【インフルエンサーを信じるな】インデックス信者にうんざり

信じるものは騙される
信者と書いて儲かる

さて、インデックスの投資信託を買って寝ていればいいというようなインフルエンサーは以前から存在したが新NISAをきっかけに最近勢いを増している。
ポイントおおむね以下の3つだ

①最も重要なことは買って持ち続ける(売らない/解約しない)
②タイミングは基本的にこだわらなくていいが心配なら一括で買わずたとえば毎月積み立てることにより時期を分散する
③コストの安いものを選ぶ

具体的にはアメリカのS&P500やACWI(オールカントリーワールドインデックス・通称オルカン)という”指数”に連動する投資信託を買う。

注意すべき点は、
[1]長期では株価指数は上昇し続けるという”前提”になっていること
[2]何年持つかが必ずしも明確ではないこと

なぜなのか。

期限が決まっていなければ20年低迷しようが30年低迷しようが過去の実績で上がり続けているという事実がインデックス投資が正解と主張する連中の根拠だからだ。

一方明確なリスクは2つある

(1)株価が暴落するもしくは長期に停滞する
(2)為替リスク(為替ヘッジありにすれば為替によるリスクは抑えられるがリターンは小さくなる)

皮肉にも日本人がS&Pやオルカンに投資すればするほど円安の進行に貢献する(最大の原因は日銀だが)

ただし明確ではないリスクが実際には存在する。

確かに使う予定のない銀行預金であればいくらか投資信託に突っ込んでも問題ないだろう

しかしわずか数%~せいぜい十数%のために投資する価値があるのか非常に疑問がある。

1000万円を投資するとして7%なら70万円、14%なら140万円

もしあなたが1000万円あったらこんな小銭のためにリスクを背負うべきではない

私なら年収を1000万円増やすことに1000万円を使う。

それが合理的だからだ。

アメリカのしょうもない企業とくだらない証券会社に素人がお金をつぎ込んでリターンをもらおうとしてもカモにされるだけだ。

そして投資のストレスは想像を絶する。投資で精神を病む人も少なくない。はっきり言って投資のために健康を失ったら元も子もない。

(2)の為替リスクもあまく見てはいけない。
2011年10月28日には仲値ベースでドル円は1ドル75.9円だ。
ざっくり今の半額だ。

これは株価がたとえ20%上昇しても円建てだと40%目減りする計算になる。

今極端な日米金利差により148円という水準だがこれをとても維持できるとは思えない。

米国は高インフレが続いておりドルの価値は実質的にめちゃくちゃ下がっている。さらに今年はFRBの利下げが予定されており円安ドル高トレンドは終了する可能性が高い。

物価差を考えると1ドル=60円でもおかしくない。

はっきり言ってNISAの枠なんか埋める必要はないし預金の方が安全だ。
何より米株に資産が左右されるのがそんなにいいことなのか?

もしそれでも買って放置をやるなら全損も覚悟すべきだ。

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