ネオ縄文
今回はコンセプトの「縄文人を目指す狩人」について。
我々の祖先である縄文人が暮らした太古から続く日本列島の自然の豊かさ、そしてその自然と共生する縄文の文化と精神を尊ぶ。
今なぜ縄文?
昨今、SDGsが叫ばれて久しい。
(これにまつわる胡散臭い利権とグローバリズムの話はまた改めて)
日本では少子高齢化などによる人口減少が問題だが世界的には2022年に人口は80億人を突破、30年後には100億人を超えると言われておりサステナブル(持続可能)な暮らしに注目が集まってる。
いや待てよ。自然の豊かさを守る持続可能な暮らし?
格差や紛争のない平和な社会?
それってまんま縄文時代の暮らしじゃね?
そう、この日本列島には世界的にも珍しい1万7000年前から紀元前数世紀頃までに及ぶ1万年以上もの間なぜか争いごともなかった
「自然と共存した縄文人」
がいたではないか!
さて、その稀有な縄文人達はどんな暮らしをしてたのでしょう?
縄文人の食べもの
昔の教科書なんかで原始的なイメージがある人も多いかもしれないが、最新の研究により縄文人は採集以外にも栗の木を植えたり豆類やエゴマ、ソバ、麻、ヒョウタンに根茎植物(サトイモetc..)に始まり
陸稲(熱帯ジャポニカ米)を含む穀類まで幅広く栽培していたことが分かっている。
縄文時代の狩猟
旧石器時代に打製石器でナウマンゾウを追いかけてたギャートルズ的な時から大きく変化。(気候変動により大型哺乳類は絶滅)
弓矢の登場によりシカやイノシシなどの中・小型(ノウサギ等)の哺乳類を猟犬を使って追い込み、落とし穴(わな)でも捕獲するスタイルへ。
(巻狩りの原型は縄文ではないかと私は思う)
捕った獲物の肉は食べ、骨や角は加工して道具に、皮は防寒具や靴に。
自然の恵みを余すとこなく使い切る循環型の豊かな生活。
牧畜はなかったとされているが60種類以上の動物を食べていたと分かっておりイノシシに至っては食用として飼育してた形跡も残されている。
私の勝手な妄想ではウリ坊が罠で獲れた時かなんかに
「どうする?ちっせぇな…持って帰るか」
「おっきくして(育てて)食うか!」
みたいなノリがあったんじゃないかって想像してます笑
そして漁撈では交易にも使われた丸木舟(これがまた浪漫なんや…)に乗って海へ。
動物達の骨で作った釣り針や鹿の角から作られた刺突具を使い
マグロや鯛、カツオやハマグリなど今と変わらない豊富な魚介類を食べていた。
(フグの毒抜きも既に知っていたという)
あ、世界最古で出土してることでも有名な調理や貯蔵、祭祀にも使われた縄文土器のことも忘れてはいけない笑
穀物をおかゆにしたり木の実で縄文クッキーを焼いて獣肉や卵を混ぜハンバーグに。保存食となる燻製も作っていた。
春は山菜、夏は魚介、秋は木の実に冬は獣肉と旬のものを頂く豊かな食生活。
季節に合わせる=自然に任せるということ。
縄文人を知れば知るほど彼らの暮らしは自然にも人的にも負荷が少ない。
所有ではなく共存
土地や資源に対する所有がないから格差が生まれず、争いも生まれなかった。
だから1万年以上もの間平和が続いたんだろう。
永いその間にも気候変動は訪れ、あまつさえ鬼界カルデラの大噴火まであったと言うのに。
「縄文時代における暴力での死亡率は僅か1.8%」
(参考URL:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id383.html)
自然とは
生きる為に必要な恵みの全て。
尊ぶと同時に畏怖する存在でもあるが、人間もその自然の一部でありそれは繋がって循環している。
そんな縄文のアニミズム…だなんてカテゴライズさえ陳腐に聴こえるほど至極当たり前でシンプルな精神を、資本主義の檻の中で生きてる我々は忘れてはいないだろうか。
我々は今こそ彼らから学ぶべきではないだろうか?
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