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幸運は、偶然ではなかった

テレビ番組のアンビリーバボーは、ためになるので、時々見ています。
印象に残った話は、以前、アメリカのカリフォルニア海岸沿いを若い女性が車で運転していました。
目の前を横切った動物を避けようと急ハンドルを切ったらコントロールを失い断崖絶壁から、転落して、75mも落ちた。これは、高層ビルの20階から落ちたのと同じです。
転がりながら落ちたので、衝撃がやわらいだので、奇跡的に助かった。
海の上に落ちたが、どんどん浸水してきて、水圧で車の扉が開かないので、運よく、ドライバーがあって、側面のガラスを割って脱出できました。
それからが大変ですよ。波うち際を歩くが、食べ物はないし、水もない。
それに本人は、肩を脱臼し、左手は骨折して使えないし、鎖骨も二本折れ、肋骨も4本折れて、片肺に穴があいて、気胸になったんですね。
空気がもれて、肺がしぼんでしまう。私も気胸になった経験があるが、息が苦しくて、早く病院に行きたくなりました。
携帯電話も食料もなんにもない。かろうじて、車が岸に打ち上げられましたが、落下した時の衝撃で、車は大破していました。
時が経つにつれ、真夏の炎天下で、身体が脱水症状をおこしている。
早く水をということで、海水を飲むわけには、いかないですから、こけ草から滴る水滴を発見。手ですくって口にあてるが口を濡らす程度、全然水がたらない。
付近を探して、L字型のホースを見つけて、こけの下にあてて、水をためて、飲みました。
それから、自然災害の救助のボランティアの経験があったから、見つけやすいように、車のそばを離れずにいました。
一方、彼女の姉が、心配して、捜索依頼をするが、一週間経つても、警察は、見つけられなかった。
助かる見込みは、0%といわれていたが、本人の生きて帰るという強い意志が、それからの幸運を引き寄せたんですね。
偶然、若い夫婦が、近くで、キャンプをしてて、釣りのポイントを探したいと、崖を降りてみたいと打ち合わせ、ロープで崖から降りて行った。
冒険心からやった偶然で、大破した車を見つけて、死にかけている本人を見つけたんですね。
おかげで、病院で今は元気にしています。
人生の多くは、偶然ですが、自ら行動することによって、それを必然に変えることは可能なのです。

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