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強姦され殺された方が非回教徒になって地獄へ落ちるよりまし

現在(下記の2つの動画が撮影された2018年時点)元回教徒のカナダ人Stéphanie Tessierさんは10代後半でイスラームに改宗し、その後知り合ったリビア人男性と結婚。2人の娘をもうけた。しかし、イスラームについて学んでいくうちにその教えの内容に辟易した結果、棄教。夫にだまされて彼の故国リビアへ家族で向かった後、事実上の監禁状態に置かれた。うつ状態に陥った彼女は夫からカナダへ戻ることを許可されたが、娘を連れていくことは許されなかった(下記の2つ目の長い動画参照)。

下記の短い動画では、家族全員カナダ国籍を持っているのだから、紛争が激化するリビアからみんなでカナダへ逃げよう、と彼女が提案したところ、夫は「オレは君たちがオレの目の前で強姦され殺された方が、君がカナダで娘たちを非回教徒として育てた結果、彼女らが地獄に落ちるよりましだ」と言い放った。

イスラームの伝統では、思春期を迎えるまでの子供が亡くなった場合、天国に行けるが(下記の"Will a Non-Muslim Child Go to Jannah? | About Islam"参照)、非回教徒として大人になると、死後に地獄行きとなる(下記の"Commentaries for 98.6")という説がある。彼女の夫は上記の発言をした際、冷静であったという。つまり、夫はこの考え方を確信していることを示している。また、2つ目の長い動画に出てくるが、このような目に遭い、かつ、娘にも会えなくなってしまったにもかかわらず、彼女は夫をとても良い人だとも言っている。実際に彼女の夫は良い人なのだろう。そのような良い人がこのような愚かな考え方を確信してしまっていることに問題があるのだ。真剣に信じるのであれば、天国や地獄といったことでさえ、現代社会では弊害があるのである。

"It would be better for you and the girls to be raped and killed in front of my eyes than for you to raise them in...

Posted by Ex-Muslims of North America on Tuesday, November 19, 2019

【上記ウェブサイトからの引用開始】
Muslim children who die before reaching the age of puberty will enter Paradise.
Non-Muslim children are similar to Muslim children with respect to entering Paradise.
【上記ウェブサイトからの引用終了】

「Asrar - Kashf Al-Asrar」は異なる見解を持っているようであるが、他5名のコーラン注釈者(「Abbas - Tanwîr al-Miqbâs min Tafsîr Ibn ‘Abbâs」、「Jalal - Al-Jalalayn」、「Kathir - Ibn Al Kathir」、「Maududi - Sayyid Abul Ala Maududi - Tafhim al-Qur'an」)は皆、回教徒でない者は最後の審判の日に地獄の火で永遠に焼かれると解釈している。下記はイブン・カシールのコーラン注釈。
【上記ウェブサイトからの引用開始】
Kathir - Ibn Al Kathir
Allah informs of what will happen to the wicked disbelievers among the People of the Scripture and the idolators who oppose the Allah's divinely revealed Books and the Prophets whom He sent. He says that they will be in the fire of Hell on the Day of Judgement and they will abide therein forever. This means that they will remain in it and they will have no way out of it and they will not cease being in it.
【上記ウェブサイトからの引用終了】

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