見出し画像

ウイポ9 2022 系統確立プレイ#6


1982年

国内牧場の施設がようやく完工。集団馬房・ロンギ場・観光施設以外をすべて建てました。現段階では子どもがまだ小さいためキッズハウスは不要なのですが、だからといって空いたひと枠に入れるべき施設も特にないため、忘れないうちに建ててしまいます。

海外牧場はウォーキングマシンを建て終え、受胎率上昇のために獣医施設を強化。種付けシーズンを過ぎたら温泉施設を建てます。海外所属馬は新馬追い切りが使えず、成長型が遅めの馬はレースを使って成長させるしかないため、国内以上に温泉施設による競争寿命回復の重要性が高いです。

クラブ牧場は種牡馬施設を強化。しばらくは資金不足との戦いです。クラブ牧場に牝馬を入れられるのは年末だけなので、厩舎拡張は秋以降でも間に合います。牧場長が成長し始めるのはクラブ牧場生産馬が走り始める4年目からなので、研究棟もまだ不要です。

種付けはバックパサーとセクレタリアトを中心に、今年がリミットのエタン系種牡馬を少々。引退間近で後継がほしいシンザン、そろそろ確立を見据えて動きたいヒズマジェスティやプライヴェイトアカウントあたりも付けています。

冬から春にかけての芝路線を所有馬で制圧しつつ、ダート路線を放置気味にしておいた結果、WHCは幸運にもBCダートマイル。昨年は凱旋門で破れたグローリアスソングが雪辱し、2つ目の因子を手に入れました。6歳まで現役でいられるので、ターントゥから続く勝負根性因子を途切れさせないためにも勝っておきたいところです。

本来の因子はスピードのみ

年末処理

タイテエム産駒をさらに引退させて2頭を欧州に送り、サーペンプリンスも引退。海外での種牡馬入りに注力しているぶん、国内の引退頭数は抑えています。

欧州で走らせていたサートリストラム産駒を引退させ、枠に余裕があったのでオーエンテューダー系からも3頭ほど引退。種牡馬頭数上限が近いため、かなりシビアな調整が必要です。米国はすでに上限が来ており、架空馬はまともに種牡馬入りできません。

エディット強化しておいたパウンドフーリッシュとフォーリンクーリアを引退。前者はキングヘイローの母母、後者はグリーンデザートの母です。産駒が活躍して血が拡散する良血牝馬をエディット強化して因子を付与しておくと、後に配合で役に立ちます。

引退したリュティエをPrivate化。ルファビュルーと引退年が被っているため注意が必要です。サガスやビゼンニシキ等の能力が高い子孫が活躍する前に引退してしまう上、自家生産に全く向かない血統構成なので、確立を安定させたい場合には必ず回収しておきましょう。

輸入種牡馬はノーアテンションを購入。金札が痛いですが、欧州に送ってスーパークリークを欧州で走らせるとニジンスキー親昇格の助けになります。

フリゼット系が名牝系に昇格。2年連続の名牝系誕生となりました。活躍馬も見かけなかった印象ですが、全体の勝率が良かったのでしょうか。

82年の確立馬はシンザンとファバージ、昇格系統はボールドルーラー系とプリンスリーギフト系です。

シンザン系

金因子がない以外はそこそこ良い血統

シンザンが確立。日本5%、母系継承SP系。最速で79年から確立できます(#2.5を参照)。今回は負荷を少なくするために遅めに確立しました。

確立の手順

79年の最速確立と異なり、確定で種牡馬入りする馬が増えており繁殖牝馬も数が揃ってきています。史実馬をエディット強化すれば、架空馬なしでも十分に確立ラインに届きます。

75年産(初年度1歳)のキャプテンナムラ・グレートタイタン・アサヒダイオー・ロイヤルシンザン・ゴールデンボート、78年産のミナガワマンナをエディット強化し所有。クラブを最速で開設し、国内路線をうまく使い分ける自信があるのならクラブに預けても大丈夫です。

69年産のスガノホマレ、70年産のシルバーランド、74年産のハシコトブキは所有不可。それぞれエディットで能力を強化、さらに前者2頭は成長型を覚醒にすることで高額種牡馬入りを狙えます。ファンタジーイランは種牡馬入りこそ確定していますが、能力が低くエディットもできないようです。

シンザンは84年まで現役なので、ミナガワマンナを活躍させる・架空馬を所有するなどして種付料を積み増せばもう少し後でも安定して確立できます。ただし史実産駒のいないハシコトブキあたりは引退時期が読みづらいので、状況に応じて確立年を決めましょう。

支配率

初期の活躍馬の種付料が落ち始めている

種牡馬頭数11頭、種付料合計11,850万(グレートタイタンはPrivate入り前の1500万で換算)。すべて国内繋養のため要求される種付料は多く、史実馬のみとはいえかなりの介入が必要です。

77年末に種牡馬入りしたシルバーランドの種付料が落ちているほか、クラブに預けていたゴールデンボートやロイヤルシンザンは賞金額が足りずに満額に至っていません。ミナガワマンナは成長型遅めのため、3歳で引退させた今回は種付料が低くなっています。

確立直後にPrivateのグレートタイタンを引退させたところ、翌年の支配率は4.7%でした。確立時は5.2%くらい?

確立の影響

#2.5に記載した通りなので割愛。

ファバージ系

最初から種付けできる中ではかなり恵まれた血統

ファバージが確立。世界2%(欧州型)、母系継承ST系。頑張れば81年から確立できるかもしれませんが、安定して確立できるのは82年からでしょう。

確立の手順

史実馬からキタノコンゴウ、テルノエイト、ノトダイバー、ロングワーズ、ジェットバージをエディット強化し、キタノコンゴウ以外は欧州で走らせて種牡馬入り。他にアグネスベンチャーも使用可能です。

種牡馬入りしないCPU所有馬のヤマニンファバーとホシバージもエディット強化し、ファバージの種付料を引き上げています。本来は初年度2歳の皐月賞馬ハードバージも使用できますが、今回はホーンビーム確立の障害になるため能力を下げた結果、重賞未勝利となり種牡馬入りしませんでした。

欧州路線のCPU所有馬ノワールエトールもエディット強化。同馬は79年に輸入されるラインゴールドの欧州時代の産駒です。ラインゴールドを輸入時に購入して買い戻しイベントを発生させ、欧州に戻してやることで、ノワールエトールの活躍によりラインゴールドの種付料も上がります。

なお、本来は78年に輸入されるゲイルーザックも所有していれば支配率に計算できるのですが、今回は買い戻しイベントで誤って米国に売ってしまった結果、すぐに引退してしまいました。ラインゴールドと異なり、ゲイルーザックは買い戻しに応じてはいけないので注意が必要です。

ファバージの引退は87年。一見すると猶予は長いように思えますが、この確立で主力となったノワールエトールは83年引退なので、同馬を利用する場合は82年か83年の確立を狙いましょう。

支配率

総額は十分だが種牡馬数が少ないため支配率が伸びない

種牡馬頭数8頭、種付料合計10,150万。ファバージとキタノコンゴウ以外は欧州繋養です。翌年に架空馬が一頭種牡馬入りして世界支配率2.0%と、相当ギリギリだったことが伺えます。

ゲイルーザックを誤って売却・引退させてしまったこと、ロングワーズの成長型を早めにするのを忘れていて活躍させられなかったことで種付料合計が上がっていないので、本来であればもう少し支配率に余裕があります。プレイミスが多すぎますね。

確立の影響

確立によってプリンスリーギフト系が親系統に昇格することが最も大きな影響として挙げられます。この時期の国内はナスルーラ系が蔓延しており、特にネヴァーセイダイ系とテスコボーイ系が幅を利かせているため、プリンスリーギフト系がナスルーラ系から離脱することで配合の自由度はかなり広がります。

ナスルーラから解放され使い勝手が増す

一方で、ファバージ系単体としてみると確立による後世への影響はほとんどありません。最良後継のはずだった凱旋門賞馬ラインゴールドは大失敗しており、プレイヤーが保護しなければ90年代中盤には父系は滅亡します。ST箱庭を作る場合には繋いでいく価値がありますが、似たような因子構成でありながら後継に恵まれるサーアイヴァーと役割が被るのが悩みどころ。

母父としてはシャダイカグラやトウカイローマンが出ていますが、どちらもウイポ的には存在感が薄いです。トウカイテイオーの母母父なので、確立しておくと配合時に多少役に立ちます。フィエールマンの母系にも入っていますが、母母父父父(5代目)なので配合時の血統表には入りません。

将来的な零細化が約束されており、かつ4代連続でスピード因子を継承しているST系であるため、繁殖牝馬を作っておくと配合の助けになるでしょう。親プリンスリーギフト系がテスコボーイと競合する関係上、海外牧場での基礎牝馬とすることが考えられるため、日本でのみ繁栄している系統の母馬から牝馬を作ると便利だと思います。

SP因子を引き継げなかった牝馬。これはこれで

親昇格: ボールドルーラー系

ボールドルーラー系が親系統に昇格。米国12%。2022では大体このあたりの年で昇格します。通常は12%を超えた後すぐに支配率が下降しますが、今回はセクレタリアトを確立するためにボールドルーラー系の自家生産馬を多めに米国に入れているので、しばらく12%を超えたままでした。

70年代終盤の米国ダートを荒らしすぎると、支配率が11.7%くらいで止まって昇格しないことがあります。その場合には、シアトルスルーともう一系統を確立するか、シアトルスルー→エーピーインディ→タピット(プルピット)の4代確立を狙うことになります。どちらにしても10年以上昇格がずれ込むことになるので、あまりお薦めはできません。

今作のナスルーラ系では、初期親系統のグレイソヴリンを除けば最も簡単に離脱する系統です。主に母系で日本競馬に継続的に入り続け、非常に大きな影響力を発揮するため、ぜひ昇格させておきましょう。支配率に不安がある場合にはセクレファスター・アズマハンター・ニチドウアラシ等の史実産駒がいる馬を2~3頭米国で走らせれば補助になります。

親昇格: プリンスリーギフト系

プリンスリーギフト系が親系統に昇格。テスコボーイ・ファバージの2系統確立。テスコボーイ系が初期から存在するため、十分な数の史実産駒がいるファバージを支援すれば簡単に昇格可能です。

この時期の国内はナスルーラ系種牡馬が非常に多く、また親昇格の見込みが薄いネヴァーセイダイ系が繁栄しているため、プリンスリーギフト系をナスルーラ系から離脱させることには大きな意味があります。例えばサクラユタカオーは初期状態だとナスルーラが2本入っており配合に支障をきたしますが、プリンスリーギフト系が昇格することで親系統4本になります。

親の顔より見たテスコボーイ×ネヴァーセイダイ

同時期昇格のボールドルーラーと併せ、ナスルーラの4×3インブリードかつ親系統8本確保というような配合もできるようになってきます。次代の配合難易度は増すものの、確立用の架空馬生産などではこの先10年以上に渡って高い爆発力を確保することができ、非常におすすめな配合です。

余談

ナスルーラ大分割の結果、この年だけでナスルーラ系の世界支配率は10%以上落ち込みました。前年に18%強あった支配率が7.3%まで落ちています。

ターントゥ以下の支配率しかない

ネヴァーベンドもレッドゴッド(の主力のブラッシンググルーム)も最小限の介入で親化する手順がある程度明確に決まっており、最終的にはネヴァーセイダイだけがナスルーラ系の元に残されます。趣味の領域ではありますが、2000年代までネヴァーセイダイ系を存続させるとかえって使い勝手が良いかもしれませんね。

次回は83年です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?