見出し画像

ウイポ9 2022 系統確立プレイ#2.5



確立計画失敗

79年初頭、問題発生。

系統確立は年度末に行われますが、確立に必要な支配率は前年の年末処理が終わった時点で概ね決まっています。12月4週のCPU牧場による種牡馬買い取りなどの例外を除いて、年内に支配率が変動することはありません。

そのため確立予定が詰まっている場合、1月1週になったらセーブし、オートで1年進めることで、予定通りに系統確立できるかをチェックします。また必要に応じてもう数年進め、各馬の支配率の兼ね合いによって牡馬の成績を調整することもあります。

今回も79年および80年の確立対象馬がしっかり確立しているかをチェックするため、79年1月でセーブして数年分進めてみたのですが……

80年末。系統確立した場合は年度代表馬選出の下にログが入る

80年末に確立させる予定だったグロースタークとホーンビームがどちらも確立しませんでした。上掲のログで80年の年度代表馬になっているハツマモルは本来79年末に引退させる必要があるのでやり直しましたが、それでも確立しませんでした。

「毎年2系統確立」というプレイ目標がいきなり破綻してしまいました。とはいえまだ序盤ですので、確立計画を修正して再出発します。確立対象馬やエディットする馬も選定から見直す必要がありそうです。

このプレイ自体はここで終了になりますが、確立できた馬を紹介しないのも勿体ないので、とりあえず79年の確立馬2頭を掲載します。シンザンとニジンスキーです。

シンザン系

貴重なセントサイモン派生のSP系。血統構成もヘロド2本だが優秀な部類

シンザンが確立。日本5%、母系継承SP系。79年が確立できる最速の年ですが、シナリオ開始時点でシンザン以外に1頭も種牡馬がいないため、早期確立は箱庭の負荷がかなり大きいです。

確立の手順

79年の確立に使える馬は、所有不可能なCPU馬と初期1歳の75年産駒だけ。所有馬も3歳引退が必須になるため、早熟の馬が望ましいです。

75年産の史実牡馬産駒が5頭(キャプテンナムラ・グレートタイタン・アサヒダイオー・ロイヤルシンザン・ゴールデンボート)いるので、全員を3歳引退で満額種牡馬入りさせます。能力は最高レベル、成長型は早熟・持続にエディットします。海外GⅠもフル活用しないと5頭すべてを満額にするのは無理なので、2~3頭にダート適性をつけましょう。

70年産のシルバーランドは所有不可。エディットで成長型を覚醒にすることで、77年末の7歳引退(固定?)まで2年間走ってくれます。史実産駒がおらず種牡馬入りが不確定なので、GⅠを多めに勝たせるつもりでエディットしましょう。マイル~短距離なら同世代の強い馬と路線が被りにくいです。

69年産のスガノホマレも所有不可。開始時点でそこそこの収得賞金があり、追加で重賞を1~2個取らせればほぼ確実に種牡馬入りできます。こちらもエディットで覚醒にする必要がありますが、能力強化はそこそこで大丈夫。

開始時1歳の架空産駒からは最低2頭種牡馬入りさせる必要があります。今回はセイキヤヨイ75とデヴォンアセット75を使いました。セイキヤヨイ75はサブパラが高く、同期のハツシバオーを自己所有で抑えておけば国内ダートで無双可能です。デヴォンアセット75はSPと柔軟性が非常に低いですが、成長型が早熟な点が何より重要。75年産のシンザン産駒架空馬には早熟芝馬がほとんどいません。3歳引退必須の今回は絆コマンドを大量に注ぎ込んで育て上げ、ホープフルとダービーを取らせました。

支配率

牝馬の数が少ないので種牡馬数が嵩む

種牡馬数10頭、種付け料合計13100万で支配率5.2%と、かなりの額が必要です。この時点でシンザン系の繁殖牝馬は16頭。前年のチャイナロックと比べると支配率に占める牡馬の割合の大きさ、箱庭の負荷の強さが際立ちます。

確立の影響

牝馬が少なく、父系も続かなかったため、シンザン単体の確立にはそれほどの影響力はありません。真価を発揮するのはこの次の代で、シンザン産駒を確立することでボワルセルが親化、セントサイモンから離脱します。

ギャラントマンやヒンドスタンなど母系で影響力がある馬が多く、早めにセントサイモンから分離させたい系統ですが、後継は小粒。史実の大物牡馬であるミホシンザンはST化するため、SP系を繋ぎたい場合は自家生産がベストです。

ちなみに初期3歳の架空馬でそこそこの能力を持っているシンザン産駒がいます。子出しがよく血統も悪くないので、シンザン系を確立する場合には繁殖牝馬としておすすめです。繁殖入りは不確定ですが、能力が高いので重賞を勝っていることもあります。

芦毛好きでお馴染みピュアスノーF生産。史実馬キョウエイアセントのはとこ

ここまで確立のメリットを説明してきましたが、早期確立する場合はデメリットもあります。使える馬が限られる序盤に大きな負荷を箱庭にかけるため、他馬が確立しにくくなるのです。

ページ序盤で触れた通り、このプレイでは80年末に本来確立しているはずの2系統が確立しませんでした。これはシンザン系確立のために国内に高額種牡馬を置きすぎて、他系統の支配率が足りなくなったためと考えられます。連続確立では基本的に支配率がギリギリなので、地域の種付け料をインフレさせると他馬の確立を妨害してしまいます。

今回は無理やり79年に確立させましたが、もう何年か遅らせても問題なければ、ハシコトブキとミナガワマンナが使えて史実馬のみで確立可能な82年頃が箱庭への負荷が少なくオススメです。

ニジンスキー系

父ノーザンダンサー、親系統4本、牝系持ちと隙がない良血

ニジンスキーが確立。世界2%(欧州型)、母系継承SP系。通常は80年に米国型もしくは欧州型で自然確立します。

確立の手順

DLCでマルゼンスキーを所有。またコーカサスとヤマニンスキーをエディット強化します。

コーカサスは所有できませんが、適当に強化しておけば米国で無双して高額で種牡馬入りしてくれます。他の馬も強化する場合は路線被りに注意。

マルゼンスキーは素の能力が高く、成長型も早めなので満額種牡馬入りは余裕です。3歳で引退させるのを忘れないようにしましょう。

ヤマニンスキーは無札で非常に弱いのでエディットが必須です。父ニジンスキーの種付け料を上げることも考えると、ダート◎にして米国三冠を狙うのがよいでしょうか。種牡馬入りは確定しているので、競走馬の所有枠が厳しい場合はクラブに預けても問題ありません。

支配率

ニジンスキーの種付け料が高額なので総額は結構高い

種牡馬数11頭、種付け料合計9150万。支配率は世界2.4%ですが、確立直後の79年末にイェーツ・ニゾン・キングオブダービー・ボールドスキー・イルドブルボンと5頭も種牡馬入りしているため、この数字は当てになりません。

79年に確立する場合、マルゼンスキーとヤマニンスキーを日本に置いていると芝適性は日本型に、両方欧州に送ると欧州型になります。日米の名馬の母系に入っていることが多いため、走れる馬場が増える欧州型での確立が非常にオススメです。

確立の影響

母系での影響が非常に大きい血統です。ニジンスキー系は現代では完全に衰退していますが、非常に活躍馬が多かったため血が入っている繁殖牝馬が数多くいます。直子に限ってもダンシングキイやバウンドなど優秀な繁殖が選り取り見取りで、因子構成の優秀さやSP系になることも相まって牧場の根幹血統に最適です。ただしその血を取り込む場合、ノーザンダンサー系からの分離は必須になってきます。

ノーザンダンサー系は後々まで世界を席巻し、親系統8本による血脈活性化配合を妨げるため、ニジンスキー系を重用する場合は親昇格を積極的に狙いましょう。競争能力が高く種牡馬入りも確定している史実馬が膨大な数いるため、毎年産駒を所有して特定地域で種牡馬入りさせ続ければ、地域12%による昇格は簡単です。種付け料総額が低い欧州が個人的におすすめ。

ニジンスキー系特有の問題として、折角得たSP系が有力な産駒にほとんど引き継がれないという点があり、たとえば日本における最良後継のマルゼンスキーは確立すると無系化してしまいます。マルゼンスキーが未確立でSP系のままであればスペシャルウィークを母系継承でSP系にできるため、SP箱庭の場合はマルゼンスキーを確立しない方がいいでしょう。確立が簡単なカーリアンも無系化します。後継を確立する場合、ST化したいならグリーンダンサー、SP系を繋ぎたい場合はロイヤルアカデミーがおすすめ。

最初からやり直したため次回はもう一度79年です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?