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[雑記]初プロット

今日はあたらしい物語を書くための下準備の日。

今までプロットは書いたことがなかったが、先日、児童文学作家の先生に指摘をもらった部分を踏まえると、プロット不足を痛感したので、今後はプロット書いてから書き進めようと思う。

正直、プロットが一番苦手だ。
書き始めて、書いているときは楽しいが(今までは人物や場面を考えながら書きすすめる同時並行型だった)、世界を構築するのにうんうん悩んで進まない感じが苦手なのだ。

名前をひとつ決めるのも、季節ひとつ決めるのも、苦手。
名前なんて読者の好きに補完してもらって構わないとさえ思う。
(おいおいそうじゃねえだろ、ということは重々解ってます)
 
神様ってこういうことを一つひとつ意味があるように決めていかなきゃならなくて大変だなと思う。
書かない部分も決めるのがさらに大変。
 

よく自分のキャラクターを「うちの子」という人がいるが、すごいなと思う。それだけ愛を詰め込んだキャラクターを作り上げるのはわたしにはなかなかできない。

自分の場合は、生み出したキャラクターは物語が終わると遠い惑星の彼方に葬られて、二度と出てこない。物語の終わりが彼らの終わりで(別にデッドエンドではないけれど)、彼らともう一度向き合うと思うと、わたし自身がしんどいのだ。

でもこういう使い捨てのようなキャラクターばかり生み出しては、ティッシュにくるんで捨てるようじゃあ、なんてひどい神様だと思いなおした。

神様のエゴとは切り離れて生きていく自由なキャラクターが必要だ。

それにシリーズものとかになってしまったら、否が応でも特定のキャラクターと向き合っていかなければならない。
キャラクターを愛してくれる読者がいるのだとしたら、キャラクターが独り歩きしてグッズなんかになろうものなら。。

いささか話が宇宙規模で飛躍しすぎたが、まあ、そういうことだ。


そういうわけで、キャラクターに名前を与え、生活圏をつくり、家族と友達と恋人をつくり、キャラクター同士を出会わせ、ちょっとした事件を起こしてみたりしている。

世界と人物が出来たら、5W1Hを設定し、章立てをし、起承転結の枠組みに組み込んで、文量のバランスをみたり、テーマに対しての全体のボリュームをみたりしている。

プロットの作り方を勉強したわけではないので、自分なりのやり方だが、これさえやれれば、書いた後に物語の破綻に気づいて書き直すこともないし、キャラの性格もぶれないし、書いているうちに書きたいことが増えてテーマが増えていかないしで、いいことずくめだといこともわかった。

頭ではわかっていたけれど、実際にやってみるの、本当に大事。


というわけで、どこに出すでもない書きたい物語がもうすぐ芽を出す。


楽しみである。

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