INTJは個人起業するべきか?凡人INTJの生存戦略

INTJは個人起業が向いているっていう論がある。その論自体は正しいと思う。じゃあ、個人起業が最適解かっていうとそれは人によると思う。なぜなら、「よし、じゃあ個人起業しよう!」ってやってうまくやれる人ってのはINTJの中でも強者の側だと思うから。

ネットとか見ているとこういった強者INTJの主張が目立つ。一方、「いや~個人起業とか無理っす」という凡人INTJは埋もれている気がする。なので、凡人代表としてちょっと主張してみるかってことで書いてみる。

とは言え、INTJは相対的に賢く、自律思考できるタイプなので個人起業する気力や能力がある人はしたら良いよとは思う。かつ、強者INTJはきっと俺より賢いので諸々考えた上で個人起業すると良いって言っている気もするので、俺のような凡人の声に耳傾けるより、より賢い人間の主張に耳傾けた方がマシな気はする。

個人起業すればINTJの強み活かせるの?また、悩みは解決するの?

凡人サラリーマンしている自称INTJの俺としてはこれ思ってしまうのよな。

INTJは集団行動苦手、無駄・非効率が嫌い。だから、普通の会社ではこういったことから避けられずストレスが溜まる。でも、個人起業すればINTJの強みである自律思考を活かして、短所を長所に変えられる。

こんなのが主な理屈だけど、俺は本当か?って思う。確かに個人起業すれば今努めている会社の無駄なルールとか会社員同士の同調圧力からは解放されるかもしれない。でも、個人起業したら今度は国家のルールとか市場の同調圧力に拘束されるだけじゃねえの?って俺は思っている。

俺も個人起業してみようかなって考えてみたことはある。でも、ちょっと勉強しただけで、「マーケットイン」って言葉を知る。「顧客のニーズに沿うことで売れるものを作る」って考えだけど、これって上司が顧客になっただけやんって思う。じゃあプロダクトアウト(作りたいものを作り販売する)でいくかっていうと、「作りたいものは売れるもの」になり結局同じ。

俺の場合、世の中で売れているものに価値を感じるってものってほぼないのよな。そんなものを欲しがる連中ははっきり言って馬鹿だし無能だと思っている。だから、上司の代わりが顧客になったところで馬鹿と無能の意向に沿わなきゃならないってのは変わらない。逆に意味があると感じるものはそれこそエッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちが売っている商品だよ。でも、それらの仕事は大変そうだし給料低そうだしで自分がやりたいとは思わない。だったら、ぬくぬくサラリーマンやるなり生活保護貰うなりの方が良いわって思う。

また、個人起業したらルール無法で何やっていいってわけじゃない。寧ろ、ガッチガチに法律学んで論理武装しないと何で訴えられるか分からないし、税金関係は損しかねない。俺からしたら「めんどくせ」。まだ、下らない社内規程に従っているふりする方がマシって思ってしまう。

さらに、自律思考活かせるっていうけど、それって他のタイプと比較した時に自律傾向にあるってだけで、個人起業するような奴らの中に入ったらご自慢の自律思考って皆デフォルト装備だから強みにならなくね?と思う。

なーんか個人起業すればINTJ特有の悩みを解決できるし、才能活かせるっていうのは流石に理想論すぎるよなーって思ってしまうのよね(まあ、INTJは根っこは理想論者なので気持ちは分かるんだが)。

個人起業する目的って何よ?

これも凡人な俺としては思う。

良く聞くのは、「無能な上司や会社の無駄なルールに従うのが苦痛で独立した」とか「お金があれば自由になれると思った」。だから、個人起業したっていうストーリー。まあ、筋は通っていると思うけどその解決策は個人起業じゃなくても良くね?と思う。

サンプル数1だけど、俺の場合を話す。

上司が無能問題に関しては、俺は自分の上司がたとえ無能であっても別に構わない。寧ろ、無能は支配しやすいから傀儡化できて俺の好きにできるからラッキーとすら思う(優秀であればその人の能力を活かしまくって自分は楽できるからラッキー)。

会社のルールが非効率・無駄が多い問題。俺の関係する範囲で俺が楽になるならそのルールを変えようと努力はする。変えられそうになかったら、俺以外にそれら面倒なことを押し付ける(俺はルール変えようって提案したのに、嫌だっていったんだからあなたがやってください理論を多用)。意識高い人の言葉でいう影響の環ってやつ。自分の影響の範囲内においては改善、合理化を目指すけどそれ以外は知らん。好きにしろ。のスタイル。

もちろん俺も、「なんでこんな無能が上司やってんだよ」とか「この規定形骸化して意味ねえじゃねえか」みたいなことは思う。だけどそれは、「何でこんな無能が政治家やってんだ」とか「この憲法、時代や実体に即してないな」と同じ。俺が考えてもしょうがないというか、それをどうにかしようとするコストに対して俺自身のベネフィットが少ない。俺は俺が楽できればそれで良い。無能うんぬんに関しては他から見れば俺の方が無能かもしれないしね(日本人のいう優秀である、素直、従順、熱意などとは真逆だし俺)。

お金がうんぬんに関しては自信がないけど、個人起業したら解決するんか?寧ろ金の問題に関しては個人起業した方が悩みが増えそうだが。持たざる者が必死に金を手に入れようと努力する方がストレス溜まるし、自由が制限されると思うんだけど。俺だったら、個人起業目指すくらいなら金がなくても生きていけるようなメンタルや環境を目指すな(INTJってどうせ無駄遣いしないだろうし、そんな金いらんやろ?)。

INTJの強みに関して強いて言うなら


俺はかなり自分勝手に生きている。こうしていると人から嫌われて、孤立することもあるかもしれない。でもINTJって一人好きじゃん?何の問題がある?俺は一人が好きで、孤高っていうINTJの強みを存分に活かしていると思っている。

INTJの強みを強いて活かすっていうなら、「自律思考」より「人から嫌われることに慣れている」とか「一人が好き(一人が苦痛にならない)」の方だと思っている。この性質なら強者INTJならそれこそ個人起業する時に独力でやっていける耐久力になるし、凡人INTJなら人と違う生き方して後ろ指さされたり、村八分にされても平気って感じで活かせると思う。

またまたサンプル数1だけど、俺は割と自分勝手に好き放題生きているけど案外孤立しない。なんだかんだ、皆同調圧力に苦しんでいるようで俺のように空気読まずに生きている人間に憧れたり、内心いいぞもっとやれって層がいるので、一人にならない(なれない)。だから、好き勝手生きても案外孤立しないよ(俺が割と常識的な人間な可能性はあるけど)。

INTJって案外普通に憧れてるよね

INTJって変人の代表格だけど、それゆえ、本人は普通に憧れていることが多いと思っている。変人て言われることに対して、言うほど変かな?って俺は思っている。それでINFPの人ぽく(偏見)普通になりたいとか、もっと人間らしくなりたいみたいなポエミーなことは思わないけど、変人だと思われないよう擬態した方が良さそうだなとは感じる。

そんな普通に憧れるINTJが個人起業(あんまり普通じゃない)ことやると結構ストレスなんじゃないかなと個人的には思う。もちろん、「俺は普通じゃないから人と違った生き方してやるぜ」って強いINTJは個人起業でもなんでもすればいいと思うけど、人ってそんな簡単に変わらんしね(変わるんならINTJやめて普通に生きろって話)。なので、「俺は非凡人として開き直ってやるぜ」っていう強者ルートとは別に「凡人の中に擬態して慎ましく生きるぜ」って凡人ルートも選択肢としてあってもいいんじゃないかと思うわけです。

凡人ルートについては擬態を楽しめるかどうかが生きやすさにつながるのかなと思っている。この擬態を自分を偽って生きていると思うと生きるのがしんどくなる。でもこれを役を演じていると考えると結構楽しい。

俺の場合、最近はアイドルマスターシャイニーカラーズ(通称シャニマス)にはまっている。その中でストレイライトってユニットが出てくる。そのメンバがー冬優子(INTJ)、あさひ(ENTP)、愛依(ESFP)って子たちなんだけどこの組み合わせがINTJの自我(INTJ)、無意識(ENTP)、潜在意識(ESFP)なんですわ。それで俺はこれらの人格を日々意識的に使い分けているんだけど、心の中で「今から人と話すからあさひ(ENTP)モードにスイッチ」ってやって演じている。そのせいで「○○っす!(あさひの口癖)」て最近いいがち。でも結構楽しい。

凡人ITNJのすすめ(まとめ)

結論を3行で、
・INTJ=個人起業ではない
・個人起業以外にも生き方はある
・INTJの本質的な強みを模索し活かそう
て感じ。

俺は凡人INTJとして、まあ嫌なこともあるけどそれなりに楽しんで生きていると思うよ。根が悲観的だからすぐに「怠い、鬱だ、生きるの無駄」とかいうけど、言葉ほど絶望していないし数値化できるんなら自分は平均より幸福を感じていると思っている(平均値以上効果とか言うな!)。

個人起業できないような凡人INTJでも楽しく生きれると思うから、俺と同じ凡人INTJのみんな頑張っていこうな!
逆に強者INTJのみんなも頑張ってくれ。俺はなんだかんだINTJのような存在が世の中の仕組みをつくってくれれば多少はマシになると思っているので、優秀なINTJの人が俺が生きやすい世の中を作ってくれることを願う。



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