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#73 ルールを"作る側"になってみよう【一笑門 マガジン】

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。

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おはようございます。伊志嶺海です。

今日はルールについてのお話です。

世の中にはたくさんの「ルール」があります。

1番分かりやすいのはスポーツですよね。

サッカーでは手を使ってはいけないですし、バスケットボールを1チーム10人で臨んではいけません。

他にも社会を生きていく上で守る必要があるルールが法律です。

世の中はこうしたルールが組み合わさり、それを守る人がいて成り立っています。

しかし、「このルールってなんであるの?意味あるの?」と思ったことはありませんか?

例えば企業に勤めている方で、存在意義が分からない社内ルールがあるという方もいるのではないでしょうか。

ルールというのは、守る側よりも"作る側"の方が優位性があるものです。

以前にノルディック複合で、日本人選手が前半のジャンプでリードし、後半のクロスカントリーで逃げ切ることで勝利をしたことがあります。

すると、日本人の得意なジャンプの点数の比重を下げ、北欧諸国が強いクロスカントリーの比重を上げるというルール改正が実施されてしまったのです。

このことが「日本つぶしだ!」と議論が巻き起こりました。

ルールを作る際は、当然それを守る人達の公平性を考えて策定していくのが普通です。

しかし、ルールというのは少なからず作る側にメリットがあるように作られるものです。

このようにいうと、ルールを作る人が自分勝手で悪者のような印象を受けたかもしれませんが、僕がお伝えしたいのはそのような意図ではございません。

例えば会社で、毎週金曜の夕方に上司に今週の活動報告を提出するというルールがあるとします。

一部の社員は「なんでこんなめんどくさいルールがあるんだ・・・」「ほんとうに意味があるのか・・・」と思うかもしれません。

しかしこれを上司が見ることで、組織の活動状況が見えやすくなり、次週の活動の仕方に反映させることができるようになります。

ひとりひとりに状況を聞いて回ろうとすると、時間もかかり人によって聞く内容が異なったりもするので、正確な状況がまとまりにくいです。

活動報告を提出するというルールを上司が策定することで、上司は自分の負荷が軽減されるというメリットを享受できるわけです。

そして、上司がスムーズに組織の状況を把握できると、より良い組織作りがしやすくなり、結果としてメンバーにもメリットがあるということです。(上司の素質にもよりますが)

学校生活や会社でも、何かしらルールを作るという場面があるかと思います。そのような場面では、ぜひルールを守る側で止まるのではなく、ルールを作る側になることを目指してみましょう。

ゲームメーカーになることで、周りから縛られることが少なくなり、自分の裁量で動くことができやすくなります。

人はそれぞれの立場であらゆるルールを守りながら生きていますが、もし今のルールに不満があったりする場合は、ルール作りから参加するにはどうすれば良いのかを考えてみると、道が開けるかもしれません。

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