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【給油で違うの入れちゃった!】の対処法|案外なんとかなるかも|原理を知ることは大切ですね

自動車に入れる燃料の種類。一般に3つが知られている。
・ハイオク
・レギュラー
・軽油

ガソリン車には、レギュラーガソリン(ハイオク指定の車にはハイオク)、ディーゼル車には軽油を入れることが決まっている。

ところが、たまに間違えて入れてしまう事例が発生する。
JAFにはこの間違いに対し、以下のように書かれていた。

☆レギュラー・ハイオク車両に軽油、または軽油車(ディーゼル車)にハイオク・レギュラーを入れた場合 ➡ 
エンジンを始動しないでください。
電源もONにしないでください。
整備工場で抜き替えが必要です。


☆ハイオク車両にレギュラーガソリンを入れた場合 ➡
急加速など、高負荷を避けた運転を行ってください。

☆レギュラー車両にハイオクガソリンを入れた場合 ➡
基本的に問題ありません

引用:JAFより

全国のドライバーみんなの心強い味方のJAF。きっと正しいことが書いてあるはずである。上記の引用のあとに、JAFを呼んで適切な対応の旨も書かれていた。ただ、私としては少し疑問が残ったのである。

・ガソリン車に軽油入れたら実際どうなるの?
・軽油車両(ディーゼル車)にガソリンを入れた場合が書いてないけど大丈夫なの?

これらについて掘り下げて書いてみたいと思います。

まずは、エンジンの仕組みについて簡単に解説

本題に入る前に、エンジンが動く原理について簡単に把握しておくと理解がスムーズにいくと思う。

エンジンは、ピストン運動で行われていて、シリンダの中では吸入➡圧縮➡燃焼➡排気➡・・・の4つの動作が繰り返されています。

とりわけ、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでは、吸入と燃焼のところで違いがあります。

ガソリンエンジン:空気とガソリンの混合気に点火プラグで点火

ガソリンは、とても燃えやすい性質を持っています。よって空気と混ざりやすいので、シリンダの中で「空気とガソリンの混合気」をいっしょに圧縮し、点火プラグで点火したときに燃焼されます。

弱い圧縮比でも点火さえすれば燃えるので燃焼を完全にコントロールすることができます。

ディーゼルエンジン(軽油):圧縮した空気に軽油を発射し爆発させる

引用:WKIPEDIAより

一方ディーゼルエンジンの方の軽油は、ガソリンほど燃えやすくはありません。相当高温にならないとうまく燃えてくれないのです。そこでシリンダの中で「空気のみ」を圧縮し、高温状態にします。そこに燃料噴射器で軽油を注入することで爆発が起きます。

とにかく高い圧縮が必要で、爆発もシリンダの中の全体で起こるので燃焼をコントロールすることはできません

これらのことから、ガソリンエンジンは穏やかに燃焼➡静か。ディーゼルエンジンは高圧縮からの爆発➡うるさい。の構図ができあがります。

【実際どうなる?】ガソリン車に軽油を入れるた場合|途中で気づけば割と大丈夫かも

さて、実際ガソリン車に軽油を入れたらどうなるでしょうか。燃えやすいガソリンの中に燃えにくい軽油が混ざるわけです。となると、圧縮される混合気の中にガソリンが減ることになるので、燃焼がしづらくなると考えられます。

実際、混合気のガソリン70%・軽油30%までであれば、出力が落ちた?と感じながらもなんとか動くようです。軽油10%程度であれば、違いが判らないそうです。

具体的には、タンクの総量が、50リットルとしたとき、10%なら5リットル、30%なら15リットルくらいです。5~15リットルであれば、給油途中に気づいて抜けば15リットル以内に収まるのではないでしょうか。

こまめに給油される方なら、1回分の給油量かもしれませんね。

次の給油を早くして、軽油を薄めていけば問題なさそうです。
とはいえ間違えないのが一番良いです

【実際どうなる?】軽油車にガソリンを入れた場合|車がぶっ壊れるから絶対ダメ

では、次にJAFでは書かれていないことで、軽油車にガソリンを入れた場合について考察します。

軽油車は、燃えにくい軽油を高圧縮され高温になった空気の中に噴射することで爆発させるでしたね。そこに、ただでさえ燃えやすいガソリンも一緒に吹きかけるわけです。

つまり、シリンダの中では爆発どころか、大爆発が起きるわけです。つまり、エンジンが耐負荷強度を超えて、ぶっ壊れる可能性が大きいです。

このことから、軽油を間違えて入れるより、ガソリンを間違える方がヤバいということです。

そもそも、なぜJAFのページにディーゼル車のことが書かれていないのでしょうか。もしかしたら、軽油で走る乗用車が少ないからかもしれません。
近年ではクリーンディーゼル車として復活してきているので、是非とも言及してほしいと思いました。

まとめ:ガソリン車に軽油を入れるのと、軽油車(ディーゼル車)にガソリンを入れるのとでは処置が異なるから覚えておこう

今日は、ガソリン車に軽油を間違って入れたらどうなるのか、はたまた逆に軽油車にガソリンを入れたらを解説しました。

軽油を間違って入れたときは少量ではOK。ガソリンを間違って入れたときは超ヤバイということが新たな気づきです。

ただ軽油を間違って入れたときはクルマにとってみれば異物が入ってきているので明らかに悪いことです。日ごろから間違えないように気を付けていきたいですね。

ちなみに、軽自動車だからと言って軽油を入れないように!意外と多い事例だそうです。

#3行日記  : どうしても1時間半から2時間かかる記事作成

もはや習慣になっているので、どうしようもないですがこんな誤字脱字のある記事でも毎回1~2時間かかっています。それでも、誤字脱字は相変わらずしますが、量を書くと、誤字脱字率も減ってるような感覚があります。

量をとるか、質をとるかの問題がありますが、要は考えながら継続すること。そのうえで量に重きを置くか、質の方にするかを試行錯誤が大事ではないでしょうか。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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