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あなたの普段の思考モードは4つのうちどれかな?|牧師・検察官・政治家・科学者

人は4つの思考モードで動いているという。それが牧師・検察官・政治家・科学者であると。

「THINK AGAIN」という本で登場する職業たちだ。この本は去年発売された本なのでまだ知らない方が多いかもしれない

なのでこちらの作品の方が知っている方は多いかもしれない。
アダム・グラントが著者の「GIVE & TAKE」である。2014年の作品。

こちらの本の方を知っている方の方が良いかもしれない。
こんな内容であった。

世の中にはGIVER,TAKER,MATCHERの3種類いて最も失敗するのがGIVERであり、最も成功するのもGIVERであるという内容だ。つまりGIVERには2種類いる。

GIVE & TAKEより内容を要約

さて、話「THIKNK AGAIN」に話を戻しましょう。

本書の主張は「再考」せよ

本書では、再考の重要性を良く説いている。人は信念を持つとどうしても他の意見を耳に傾けずにそれに固執しがちであるようだ。

そうではなく、もっと人の言うことに耳を傾けて、自分の持っている考え方にブラッシュアップしていくべきなのだ。

特に、以前よりも変化スピードが速くなった昨今では特にである。

最初に選択した答えが意外に合ってるのウソ

よくテストでは、答案を迷って回答したものがあると思う。一通り回答した後に、その解答を直すかそのままにするか迷うとこである。

そこでよく出てくる考え方が、「直観が意外に正しい」である。
これはよく知っている方が多いので自分の直観を信じてなんか違うかもしれないけど、「いかんいかん、これはワナだ。自分の直観を信じよう」と回答を直さない人が多い。

自分も直さないひとりです。

しかし、実際は再考した方が回答が合う実験結果が出ているということだ。

「再考しない」は楽する考え方

一度決めたことを変えないのは信念と思われるけど、それは違う。
実は省エネと楽を同時にしているのだという。

一度決めたことを変えないのは、それに従って進めばよいわけで。つまり、思考停止で進めばよいだけで、頭を回転させないだけ楽なのである。

一方再考することは、一度決めたことを自己批判することになるので、エネルギーを使うし、自分を批判するから嫌な気分になる。しかし得られるものも大きく新たな気づきになる。

4つの考え方職業(その職業を批判しているわけではない)

本書4つの思考パターンを職業で表している。

まず、牧師。自分が見つけた正しい考え方を、幅広く他の人たちに説くモードである。

次に、検察官。直も自分の持つ答えが正しいと信じ、他の考え方と比較してその誤っている点を指摘し主張するモード。

そして、政治家。更に自分の考え方の支持をために、キャンペーン活動をして支持者を集めるモード。である。

この3者は、自分の信念を確固たるものとしている。

これらと対するのは、科学者。自分の導き出した答えが常に正しいか間違っているかを考え、仮説を立て検証を繰り返すモードである。

本書では、牧師、検察官、政治家モードで行動している人があまりに多いので、科学者モードで行きましょうと説いている

科学者モードは万能ではない

しかし、科学者モードになっていれば良いかといえばそんなことはない。
科学者モードは自分の意見を常に疑っている。
つまり自信がないのだ。科学者モードだけでいると自己肯定感はどんどん下がっていき、鬱になってしまうかもしれない。

4つのモードの制御が大事

牧師・検察官・政治家モードが必要なのである。例えば科学者モードで自分の考えを見つけたとする。その考えを強化するには、牧師・検察官・政治家モードが必要だ。

例えば、この教えを説く「THINK AGAIN」の執筆と販売がそうだ。
本の中では牧師モードで再考することの重要性を説き、検察官モードで再考しない直観重視の考え方の弱点を突き、再考することの有用性を説く。
政治家モードで、本書を多くの人たちにリーチするように、神書籍だけでなく電子媒体やオーディオブックにもして、宣伝もしっかりする。

のようなことだ。

なので、科学者モードの先には、牧師・検査官・政治家モードが必ずやってきて、絶妙なタイミングで科学者モードに戻る必要があるのだ。

信念をもって考え方を変える|現代の生き方

リーダーや指導者は、一度決めたことは変えずに突き進むことが美徳とされた。しかし、今は、どんどんやり方を変える。

「また上のいうことが変わったよ。下が付いていけないよ。」という声が聞こえてきそうである。

ただ、実際今成功している団体・企業は、考え方をどんどん変えて発展してきている。

たとえば、社会貢献をするという信念をもっているなら、その手段はいろいろあるので最も効果の高い方法を模索して進むのもありなのだ。

自分はやり切れる自信があるという強い自信を持ちつつ、実際はどんどんやり方を試し試行錯誤、時には迷走迷走。とはいえ最後はなんとかかんとか目的地にたどり着く。こんな生き方が将来成功するであろうと考える。

成功とは、人がうらやむ生活ではなくて、充実した人生を指している。
人生山あり谷ありが結局一番充実するのだ。お金や名声はあの世に持ってはいけないのだ。

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