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フォントが気になる不自由

・StylusというGoogleの拡張機能を使って、noteでのフォントを変更した。

・noteの標準フォントは以下であるが、これだと私の作業環境ではメイリオが出てきてしまう。

font-family: -apple-system,BlinkMacSystemFont,Helvetica Neue,Segoe UI,Hiragino Kaku Gothic ProN,Hiragino Sans,ヒラギノ角ゴ ProN W3,Arial,メイリオ,Meiryo,sans-serif;

・メイリオをそんなに毛嫌いすることないじゃないか、メイリオが可哀そう。という気持ちも持っているが、やはりiPhoneやiPadで閲覧した後にメイリオで閲覧すると残念に感じてしまう。

・というわけで、Stylusを使って私のこの環境に限り「note.com」は強制的にフォントを着せ替えられている。

↓ 設定

body, input, button, textarea, select, option, li, a, div, th, td, span, h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
   font-family: "Helvetica",'こぶりなゴシック StdN','Hiragino Kaku Gothic Pro', 'ヒラギノ角ゴ Pro',sans-serif!important;
   line-height: 1.6!important;
}

・Illustratorでは合成フォントを利用して欧文にHelvetica、和文にこぶりなゴシックという組み合わせをここ数年愛用している。別にほかにも美しい組み合わせはあるのだろうが、何も考えずにこのセットをさっと取り出して使ってしまうのがラクなのだ。考えることをサボっているとも考えられるが、フォントの違いも分からず平気でMSゴシックを使ってくる人間に対していちいち資料に使うフォントまで最適を考えてやるのは非効率。

・私は私の好きなフォントでnoteが表示されたり編集できるようになったのがとてもうれしいが、思うのは、フォントが気になる人間になったことは果たして幸せだったのだろうかということ。

・フォントが気になってしまうがゆえに私はこの拡張機能を探し、使い方を検索し、設定するという労力を使っている。

・そもそもフォントが気にならないのであればメイリオでしか表示されないことに不満を感じることはなかったし、気遣いでフォントまで選んだのに…とそれを無碍にされて怒りを感じることもなかった。

・例えばだけど、チョコレートが明記するレベルではないというだけで若干人体に有害な食品だったとしよう。それを知っている研究者よりも、知らない人間のほうがチョコレートを楽しめるのではないかと思う。

・「知っている」ことは必ずしも得ばかりではないよなと、時々感じる。

・で、知っているからって得意げに他人に教えて、新しい不自由を与えてしまうのは、いくら悪気が無くてもよくはないよなと思う。

・なにはともあれ、私はもうフォントが気になる呪いが死ぬまで解けないし、知ってしまったことを忘れることはできず、気になるものを気にしないようにするのは無理なので、わたしはこのStylusに感謝しかない。ありがとう、これを作ってくれた人。

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