見出し画像

NHKの契約ウーマンが来た話。【その3】

《前回の続き》

思ったよりも書くことが多くなり、
【その3】にまで突入してしまい、
筆者が一番びっくりしている。
事の顛末は大体書いたので、この回で締めようと思う。

1時間もドアの外で粘った契約ウーマンを
何とか追い返した後、
困った時のネットサーフィンなので
「NHK 受信料」と検索した。

やはり「受信料を払いたくない」
と思っている人は多い。
ネットに載っている撃退法は、
代表的である「テレビが無い」から、
「立花孝志さんに相談します」という
目から鱗なものまで、様々だった。

実際、私の周りの人がどう考え、
どう行動しているかは分からない。
勿論義務で受信料を払う人もいるだろうし、
私と違い、頑として契約しないと強く出る人もいるだろう。
仲良くなるきっかけとして、
月曜日、部署の先輩にこっそり
聞いてみようと思う(キチンと払っている方がいたらアレなので)。

新卒として働き始めた1週間と、
今日のこの白昼の襲撃で、思ったことがある。

学生時代は、学生というだけで身分や安全が担保されている。
何かあったら保護者に相談し、その分出来ないことや面倒なこともあるかもしれないが、
それは社会にとって、学生は「お客様」だからだ。
お金を払って学校に通う。学生にとっては、アルバイトも勉強のうちの1つである。
会社にも学生アルバイトさんが多くいるが、
責任が問われる仕事は一切任されない。

4月。
私は社会人になった。
紛れもなく、社会に立ち、また社会を支える一員なのだ。
自分が汗水流して得た自分の財産を、
つまり自分を、
自分で守らなくてはならない。
そこには、これまで100%味方だった、頼もしい両親の姿は無かった。
時には嘘も必要で、誰かに嫌なことを言わなくてはならなくなるのだろう。
会社では、まだ新人だから
甘やかされてるだけなのだな、
とここ2、3日で思うことが多々ある。

いろいろ自分でやらないと、
と感じてはいたつもりだけど、
これからもまだまだ悩みが出てくるし、
自分の弱さを実感することになるんだろーな…

と、せめてもの暖かい布団の中で考えている。

自分の弱さを見つめ直すきっかけが、
NHK契約ウーマンというのが、何とも言えず渋い。
社会人最初の休日がこれか〜
というのも、また渋い。

まぁ社会人として必要な心構えであったり、
(そんな大それたことなのかは疑問だが)
自分で自分を守る怖さだったりを
ようやくこの甘ちゃんだった私も
痛感したのであれば。

それもまた人生勉強だ。

それなら、この渋みも納得しよう。

念の為、あの時咄嗟に録ったボイスレコードは、消さずに残しておくことにする。

最後に。
佐〇急便のおじさんは、きっちり時間を守って、12時5分にいらっしゃいました。

#NHK #受信料 #エッセイ #新社会人 #日記



日々の思うことを綴ります。エッセイ大好き&多めです!