングをでき、同時にドキュメントも共有できます。

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Notionはメモアプリでもあり、タスク管理アプリでもあり、ナレッジ蓄積アプリでもあり、使い方の自由度が高くEvernoteから乗り換えた人も多いと思います。noteにはNotionに関しての記事が多いですよね。ぼくも1年ちょっと課金して愛用しています。

Notion利用の参考になる記事です。


Zoomはもはや説明の必要がないですね。

これらのサービスがもつ特長を、ひとつのサービス内で完結させてしまおうというのが『Additor.air』です。いいところ取りですね(笑)。

使い方はとてもシンプルです。こちらのURLの「Get Started」ボタンを押すと、なんだか馴染みのある画面が目に飛び込みます。

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右側はガイドで、左側がノートアプリです。

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ちなみにこちらはNotionの新規ページです。とても似ていますね。

今の段階ではまだNotionっぽい機能しかないため、ここからZoomっぽい機能を立ち上げます。『Additor.air』の新規ページを開いたら、右上にあるビデオのアイコンをクリックします。

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これを押すと、ビデオコールが立ち上がります。試しにテキストも入れてみました。

FireShot Capture 087 - Zoom+Notionをワンセットにしたアプリ - Additor - air.additor.io

あとは右上にあるシェアボタンを押してコピーリンクをミーティングする人に送れば、すぐにミーティングを始められます。

ドキュメントが一緒になっているので、共有したいテキストを貼り付けて参加者全員に共有したり、ブレストした項目を見返して情報を整理したり、話したことをまとめて議事録にしたりと音声+テキストでのコミュニケーションを可能にします。

『Additor.air』は、『Additor』というドキュメンテーションサービスの派生版のような位置づけみたいで、本来的にはSlackライクなUIでテキストを溜めていけるサービスです。

ですので、オンラインミーティングで残したテキストは、『Additor』のアカウント内に保存される構造になります。

FireShot Capture 088 - Zoom+Notionをワンセットにしたアプリ - Additor - isobe1048.additor.io

こんな感じです。左側のメニューはSlackとほぼ一緒、メモアプリ側はNotionとキメラ状態です(笑)。

一通り使ってみて、細かい挙動とかはさすがにNotionだとかZoomのようにはいかないので乗り換えることは正直ありませんが、発想としては面白いなと思いました。

アイデアは既存のアイデアの組み合わせというのを体現しており、良いとこ取りができる点。また、それぞれの機能のUIが日頃から使っている親しみやすいものなので、ツールを使い始める学習コストがゼロに近い。

この辺は、なにかサービスを作るにあたって持っておくと大事な観点なのかなと感じました。とくに後者の学習コストに関しては、おそらくサインアップしてから使い慣れるまでのオンボーディングの間に多くのユーザーが離脱すると思いますが、その主な要因だろうと推測できる「わかりづらさ」を根本的に解消できるのは良いですよね。

ぜひ既存のUIを組み合わせたサービス、という観点で一度触ってみてはいかがでしょうか。


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